奈良先端科学技術大学院大学統合情報処理環境のシステム基盤にオラクル製品の導入を決定
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、執行役社長 最高経営責任者:デレク・エイチ・ウイリアムズ、以下:日本オラクル)は本日、国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学(奈良県生駒市高山町、学長:小笠原 直毅、以下:奈良先端大)が運営する統合情報処理環境のシステム基盤における国際調達入札の結果、オラクルのビッグデータ専用エンジニアド・システム「Oracle Big Data Appliance」をはじめ、最新の統合ストレージ製品「Oracle ZFS Storage ZS3-2」、オラクルの仮想ネットワーク製品群である「Oracle Virtual Networking」の仮想化コントローラ「Oracle Fabric Interconnect」、「Sun x86」サーバーなどが採択されたことを発表します。これらを融合した全学情報環境システムの本格稼働は、2014年2月に導入、次年度から本格稼働を予定しています。
1991年に創立された奈良先端大は現代社会において基盤的な研究分野である情報科学、バイオサイエンス、物質創成科学を担う3つの研究科から成る新構想の国立大学院大学です。学生数1,030名*、教職員数352名*が在籍し、世界レベルの研究活動と、大学院大学としての教育カリキュラムによる人材育成の成果から、高い評価を獲得しています。ノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥教授をはじめとして、多数の教員を全国の主要大学に教授・准教授として送り出し、先端的な教育研究の最前線に立っています。
- 2013年11月現在
奈良先端大は最先端の研究を支援するために、高度な統合情報処理環境「曼陀羅システム」を整備し、総容量4ぺタ・バイトの大容量記憶装置、スーパーコンピュータと同等の960コアの計算処理サーバー群、基幹伝送速度が40Gbpsの超高速ネットワークを備えています。同システムを構成する記憶装置として「Oracle ZFS Storage ZS3-2」を国内で初めて導入し、最新の「Sun Server X4」を含む「Sun x86」サーバー200台で2,400コアの計算処理サーバー群などを構築することを決定しました。また、「曼陀羅システム」の基盤を支える「曼陀羅ネットワーク」は4,000を超える端末が接続されており、多数の計算処理サーバーおよびストレージのケーブルを収束し、シンプルな接続を構築する目的で「Oracle Fabric Interconnect」を活用します。
国内の教育機関として初めて「Oracle Big Data Appliance」の導入を決定し、情報科学、バイオサイエンス、物質創成科学の研究の一環として、大量の非構造化データの分散処理を行う高性能なHadoop基盤を構築します。
奈良先端大はオラクル製品の導入決定にあたり以下のポイントを高く評価しています:
・「曼陀羅システム」の基盤刷新にあたり、大容量の分散ファイル・システム、高性能なHadoop基盤、柔軟なクラウド環境といった主要な分野をオラクルの製品ポートフォリオで実現が可能であると判断
・「最先端の研究プラットフォーム」、「高いモビリティ」、「協調分散処理」の原理を掲げる「曼陀羅システム」の要求に応えて、既存のマルチプラットフォームにも融合が可能
・豊富な実績を有する「Oracle Fabric Interconnect」により、各サーバー間、ストレージやネットワークとの接続を束ね、接続構成を柔軟に変更可能なネットワーク仮想化環境が構築可能
・最新の「Oracle ZFS Storage ZS3-2」により、容量単価を大幅に削減しながら、大容量で多岐にわたる研究データを安全確実に処理可能
●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com をご覧ください。
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
TEL: 03-6834-4837 FAX: 03-6834-6129 E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/
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