独自の発酵・蒸留技術でサステナブルな製品開発に取り組む スタートアップ「株式会社ファーメンステーション」への出資について

 宝ホールディングス株式会社は、独自の発酵・蒸留技術でサステナブルな製品開発に取り組む株式会社ファーメンステーション(以下、ファーメンステーション社)が実施する第三者割当増資の一部を引き受ける形で出資しました。

 ファーメンステーション社は、「Fermenting a Renewable Society(発酵で楽しい社会を!)」をパーパスに、未利用資源(規格外農産物や製造残さ等)を再生・循環させる社会の構築を目指す、バイオものづくり※1スタートアップ企業です。同社は、工業用アルコールのライセンスを有し、サステナブルなアルコールや化粧品原料などを開発し、自社で製造しています。

 宝グループは、ファーメンステーション社のパーパスが、当社の企業理念である「自然との調和を大切に、発酵やバイオの技術を通じて人間の健康的な暮らしと生き生きとした社会づくりに貢献します。」と共鳴することから、今回の出資に至りました。

 宝グループ中期経営計画2025では、事業(商品・サービス)を通じた社会課題の解決の一環として、国産果実の果皮や種など果汁を搾った後に捨てられる部分も活用したタカラcanチューハイ「すみか」や、日本の全国各地のご当地素材を活用することで地域コミュニティの活性化に貢献する「寶CRAFT」等の取り組みを進めています。
今後、サステナビリティへの取り組みを一層推進していくために、今回のファーメンステーション社への出資および協業を通じて、これまでの技術では廃棄せざるを得なかった果実搾汁残さなどの未利用資源をアップサイクル※2したサステナブルなアルコールを用いた、商品開発などに取り組んでいくことで、アルコールそのものでの価値提供を通じた社会課題の解決に向けて取り組んでまいります。

 宝グループは、ファーメンステーション社との様々な協業の実施を通じて、宝グループのVisionである「Smiles in Life~笑顔は人生の宝~」の実現を目指してまいります。

※1 微生物や動植物等の細胞によって物質を生産すること
※2 不要になった物をそのまま活かしつつ、手を加えて新しい製品につくり変えること


ファーメンステーション社の概要

名称 株式会社ファーメンステーション
所在地 東京都墨田区東駒形2-20-2
代表者 代表取締役社長 酒井 里奈
事業内容 アルコール等の化粧品・雑貨・食品向け原料提供/開発、化粧品・雑貨OEM/ODM、未利用資源を活用した事業共創、自社オーガニックブランド事業など
設立 2009年7月7日

宝ホールディングスの概要

名称 宝ホールディングス株式会社
所在地 京都市下京区四条通烏丸東入長刀鉾町20番地
代表者 代表取締役社長 木村 睦
主要事業会社 宝酒造株式会社 宝酒造インターナショナル株式会社 タカラバイオ株式会社
設立 1925年9月6日


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