「しろくまが食べ物に入ってみる」絵本が大うけ 18万部突破のシリーズ最新刊は『にくにくしろくま』

2021-02-09 10:00

株式会社PHP研究所（京都市南区・代表取締役社長瀬津要）は、2021年2月5日に『にくにくしろくま』（柴田ケイコ作・絵/税込1,540円）を発売します。『パンどろぼう』（KADOKAWA）で、2020年のリブロ絵本大賞やTSUTAYAえほん大賞を受賞するなど、いま勢いのある作家の1人である柴田ケイコさんの最新絵本です。本書で7作目となる「しろくま」シリーズの累計発行部数は、18万部を突破しています。

「しろくま」シリーズヒットのきっかけは書店員

柴田ケイコさん自身の「食べ物に入ってみたら」という妄想と、「しろくまはポーズが人間っぽい」という発見から生まれた絵本が、『おいしそうなしろくま』（2017年1月刊）です。初版部数は4000部でしたが、書店員の目にとまったことで注文が増え、2刷では初版を上回る5000部を増刷。書店員の投票で決まるMOE絵本屋さん大賞で4位入賞を果たし、同新人賞2位、リブロ絵本大賞も受賞しました。好評を得てシリーズ化が決まり、続編『あま～いしろくま』以後、おべんとうや野菜、海の幸などをテーマに6作品を刊行。LINEスタンプや文房具も発売されています。

読み聞かせで人気、食育にも効果

2人の子を持つ母でもある著者は、子どもが通う小学校で読み聞かせボランティアをしていました。その経験から、ただ読むだけでなくコミュニケーションが取れる本を、という思いも込めて『おいしそうなしろくま』を描き上げました。教室で読み聞かせると、「きみはなにが好き？」というしろくまの問いかけに応えて好きな食べ物を発表し合ったり、しろくまのひょうきんなポーズに笑ったりと、児童たちに大うけ。また、「子どもの好き嫌いが減った」「食が細かったけれど、食べられる量が増えた」という声も多く寄せられました。著者は、「しろくまシリーズで、食事時間の大切さや、食べ物への意識が高まったら嬉しい」と語っています。

絵本で楽しむ今年の「肉の日」

最新作『にくにくしろくま』は、食いしんぼうのしろくまが、ステーキやからあげ、ぎょうざなど、だいすきなお肉料理に入ってみるお話です。外食や外出の自粛が続くなかで、「どれが食べたい？」「一緒に作ってみようか」などの会話が生まれる本書が、おうち読書を盛り上げます。2月9日「肉の日」の話題にもピッタリの１冊です。

『にくにくしろくま』について

あるひ、ぼくは　おもったんだ。
「だいすきな　おにくりょうりの　なかに　はいってみたら、
どんな　かんじかな？」
そうぞうしただけで、よだれが　でちゃう。（本文より）

「きみは　なにを　まいてみたい？」

「かぞく　みんなで　やきとりに　なってみたよ！」

「たかい　たかい　からあげの　やまに　うもれてみたいな！」

抽選で55名様に！プレゼントキャンペーンも開催

第7弾の発刊を記念して、「しろくま」シリーズプレゼントキャンペーンを開催します。『にくにくしろくま』の帯にある応募券を、郵便はがきに貼ってご応募いただいた方の中から抽選で、合計55名に柴田ケイコさん手製の「しろくま陶器」（A賞5名）または「しろくま文具セット」（B賞50名）のいずれかをプレゼント。応募締切は2021年3 月31日（水）の当日消印有効です。

著者

柴田ケイコ（しばた・けいこ）
イラストレーター。高知県高知市出身在住。奈良芸術短期大学ビジュアル学科卒。
2003年JEANSFACTORY CONTEMPORARYARTAWARD優秀賞入賞。
第10回ノート展準大賞。広告全般、出版物、web用あらゆるジャンルでイラスト制作に活動中。最近では土佐和紙を使用した立体物や、紙もの雑貨にも展開中。
著書に『めがねこ』（手紙社）、『ぽめちゃん』（白泉社）、『ぱぱんがパン！』（アリス館）、『パンどろぼう』（KADOKAWA）、「しろくま」シリーズ（ＰＨＰ研究所）などがある。