阪急東宝グループの創始者 小林一三 生誕150年記念展覧会 第3弾 「楽しい茶の湯 タノシイチャノユ」を開催します

公益財団法人 阪急文化財団が運営する逸翁美術館では、阪急東宝グループ(現 阪急阪神東宝グループ)の創始者として知られる実業家・小林一三の生誕150年を記念した展覧会を、今年度4回にわたって開催しています。その第1弾「阪急昭和モダン図鑑」展(4月15日~6月18日)、および第2弾「はっけん!小林一三と宝塚」展(7月1日~9月3日)は大変ご好評いただきました。

第3弾となる「楽しい茶の湯 タノシイチャノユ」展では、茶道を好む風流人としての小林一三を取り上げます。趣向を凝らして茶会を準備し、思いもよらぬ取り合わせで一期一会のお客様を喜ばせる。そんな茶会を楽しんでいたのは、誰よりも小林一三本人でした。さあアナタも、タノシイチャノユ展にどうぞお出かけください。概要は次のとおりです。

会期

2023年9月23日(土・祝)~12月17日(日)

休館日

毎週月曜日 ただし10月9日開館、10月10日休館

会場

逸翁美術館 展示室

観覧料

一般700円 ※中学生以下無料。各種割引あり。

開館時間

午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

主な出品

「椿黒樂茶碗図扇子」酒井抱一
色絵鎗梅茶碗(乾山写)永楽善五郎(16代)
竹筒花入 不昧歌銘「蔦の細道」松平不昧
香炉釉唐人笛茶碗 樂慶入
墨蹟 一行「一二三四五々四三二一」江月宗玩
他、全120点

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「逸翁美術館」について

観覧料:
一般【個人】700円【団体】500円
学生(高校生以上)【個人】500円【団体】400円
小人(中学生以下)【個人】無料【団体】無料
開館時間:
10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:
月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)
所在地:
大阪府池田市栄本町12-27

ご参考「小林一三」について

小林一三は、1873(明治6)年、現在の山梨県韮崎市に生まれました。「一三」の名は、誕生日1月3日にちなみます。19歳の時に慶應義塾を卒業し、三井銀行で本店勤務の後、大阪支店に赴任します。元来、文学青年で小説家志望であった一三ですが、銀行員時代の先輩達との出会いから事業の面白さに目覚めていきました。
1907(明治40)年、三井銀行を退職し、箕面有馬電気軌道(現、阪急宝塚線・箕面線)を創立します。1910(明治43)年に運行を開始した電鉄事業は、沿線の住宅開発を併せて行うという独創的なアイデアによって好調なスタートを切りました。
1918(大正7)年に社名を阪神急行電鉄と改め、1920(大正9)年には神戸線が開通し、「阪急電車」として広く親しまれるようになりました。一方梅田では、1929(昭和4)年に日本初のターミナルデパートとなる阪急百貨店(現、阪急うめだ本店)を開業し、洋食をメインとした大食堂は大人気となりました。また、宝塚歌劇や阪急ブレーブス、そして東宝を設立するなど、たくさんの人たちに楽しんでいただく事業を次々に成功させていきました。
このような一三のユニークな発想から生まれたビジネスモデルは、日本の私鉄経営をはじめとして、様々な事業者に影響を与えました。そうした手腕が見込まれて、東京電燈(現、東京電力)の経営を立て直し、1940(昭和15)年には第二次近衛内閣の商工大臣に、戦後には戦災復興院総裁に任命されました。
また、一三個人としては、幅広い著作を遺した文化人としての業績も持っており、日常の暮らしの中では、趣味の俳句や茶の湯を通じて多くの人々との交流を楽しみました。
多方面に足跡を残した一三は、1957(昭和32)年、享年84歳で没しました。しかし、多くのお客様の暮らしに潤いをお届けするための新たなライフスタイルや娯楽の提案を第一とする一三の精神は、現在も阪急阪神東宝グループの様々な会社に受け継がれています。そして一三が創始した数々の社会事業・文化事業についても、今なお社会の中で息づいています。

展覧会の各回の概要は、以下のニュースリリースをご確認ください。

「逸翁美術館 阪急東宝グループの創始者 小林一三の生誕150年を記念した展覧会を開催します」(2023年1月11日付)
https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/fa1ee37341524530d4137cc267b0e1c860ce7cae.pdf

公益財団法人 阪急文化財団 https://www.hankyu-bunka.or.jp/

発行元:阪急阪神ホールディングス
    大阪市北区芝田1-16-1

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