芝浦工大学生がサンゴバン学生建築コンテスト1・3位に  1位チームは6月の世界大会に日本代表として出場

2025-05-07 10:00

芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田 純)大学院理工学研究科の大学院生チームが、2025年4月19日に行われた「サンゴバン国際学生建築コンテスト」日本大会(主催 サンゴバングループ(東京都千代田区))で、1位に入賞しました。そのほかもう1チームも3位入賞を果たしました。
1位になったのは阿部倉 周斗さん、稲上 結実子さん、鈴木 大翔さんの3名(いずれも修士課程 建築学専攻1年)です。この結果を受けて、6月16日から18日にフランス・リヨンで開催される世界大会に、日本代表として出場します。

ポイント

・芝浦工大生がサンゴバン国際学生建築コンテスト日本大会で1位・3位
・1位のチームは6月、フランス・リヨンの世界大会に日本代表として出場
・持続可能な社会を目指す提案で、環境システム学科の建築教育理念を体現

■持続可能な社会に相応しい建築・都市・環境・社会を融合した、環境システム学科の建築教育理念をトータルに表現
コンテストに入賞した学生らは、当時システム理工学部4年生だった3月に応募し、1次審査を通過した後に4月19日に行われた日本大会でプレゼンテーションを行いました。質疑応答と公開審査会を経て、阿部倉さん、稲上さん、鈴木さんの作品が1位に、半澤 龍太郎さん、西郷 姫奈さん、阿部 公紀さんの作品が3位に選ばれました。
システム理工学部の環境システム学科では「建築・都市・環境分野を中心とする専門的知識と実践的技術、これらを横断的に関連づける手法、多様なステークホルダーと協働して国際社会・地域の諸問題を解決できる能力――を修得し、持続可能な社会の形成に貢献することができる人材を育成すること」を教育研究上の目的としています。
学生らの研究室の指導教員でシステム理工学部学部長・教授の澤田 英行は、学生の提案について「持続可能な社会に相応しい建築・都市・環境・社会を融合した、環境システム学科の建築教育理念がトータルに表現された提案だったと思う」とコメントしています。
2024年から2回目となる今回の日本大会には約30組が応募し、7チームが1次審査を通過してプレゼンを行いました。世界大会には33の国・地域から1チームずつ参加します。日本代表は33番目の最後の出番となる予定です。

受賞チームについて

1位 作品名「SELF MAKING COMMUNITY」
大学院理工学研究科 建築学専攻1年(建築設計情報研究室 所属)
阿部倉 周斗さん、稲上 結実子さん、鈴木 大翔さん
指導担当 システム理工学部特任教授 田口 博之(防災空間計画研究室)

「SELF MAKING COMMUNITY」

3位 作品名「Re:Flow」
大学院理工学研究科 建築学専攻1年(建築設計情報研究室 所属)
半澤 龍太郎さん、西郷 姫奈さん、阿部 公紀さん
指導担当 システム理工学部教授 松下 希和(建築空間デザイン研究室)

「Re:Flow」

サンゴバン国際学生建築コンテストとは

概要

Architecture Student Contest(サンゴバン国際学生建築コンテスト)は全世界の学生を対象に2004年から始まり、2025年で20回目の開催となります。各国からの学生が同じ課題で競い、国ごとに審査が行われます。各国の最優秀者には賞金に加え、世界大会への出場権が与えられます。2024年は1,300名/29ヶ国/224大学から参加がありました。
2025年はフランス・リヨン近郊のイゼール県に属する緑豊かなコミューン(自治体)シミランとヴィルフォンテーヌ2つのエリアを舞台に、持続可能な建築デザインのアイデアを募集します。

日本大会審査員

・審査員長
伊東 豊雄氏(伊東豊雄建築設計事務所 代表取締役)

・審査員
若林 亮氏(株式会社日建設計 デザインフェロー)
掛上 恭氏(住友林業株式会社 木材建材事業本部、ソリューション営業部 LCAチーム シニアマネージャー)
南 章子氏(一般社団法人グリーンビルディングジャパン 理事、日建設計コンストラクション・マネジメント株式会社)

芝浦工業大学とは

工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科
https://www.shibaura-it.ac.jp/
理工系大学として日本屈指の学生海外派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の大学です。東京都(豊洲)と埼玉県(大宮)に2つのキャンパス、4学部1研究科を有し、約9,500人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行。2025年にデザイン工学部、2026年にはシステム理工学部で教育体制を再編し、新しい理工学教育のあり方を追求していきます。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。

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