佐賀市 シティプロモーション第6弾を公開 タイトル「佐賀人がひた隠す幻の魚」
佐賀市は、日本では有明海湾奥部にのみ生息する幻の魚「えつ」の存在を全国に知らしめるべく、「佐賀人がひた隠す幻の魚」を公開しました。
希少な魚「えつ」は毎年5月~7月の短い期間に漁も行われますが、繊細な魚であるため筑後川河口付近の限定的な地域のみで食されています。
プロモーション動画
タイトル: 「佐賀に幻の魚がいた!」
概要 : 幻の魚を追いかけて市民にインタビューを行うドキュメンタリー番組風の動画。
長さ : 1分35秒
出演者 : 佐賀市長、料理人、漁師、市職員、佐賀市民ほか
放映場所: 佐賀市ホームページ、YouTube(ユーチューブ)など
プロモーションサイト
「幻の魚」について、新聞のスクープ記事風に表現しています。
(1) プロモーション動画
(2) 幻の魚「えつ」の生態について
(3) 幻の魚「えつ」の料理について
(4) 幻の魚「えつ」を食べられるお店について
佐賀市シティプロモーションについて
佐賀市シティプロモーション室では、これまでに5つのプロモーションを実施しました。今回の「佐賀人がひた隠す幻の魚」で第6弾となります。
第1弾 「W・R・S・B」(2015年1月/題材:ワラスボ)
第2弾 「ガタバトル~愛の戦士ムツゴロウvs甲殻の騎士シオマネキ~」
(2015年7月/題材:東よか干潟、ムツゴロウ、シオマネキ)
第3弾 「みえない世界遺産、みえつ。」(2015年7月/題材:三重津海軍所跡)
第4弾 「巨石パワー区ニュース」(2016年3月/題材:巨石パーク)
第5弾 「名刺のりプロジェクト」(2017年2月/題材:佐賀海苔)
第6弾 「佐賀人がひた隠す幻の魚」(2017年5月/題材:えつ)
えつについて
えつはカタクチイワシ科の一種。体長30~40センチ。体は銀白色で金色の輝きを持ち、腹から尾に向かって、ぐっと切れ込んだ姿はナイフの刃を思わせる。
中国や朝鮮半島では東シナ海、黄海などに生息するが、日本での分布は、九州の有明海湾奥部に限られ、5月~8月には産卵のため筑後川の上流に遡上する。
えつ漁について
漁の解禁時期は毎年、5月1日~7月20日。川を横切るように網を張り、上流から下流へと川の流れに乗って網にかかったものを引き上げる「流し刺し網」で捕まえる。
調理方法について
えつ料理には刺身を始め、天ぷら、煮付け、塩焼きなどさまざまな調理の仕方があるが、小骨が多いため、食べやすくするためには「骨切り」が必要で、一尾あたり両面にそれぞれ約150回包丁を入れる。途方もない手間だが、それでなくても、えつは鮮度が落ちると調理の際、破れてしまうほど繊細な魚。その扱いには料理人の長い経験と円熟の技が要求される。
※骨切りは、両面にそれぞれ約150回(料理によってはそれ以上)包丁を入れる
徐福伝説について
秦の始皇帝の命により、不老不死の薬を求めて、蓬莱の島(日本)を目指し、船出した徐福。船20艘を仕立てた数百人の一行は、筑後川下流の佐賀市諸富町に上陸した。
この地域にはいまでも珍しい「片葉の葦」が生息しているが、これは上陸の際、徐福があたりに群生する葦の葉を手で払いながら道を進んだためで、なくなったほうの片葉は、「えつ」に姿を変えたという伝説が残っている。