無料のソフトウェアで全社的に業務効率向上  Nextcloudで利用可能な施設予約システム『Reserve Room』 2021年11月24日より無償公開

オープンソースソフトウェア ※1(以下、OSS)に特化したIT企業である株式会社デージーネット(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:恒川 裕康)は、Nextcloudで利用可能なプラグイン・アプリとして、施設予約システム『Reserve Room(リザーブルーム)』を2021年11月24日より無償公開します。このプラグインを利用することで、会議室や社用車などの社用設備の予約管理を行うことができるようになります。

Reserve Room(リザーブルーム)イメージ図

情報の可視化と業務効率向上

近年、業務効率化への取り組みの一つとして注目されているのが、情報共有に関する部分です。スケジュール管理や施設予約などの情報共有に関する部分を、デジタル技術を用いることで、情報の可視化と統合を行うことができるようになります。これにより、スムーズな情報共有が可能となり、業務効率を向上することができます。

施設予約システム『Reserve Room』を無償公開

今回デージーネットは、情報共有の業務効率化にOSSを用いて貢献するため、Nextcloud ※2のプラグイン・アプリ ※3として施設予約システム『Reserve Room』を開発しました。
『Reserve Room』では、会議室や社用車などの社用設備予約と管理を行うことができます。非常にシンプルな作りとなっており、初めて利用する場合でも直感的に操作できるようになっています。

デージーネットは、施設予約システム『Reserve Room』を2021年11月24日より以下のURLで無償公開します。
https://github.com/designet-inc/reserveroom

『Reserve Room』のメリット

  1. ユーザライセンス不要で全社的に導入できる
    『Reserve Room』はOSSですので、ユーザライセンスが不要です。そのため、社員数に関わらず、無料で利用することができ、手軽に全社に導入することが可能です。
  1. 利用可能な社用設備を一元管理できる
    『Reserve Room』では、予約可能な社用設備を管理者ユーザが自由に変更できます。そのため、社用車など新たな社用設備が増えた場合でも、WEBインタフェースから簡単に予約フォームを追加することが可能です。これにより、全社的に利用可能な社用設備を『Reserve Room』を用いて一元管理することができます。
  1. 施設予約状況が一目でわかる
    予約状況はビジュアル表示されるため、どの会議室が空いているか、何時頃が埋まっているかなど一目で把握することができます。
    また、自分の予約と他者の予約では色が異なるため、自分がどこを予約したのかも一目で分かります。
  1. 自分の予定と他者の予定を共有できる
    施設の予約状況は、他のユーザにも共有されるため、全社的に予定を共有することが可能です。また、予約箇所にカーソルを合わせることで、予約の詳細を閲覧することもできます。
    そのため、施設予約時に詳細を登録しておくことで、「何の打ち合わせなのか」「どこへ出張しているのか」等スケジュールの共有にも使用することができます。

今後の展望

今後は、DXへ取り組むためのITツールとしてNextcloudを「グループウェア」として利用できるようにしていきたいと考えています。
グループウェアに含まれる代表的な機能としては、スケジュール管理や文書管理、会議室予約などの情報共有に関するものや、メールやチャットなどコミュニケーションに関するものが挙げられます。

しかし、現在Nextcloudのプラグイン・アプリとして提供されているメール機能については日本語表記についての課題があります。
今後は、Nextcloudにおける日本語表記の課題を解決し、今回開発した『Reserve Room』と合わせて、日本人ユーザにも快適にNextcloudを「グループウェア」として利用していただけるよう取り組んでいきます。

参考 URL

・Nextcloud~オンラインストレージ~
https://www.designet.co.jp/ossinfo/nextcloud/

用語注釈

(※1) オープンソースソフトウェア
オープンソースソフトウェア(略称:OSS)とは、無償で利用でき、ソースコードが公開されているソフトウェアのことです。

(※2) Nextcloud
Nextcloudとは、DropboxやGoogle Driveのようなオンラインストレージを構築できるOSSです。Nextcloudはオンプレミスやクラウドどちらでも構築が可能で、オンプレミスで構築した場合、組織のポリシーに従って運用することができます。またNextcloudをクラウドで構築した場合には、外出先やリモートワークで使う場合でも利用ができ、組織外の人ともファイルを共有することができます。

(※3) プラグイン・アプリ
Nextcloudには、機能を追加することのできる「プラグイン・アプリ」というものがあります。
「プラグイン・アプリ」には、SSO & SAML authenticationのような認証機能を強化するものから、ウィルス検査やグループ共有フォルダのようなドキュメントの管理機能をさらに強化するものもあります。

デージーネットのサービス

Nextcloudはオープンソースソフトウェアのため、無料で入手できます。さらに、今回デージーネットが公開するNextcloudのプラグイン・アプリ『Reserve Room』も無料で公開されているため、Nextcloudを構築し『Reserve Room』をインストールすることで完全に無料で利用することが可能です。しかし、自社でインストールしたり、構築を行うことが不安な企業もあります。

  1. システムの構築
    デージーネットでは、Nextcloudのインストールや構築が不安な企業向けに、構築サービスも提供しています。デージーネットで利用しているOSSは多岐にわたり、お客様に合ったOSSでシステム構築を行うことが可能です。
  1. 導入後支援サービス
    デージーネットでシステムを構築した場合、Open Smart Assistanceという導入後サポートを提供しています。継続してシステム管理のサポートを行うサービスで、以下のようなサポートがあります。

・Q&A(インストールしたOSSやソフトウェアの利用方法に関してのご質問にお答えします。)
・セキュリティ情報提供
・点検とチューニング
・障害調査、障害回避
・障害時オンサイト対応
・障害時システム再構築
・運用サービス
・ソフトウェアのアップデート

会社概要

会社名: 株式会社デージーネット
代表者: 代表取締役 恒川 裕康
本社 : 〒465-0025 愛知県名古屋市名東区上社四丁目39-1
資本金: 4,000万円
URL  : https://www.designet.co.jp/

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