スマートフォン測量アプリ「OPTiM Geo Scan」、 ミリ単位の精度での測量を実現する 「Geo Scan Supreme」を提供開始

株式会社オプティム(以下 オプティム)は、スマホ測量アプリ「OPTiM Geo Scan」(以下 Geo Scan)にて、ミリ単位の精度(以下 ミリ精度)で点群データを取得できる「Geo Scan Supreme(ジオ スキャン シュプリーム)」を2025年7月より提供開始いたします。
「Geo Scan Supreme」は、国土交通省の定める「3次元計測技術を用いた出来形管理要領」※1において、舗装工に準拠※2しております。これにより、スマホ測量アプリとしては世界で初めて※3、ミリ精度での出来形管理に必要な点群データを誰でも簡単に取得できるようになります。

「Geo Scan」ついにミリ精度の壁も突破

国土交通省が推進するi-Constructionでは、土工事などの工種に続き、舗装工事や構造物工事などの高い測量精度を要する工種においても、ICT活用が拡大しています。一方で、舗装工事や構造物工事などのミリ精度の出来形管理が必要な現場では、地上型レーザースキャナー等の高額な機器が用いられてきましたが、以下の課題があり、十分な普及が進んでいない状況がありました。

・コスト面の課題：高額な初期投資(数千万円規模)が必要
・運用面の課題：専門的な知識・技術が必要で、限られた技術者しか使用できない

そのため、工種や現場規模を限定せず更に幅広い工種・現場において、高い測量精度をもちながら、コスト面や技術面で導入・運用が容易である新たなソリューションが求められていました。

「Geo Scan Supreme」では、ミリ精度での出来形管理に必要な点群データをスマホで誰でも簡単に取得できます。建設業界でのICT普及の阻害要因となっていた、コスト面と運用面の課題を解消するソリューションです。

(1) コスト面：導入時の費用負担を大幅に軽減
・従来必要とされていた高額な地上型レーザースキャナーが不要。
・取得した点群データは数MB程度で、データ処理のための高額な専用ソフトウェアや高スペックPCが不要。

(2) 運用面：専門技術者がいなくても、高精度な測量・データ処理作業をスマホ上でできる
・スマホアプリで直感的かつ簡単な操作を実現。従来では高度な特殊技能をもった技術者が行う業務を誰でも専門知識なく実施可能。
・スマホアプリ上で点群に含まれる「Geo Scan Supreme 専用ターゲット」を自動認識し、位置合わせまで自動処理され、高精度な点群生成を実現。
・スマホで完結するため、現場で計測結果をリアルタイムに確認できる。

「Geo Scan Supreme」の概要

「Geo Scan Supreme」は以下の通り国土交通省が定める「3次元計測技術を用いた出来形管理要領」の舗装工における精度確認試験に合格しています。これにより、ミリ精度が要求される舗装工事における出来形管理等で活用が可能です。

◆精度確認試験結果報告書

精度確認試験結果報告書

以下の3つを全て満たしていることでご利用いただけます。
(1) 「Geo Scan」年間ライセンスを契約中であること
(2) 「Geo Scan Advance専用ハードウェア」を購入していること
(3) 「Geo Scan Supreme専用ターゲット」を購入していること

「Geo Scan Supreme」利用条件

(1) 展示会でのご紹介
CSPI-EXPO 2025(第7回国際建設・測量展)にて初公開いたします。

会期　　　　　　： 2025年6月18日(水)～21日(土)
会場　　　　　　： 幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)
出展ブース　　　： 展示ホール4 12-02
展示会公式サイト： https://cspi-expo.com/
※6月18日(水)～20日(金)各日11時から行われるセミナー(III会場)にて「Geo Scan Supreme」についてご紹介します。

(2) 個別でのご案内
下記フォームより、お問い合わせください。
https://www.optim.co.jp/contact/optim-geo-scan?purpose=demo
※「Geo Scanを用いて行いたい事柄／利用想定現場の詳細(自由記入欄)」に、「Geo Scan Supreme詳細希望」とご記入ください。

スマホ測量アプリ「Geo Scan」は2021年5月に発売を開始し、以来、高い測量精度をもち、国土交通省の要領に準拠した土工事等の出来形管理に使える本格的な測量アプリとして、建設業界のICT普及に尽力してまいりました。
また2023年5月には、スマホのLiDAR機能では計測困難な高所や広範囲の計測を可能にするため、点群取得可能距離を35～50mまで拡張した「Geo Scan Advance」の提供を開始しました。これにより、広範囲な地形の測量や、大規模土工事などの出来形検査など、幅広い現場でICT普及を加速させてきました。しかしながら、多くのユーザーの方々から、構造物や舗装などのミリ精度の検査にも使えるものを生み出してほしいというご要望を多数受けておりました。
そうした建設業界のニーズを受けて、この度開発した「Geo Scan Supreme」は、従来製品では対応できなかったミリ精度を実現し、道路舗装工事等のより高精度な測量が必要な領域への展開を可能にします。

以下の情報提供、イベントを開催しております。

デモ、取材、見積もりなどのお問い合わせ
https://www.optim.co.jp/contact/optim-geo-scan?purpose=demo
「Geo Scan」体験会
https://www.optim.co.jp/construction/optim-geo-scan/lp/trial/
「Geo Scan」Webセミナー
https://www.optim.co.jp/construction/optim-geo-scan/seminar/
「Geo Scan」詳細資料、お役立ち資料のダウンロード
https://www.optim.co.jp/construction/optim-geo-scan/download/
「Geo Scan」についての詳細
https://www.optim.co.jp/construction/optim-geo-scan/

※1　ICT活用工事における3次元計測技術を用いた出来形計測および規格値に基づく出来形管理基準をまとめたもの。(国土交通省の「3次元計測技術を用いた出来形管理要領(案)」(令和7年3月版)： https://www.mlit.go.jp/tec/constplan/content/001880735.pdf )
※2　2025年6月11日時点、オプティム調べ。国土交通省の「3次元計測技術を用いた出来形管理要領(案)」(令和7年3月版)において、舗装工における地上型レーザースキャナー(TLS)による面管理での出来形管理要領に則って検証し、同要領に準拠していることを確認しました。(計測性能及び精度管理については、別紙2 計測性能及び精度管理の第2編 舗装工編、第1章 面管理の場合、1.1 地上型レーザースキャナー(TLS)に準拠していることを確認)
※3　2025年6月11日時点、オプティム調べ。国土交通省の「3次元計測技術を用いた出来形管理要領(案)」(令和7年3月版)において、ミリ精度の基準が要求されるものに対応できるスマホ測量アプリとして。

商号　　　 ： 株式会社オプティム
上場市場　 ： 東京証券取引所プライム市場
証券コード ： 3694
URL　　　　： https://www.optim.co.jp/
OPTiM TOKYO： (東京本社)
　　　　　　 東京都港区海岸1丁目2番20号 汐留ビルディング 18階
OPTiM SAGA ： (佐賀本店)
　　　　　　 佐賀県佐賀市本庄町1 オプティム・ヘッドクォータービル
OPTiM KOBE ： 兵庫県神戸市中央区小野柄通7丁目1番1号 日本生命三宮駅前ビル11階
代表者　　 ： 菅谷 俊二
主要株主　 ： 菅谷 俊二
　　　　　　 東日本電信電話株式会社
　　　　　　 富士フイルムホールディングス株式会社
設立　　　 ： 2000年6月
資本金　　 ： 445百万円

主要取引先：
NTTコミュニケーションズ株式会社、株式会社NTTドコモ、株式会社大塚商会、キヤノンマーケティングジャパン株式会社、KDDI株式会社、株式会社小松製作所、ソフトバンク株式会社、西日本電信電話株式会社、パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社、東日本電信電話株式会社、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社、リコージャパン株式会社など(五十音順)

事業内容：
ライセンス販売・保守サポートサービス(オプティマル)事業
(IoTプラットフォームサービス、リモートマネジメントサービス、サポートサービス、その他サービス)

※ 記載の会社名および製品名は、各社の登録商標および商標です。
※ 本プレスリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。