川﨑英樹 著『選ばれる会社になる ブランディング経営』2022年9月16日刊行
株式会社あさ出版(代表取締役:田賀井弘毅、所在地:東京都豊島区)は川﨑英樹著『選ばれる会社になる ブランディング経営』http://www.asa21.com/book/b608657.html2022916(金)に刊行いたします。を年月日
貴重な事例を基に真のブランディングのあり方・進め方を解説
中小零細企業経営の本質は、究極のところ「ブランディング経営」。
「選ばれる商売」を成すにはブランディングが不可欠。
しかし、ブランディングに関してはさまざまな見解があるが、ブランディングを決定づけるものはあくまでも「品質」。
ブランディングは「高品質・高価格・高付加価値」にアプローチした取り組みがその成否を分ける。
本書で、さまざまな業種の企業の事例を挙げながら、中小企業経営のブランディング戦略の正しい方向性を訴求する。
ブランディングに取り組む中小企業を紹介
南田産業株式会社&NIHIL(佐賀県)
「ルームシューズおよび革靴のブランディング」
コロナ禍でビジネスシューズの売上が落ち込む中、革靴の縫製加工の下請け会社である南田産業株式会社は自立する力を付けるため、独自の商品開発に取り組みます。
元請け企業とバッティングしない「ルームシューズ」の製作に取り組み、慣れないゼロからのモノ作りに挑戦。
試行錯誤を試みたのです。
そして彼らが行き詰まった時、〝最強の助っ人〞が現れます。それが、佐賀市在住の孤高の革靴職人、NIHIL(ニヒル)の古賀幸仁代表でした。
田島株式会社(佐賀県)
「経営理念をベースにした多角的ブランディング」
佐賀県で地元から100年間愛されてきた企業、田島株式会社は、「暮らしのホームドクター」というキャッチコピーで住宅・住まいの総合的なサービスを提供している会社です。
リフォーム業では外注業者と連携して高品質を実現し、社員の自主性を重んじ、教室事業などのジャンルに囚われないビジネス展開をする━━どんな業種の仕事でも〝TAJIMAの仕事〞になるのは、経営理念という幹がしっかりしているからこそなのです。
株式会社ローズテラス(佐賀県)
「食用バラを使った独特な商品開発」
ローズテラスは、ダマスクローズという食用バラを使って、ノンアルコールのスパークリングドリンク「セイントローズ」をはじめ、様々な商品開発をしてブランディングに成功している会社でした。
ところが、コロナ禍で海外への輸出が中止になり、赤字経営に転落してしまいます。
危機を乗り越えるために高木治幸社長は、10年来温めてきた企画「セイントローズ」が入ったリキュールの商品開発に乗り出しました。
株式会社あい営繕(福岡県)
「かわいいイメージキャラクターと邁進」
北九州では知らない者がいないほどに名前が知られ、親しまれている害虫駆除・害獣対策のエキスパート・株式会社あい営繕。
テレビCMや、かわいいイメージキャラ「あいちゃん」を前面に打ち出す等、事業内容のイメージを払拭するような大胆なブランディング戦略で知名度と信頼を勝ち取ってきた背景には、地味にコツコツと技術とサービスを磨き、口コミで顧客をつかんできた下地がありました。
株式会社ダケシタ(長崎県)
「人を大切にし、守っていく覚悟」
メーカーの減少による商品の差別化の困難性や、消費者支出の減少、ネットショップに代表される販売形態の多様化等、逆風が吹くアパレル業界。
そんな中、「売ること」よりも「人」を大切にし、評価していく「人財特化型経営」で躍進中の企業が、長崎に本拠地を置く株式会社ダケシタです。
しかし、磨き抜いた接客力を武器に躍進してきた同社に、コロナ禍というさらなる逆風が襲います。
「人」を第一に考える嵩下社長は、社員を守ることを決意しました。
ATUホールディングス(福岡県)
「障がい者を警備員として雇用する」
障がい者を健常者と区別することなく、正社員として雇用し、同じ条件で働いてもらっている会社があります。
しかも、業種は警備会社。
一見、不可能とも思えるようなビジネスに乗り出したのは、社長の岩崎龍太郎さんが、かつて障がい者と触れ合い、その想いを耳にした体験にありました。
「社会的弱者」に寄り添い、共に働いていくというATUホールディングスのコンセプトは、それ自体がブランディングになっているのです。
書籍情報
タイトル:選ばれる会社になる ブランディング経営
著者:川﨑英樹
ページ数:240ページ
価格:1,650円(10%税込)
発行日:2022年9月16日
ISBN:978-4-86667-402-5
書籍紹介ページ:http://www.asa21.com/book/b608657.html
amazon:https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866674024/asapublcoltd-22/
楽天:https://books.rakuten.co.jp/rb/17231560/?l-id=search-c-item-text-01
目次
プロローグ
第1章 真のブランディングとはなにか
第2章 ブランディングに取り組む中小企業
第3章 中小企業ブランディングの「15STEP」
あとがき
著者プロフィール
川﨑英樹(かわさき・ひでき)
中小企業診断士・株式会社エイチ・コンサルティング代表
1970年、佐賀市生まれ。法政大学経営大学院イノベーションマネジメント研究科修了。MBA(経営管理修士)。放送局ディレクター、営業プロデューサー経験後中小企業診断士を志し、大学院入学。在学中は、マーケティング論を中心に、中小企業のブランド構築、旅館ホテルの新しいビジネスモデル、広告・PRの効果的方法などを研究。特に法政大学大学院、坂本光司教授の中小企業経営革新論、小川孔輔教授のマーケティング論に強い影響を受ける。2015年、自らの中小企業経営支援理念を実践すべく、コンサルティングオフィス(株)エイチ・コンサルティングを設立。福岡・佐賀・長崎・熊本県内を中心に中小企業業績向上支援に携わっている。「社員満足(ES)なくして、顧客満足(CS)なし」を信念とする。