近畿大学中央図書館 リニューアルオープン 開架図書冊数は従来の3倍、学内初のオールジェンダートイレも完備
近畿大学中央図書館(大阪府東大阪市)が、老朽化した旧本館から東に隣接する10号館に移転し、令和4年(2022年)3月1日(火)にリニューアルオープンします。今回のリニューアルは、東大阪キャンパス大規模整備計画「超近大プロジェクト」の一環として実施するものです。
【本件のポイント】
●近畿大学中央図書館が、図書館単独棟に移転してリニューアルオープン
●開架図書冊数は約50万冊でこれまでの約3倍となり、学生・教職員に充実した資料提供を実現
●性の多様性に配慮した、オールジェンダートイレを学内で初めて設置
【本件の内容】
近畿大学中央図書館(館長:八角聡仁)は、学習・教育・研究を支える学術情報基盤の拠点として、学生・教職員に充実した資料を提供しています。このたび、東大阪キャンパス大規模整備計画「超近大プロジェクト」の一環として、旧本館から10号館へ移転リニューアルし、図書館単独棟として生まれ変わります。
1階にメインカウンターを設置し、2階から8階は日本十進分類法に基づいて図書を配架し、9階は学術雑誌、10階は文庫・新書、11階は貴重書室や特別書庫を配架します(下図参照)。閲覧フロアの最上階である10階には、デスク付き個人用ソファなどを配置しており、集中しながらもゆったりと落ち着けるスペースとなっています。
開架図書冊数は、これまでの約3倍である約50万冊となります。さらに、次年度から新入生に対しパソコンを必携化することを受けて、これまで以上に電子媒体の収集を強化します。今後は、チャットボットを使った利用相談なども予定しており、ICTを積極的に導入していきます。また、新たな試みとして、全フロアに学内で初めて、オールジェンダートイレを設置しています。
本学では、実学教育の拠点であるアカデミックシアターにビブリオシアターという図書スペースを備え、マンガ約2万冊を含む約7万冊を配架しています。ビブリオシアターは学生が手に取りやすい身近な図書を中心に配架しており、中央図書館は学生・教職員の学習・教育・研究に用いる参考文献となる図書を中心に配架しています。今後も、それぞれの役割を生かしながら連携して運営していきます。
【建物概要(10号館)】
延床面積 :5,421.98m2
閲覧席数 :385席
収容可能冊数:約55万冊
配架予定冊数:約50万冊
【東大阪キャンパス図書館(令和4年(2022年)2月9日時点)】
所在場所:
中央図書館(10号館)、ビブリオシアター(5号館)、理工分室(19号館)、文芸分室(A館)、法科大学院分室(B館)、書庫(11月ホール)
蔵書冊数 :1,427,048冊
電子ブック :20,577冊
所蔵雑誌種類数:12,673誌
電子ジャーナル:83,483誌
【関連リンク】
近畿大学中央図書館
https://www.clib.kindai.ac.jp/