女性に多い!止めたくても止められない、自分の皮膚をむしってしまう“皮膚むしり症”とは

ヴェリタスジャパン、「産業医ラボ.com」コラム更新のお知らせ

 産業医と企業をマッチングするサービス展開するなど、企業のヘルスケアをサポートする産業医ラボ.comを展開する株式会社Veritas Japan(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:中川隆太郎、以下産業医ラボ.com)は、「皮膚むしり症」について当社専属の精神保健福祉士がご紹介するコラムを更新しましたのでお知らせいたします。

 「皮膚むしり症」は、最近、女性タレントの方が公表したことで初めて耳にした方が多いかもしれません。ですが、実は自分も同じ悩みを抱えていたという声もあります。今回はまだ一般的には知られていない「皮膚むしり症」について当社専属の精神保健福祉士がご紹介いたします!


■皮膚むしり症とは?

 皮膚むしり症は、かゆみが生じる身体疾患や皮膚疾患ではないにもかかわらず、自分の皮膚を継続的にむしることを止められない障害です。皮膚をむしる部位は人それぞれですが、主に対象となる部位は顔、腕、手になります。さらに特定の部位をむしりすぎて損傷すると、別の部位をむしるように複数の部位で皮膚むしり行為をする人が多いのです。自分の手でむしるほか、ピンセットや針など道具を使ってむしる人もいます。

生涯有病率は人口の約1~2%と言われていますが、軽度を含めるともっと多く、そのうちの約75%が女性です。そして皮膚むしり症の人の多くは、強迫症、抜毛症、うつ病などの他の精神障害もみられます。


■どうして止めたくても止められないのか?

皮膚むしり症が止めたくても止められない理由を大きく分けると

・皮膚をむしっている時はいくらか無意識に、もしくは知らないうちにむしってしまっているため止められない

・皮膚をむしったあとに満足感や快感、安堵感が得られるため止められない

・皮膚をむしる直前に緊張感や不安を抱いていて、行為の後そうした感情が和らぐため止められない

などの繰り返しが止められない理由として多いと言われていますが、もちろん上記以外にも繰り返してしまう方も多いので注意が必要です。しかし、皮膚むしり行為の後に後悔や罪悪感が押し寄せてくるとも言われています。そのため包帯や手袋などで損傷部分を隠したり、人前に出ることを控えて活動を制限するなど、社会生活にも影響を及ぼしてしまうこともあるのです。


■原因と治療法

 皮膚むしり症の原因ははっきりとは分かっていません。しかし、不安や退屈な感覚が引き金となったり、溜め込んでいたストレスの発散などで発症するケースもあります。

皮膚むしり症の治療法は、薬物療法か認知行動療法などの心理療法を行います。基本的にむしってしまった損傷は薬で治すことができますが、むしってしまう根本の原因を改善するためには薬だけでは治せません。そのためにも専門機関で心理的な治療を行う必要があります。皮膚むしり症の方は、自分が病気だと分かっていても、恥ずかしいと感じたり、人前に出る事を極端に避けたりする傾向にありますが、放っておくとどんどん症状が悪化していってしまいます。

一人で抱え込まずに専門機関に相談し、きちんと治療を受けましょう!




■ 執筆 ■
大澤 海実(おおさわ あみ)
株式会社ヴェリタスジャパン 産業医ラボ.com専属精神保健福祉士

入社前は精神科のクリニックにてAC(アダルトチルドレン)やaddiction(依存症)の患者を対象に数多くの生活相談を受ける。
現在は、当運営会社 株式会社ヴェリタスジャパンに入社し、産業医ラボ.comの専属精神保健福祉士として活躍している。
主に従業員・一般個人のメンタルヘルス相談やストレスチェックに関する企業へのサポート業務を担当。

「大澤先生の一問一答」
https://sangyouilabo.com/category/qanda/


Veritas Japan 会社概要

・ 会社名:株式会社 Veritas Japan
・ 代表者:代表取締役 中川隆太郎
・ 所在地:〒231-0015 横浜市中区尾上町 6 丁目 87 番地 3 産経横浜ビル3階
・ 事業内容:産業医紹介、メンタルヘルス対策、医療コンサルタント事業 他
・ 公式HP:https://www.corivapartners.com/field-veritasjapan



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