“成年年齢の引き下げ”は8割が知っていても 具体的に何が変わるのか?についてはほとんど理解されていないことが判明。 “女性の結婚可能年齢の引き上げ”は7割が知らない!

~エアトリが「成年年齢の引き下げ」に関するアンケート調査を実施~

※本調査を引用する際は【旅行サイト「エアトリ」調べ】とご記載ください。

 株式会社エアトリ(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CFO:柴田 裕亮)の子会社で総合旅行プラットフォーム「エアトリ」(https://www.airtrip.jp/)を運営する株式会社エアトリインターナショナル(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:柴田 裕亮)は、20代~70代の男女1,003名を対象に「成年年齢の引き下げ」に関する調査を実施しました。

調査背景

 昨年、成年年齢を20歳から18歳に引き下げる改正民法法案が可決され、2022年より成年年齢が変わります。そこで、「成年年齢引き下げ」に対する世間の理解度や反応について調査しました。

調査結果概要

調査1:2022年から成年年齢が20歳から18歳に引き下げられることを知っていましたか?

 約8割が「知っていた」と回答。

―「知っていた」が79.1%、「知らなかった」は20.9%となりました。

調査2:成年年齢が18歳になることについてどう思いますか?

 男性と女性で回答結果に大きな差が!

―男性は「賛成」が多数派になった一方で、女性は「反対」が「賛成」を上回りました。

調査3:成年年齢が18歳になることによって18歳から「できること/負うこと」はどれだと思いますか?

 具体的に「できるようになること、変わらないこと」についての理解はまだ深まっていない。

―18歳からできるようになる「養子を迎える」は18.8%しか選ばなかった一方で、まだ議論が交わされている「刑事責任」については79.5%もの人が選びました。

調査4:「少年法」の対象年齢を【18歳未満】に引き下げることについてどう思いますか?

 約3/4が「賛成」!

―「賛成」は74.1%、「反対」は6.6%となりました。

調査5:成年年齢を18歳に引き下げるのと同時に女性が結婚できる年齢は16歳から18歳に引き上がることを知っていましたか?

 約7割が「知らなかった」と回答!

調査6:女性が結婚できる年齢を16歳から18歳に引き上げることについてどう思いますか?

 過半数が「賛成」。

ー「反対」は1割未満の8.5%となりました。

調査結果

調査1:2022年から成年年齢が20歳から18歳に引き下げられることを知っていましたか?

 「知っていた」と回答したのは79.1%となり、多くの人に認知されていることが分かりました。

調査2:成年年齢が18歳になることについてどう思いますか?

 「反対」が22.9%、「賛成」が13ポイント以上高い36.6%となった一方で、最多は「どちらとも言えない」(40.5%)となりました。

 また、性別で分けた場合、男性は「賛成」(41.7%)が多数派になった一方で、女性は「反対」(28.7%)が「賛成」(25.7%)を上回りました。成年年齢の引き下げについては女性の方が不安視していることが窺えました。「賛成」の主な理由は「若者の社会進出を促進する」「諸外国もそうだから」、「反対」は「まだ精神的に幼いと思う」「政治で悪用されそう」といったものでした。

●「賛成」の人の意見

・義務教育を卒業して、一部の人は給料を取っている。大人としての自覚が必要では。(70代・男性)
・高齢化社会になる分、若者が社会活動に参加するのは重要。他国例でも18歳成人は実績がある。(40代・男性)
・日本の若者は海外に比べて自立意識が弱い、親に依存して当たり前という風潮は変えた方が良い。(40代・男性)
・人口減少の時代になって若者の絶対数が減ることは、それだけ若者の意見が反映され難くなることが予想されます。5年毎くらいに成年年齢を引き下げるべきだと思います。(60代・男性)

●「反対」の人の意見

・引き下げの根拠がわからないし、成人としての責任や義務を教育していない社会では無理。(60代・女性)
・毎年の成人式を見れば分かる。身体は大きくなったが、精神面が付いて来ていない。(50代・男性)
・最近の成人は昔より精神年齢が幼くなっているとよく聞くし、進学率が高くなって20歳や22歳で学生も多いのに成年年齢を下げるのは変だと思う。単純に、税金や年金を早くから徴収したいだけだと思う。(50代・女性)
・政治的に無関心な若者が多い中、多数決の原理を悪用されれば、悪意のある法律が成立する怖れがある。(60代・男性)

調査3:成年年齢が18歳になることによって18歳から「できること/負うこと」はどれだと思いますか?

 成年年齢が18歳に引き下げられても飲酒やギャンブルなど、変わらず20歳までできないこともあります。そこで、何が変わって、何が変わらないのかをどのくらいの人がきちんと理解できているかを調べたところ、18歳からできるようになる「養子を迎える」は18.8%の人しか選ばなかった一方で、まだ議論が交わされている「刑事責任」については79.5%もの人が選びました。成年年齢が引き下げになっても20歳までは禁止される「飲酒」「ギャンブル」「喫煙」全てにおいても3割以上の人が選択しており、成年年齢が引き下げられることについては知っていても具体的な内容まで理解できている人は非常に少ないようです。

調査4:「少年法」の対象年齢を【18歳未満】に引き下げることについてどう思いますか?

 約4人に3人は「賛成」と回答しました。理由を聞いたところ、多くの人が犯罪の若年化を感じており、「犯罪を犯した者は年齢に関係なく罰を受けるべき」という意見も多く聞かれました。

●「賛成」の人の意見

・昨年、妻が通学途中に痴漢被害に遭った際、犯人の少年が別の高校通学する高校3年の男子生徒でした。 未成年(18歳)という事で、先方の親からの謝罪も代理人弁護士によるもので、事犯者当人がどの程度の罪の意識があったのか判りませんでした。(40代・男性)
・同じ罪を犯しても少年だから罪が軽いのはおかしいと思う。むしろ若ければ若いだけ長く刑務所に入っていてもらわないと再犯で犠牲者が増える。(40代・女性)

●「反対」の人の意見

・刑罰を科すより、少年法の仕組みで矯正を図る方が公益になるから。(40代・女性)
・平均生存年齢が上がった分、精神成長年齢が伸びていない。(70代・男性)
・罰することが優先し、育てる意識が希薄である。(60代・男性)

調査5:成年年齢を18歳に引き下げるのと同時に女性が結婚できる年齢は16歳から18歳に引き上がることを知っていましたか?

 成年年齢の引き下げについては8割もの人が知っていた一方で、女性の結婚可能年齢が引き上がることについては7割近くの人が「知らなかった」と回答しました。

調査6:女性が結婚できる年齢を16歳から18歳に引き上げることについてどう思いますか?

 過半数が「賛成」と回答。女性は男性よりも「賛成」の割合が高くなりました。「賛成」の人からは「男女で差がある理由が見当たらない」「進学して、社会に出て自分で意思決定できるようになってから結婚を選択すべき」、「反対」の人からは少子化を危惧する声が多く聞かれました。

●「賛成」の人の意見

・成人になって、自分の行動に責任が持てるようになってから結婚すべき。(70代・男性)
・女性だけ16歳とは、男女平等を通り越して、男の欲望でしかない。これだけ、女性も高等教育を受けているなかで、16歳で結婚とはいかがなものかと思う。(40代・女性)
・昔のように女性の結婚を急ぐ時代ではない。(50代・女性)
・気安く結婚し離婚する(虐待する、シングルマザーになる等)ケースがこれ以上増えないようにするために多少は有効だと思う。(30代・女性)

●「反対」に対する意見

・少子化対策、早く結婚して子供を作るべし。(70代・男性)
・16歳のほとんどの女性は成熟をしており、本人の判断を尊重すべきと思う。(60代・男性)

■調査概要

調査タイトル :「成年年齢の引き下げ」に関するアンケート調査
調査対象 :20代~70代の男女1,003名
調査期間 :2020年1月19日~1月21日
調査方法 :インターネット調査
調査主体 :株式会社エアトリインターナショナル


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