鳥取砂丘が月面開発の拠点になる!?
~鳥取県に「宇宙産業」を創出するためのご提案を募集しています~
鳥取県は、令和3年4月に鳥取県産業振興未来ビジョンを策定し、新産業創造の取組みの一環として宇宙産業創出へのチャレンジをスタートしました。
このたび、宇宙産業を創出する事業プランの策定に活かすため、鳥取県の宇宙産業創出についての提案を広く募集します。「宇宙」は夢・期待が膨らむ分野であり、県内外の皆様にアイデアを広げていただくことを期待します。
■募集テーマ
「鳥取県に「宇宙産業」を創出するには? 柔軟な発想をお待ちしています!」
〔募集内容1〕 鳥取県の「宇宙産業創出」への提案
(提案テーマの例)
〇疑似宇宙体験エリアを創る(鳥取砂丘を月面に見立てて活用する)
〇県内企業が宇宙産業を仕事にする
〇衛星データをフル活用する人を育てる
〇鳥取県からダイレクトに宇宙に行くルート開拓
〇宇宙関連企業・研究機関を誘致する
※応募者から抽選で10名様に星取県コラボ商品(3千円相当)をプレゼントします。
〔募集内容2〕実証実験や拠点設置についての提案
同時に、鳥取県をフィールドに、自らが行う実証実験や拠点設置などのより具体的なご提案も募集します。本県内での実現に向けて、関係者との調整やサポートに当たります。
■募集期間 令和3年9月8日(水)から令和3年10月11日(月)
■応募方法 以下のいずれかにより、応募ください。
専用フォーム https://www.pref.tottori.lg.jp/297170.htm
電子メール(鳥取県産業未来創造課) sangyoumirai@pref.tottori.lg.jp
【取組の経緯】
鳥取県は平成29年度から、日本一に輝いた美しい星空を活用して観光振興や地域振興に取り組む「星取県」(ほしとりけん)プロジェクトを実施しています。
令和3年度からは星取県のネクストステージとして、国内外で宇宙産業が大きく成長することが見込まれる中、地域の将来を支える産業の一つと捉え、宇宙産業を創出するチャレンジも新たに始めました。
⇒ 〔星取県公式ウェブサイト〕 https://hoshitori.com/
〔とっとり宇宙産業チャレンジ事業〕 https://www.pref.tottori.lg.jp/297170.htm
【鳥取県「宇宙産業創出力」のポテンシャル(強み・魅力)】
■Location・・・国内で一番月面に類似した環境と評価される鳥取砂丘がある
〇月面に純民間開発ロボット探査機を着陸させる「Google Luna Xprize」に参加した「チームHAKUTO」は、月面探査機(ローバー)の走行試験地に鳥取砂丘を選んだ。
〇東京都の気鋭のベンチャー企業が夜の鳥取砂丘を舞台にAR(拡張現実)グラスを使って月面体験ができるイベントを開催。
■Network・・・鳥取県出身や鳥取県にポテンシャルを感じる宇宙ベンチャー経営者などの「宇宙産業のキーパーソン」との繋がりが増えている
〇(株)ALE(エール) 代表 岡島礼奈氏
鳥取市出身。世界初の「人工流れ星」を創る宇宙スタートアップ企業を創業。
〇(株)スペースシフト 代表 金本成生 氏
米子市出身。衛星データをAIを使って解析するソフトウェア開発等を行う。
〇鳥取県は、「宙ツーリズム推進協議会」、「スペースポートジャパン」などの宇宙関連団体のメンバー
■Research・・・「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星「リュウグウ」の石の分析は、実は鳥取県内で行われている」
〇JAXAの「はやぶさ2」プロジェクトが採取した小惑星「リュウグウ」の石の解析・分析は、三朝町にある岡山大学惑星物質研究所で行っている。
〇さじアストロパーク(鳥取市)は、これまでに22個の小惑星を発見。今年7月、このうちの一つに 「Hoshitori」(星取)と命名。
■Manufacturing・・・鳥取県は「一点もの」のものづくりに強い企業が集積
〇電子機器・部品、金属精密加工に強い企業・人材が鳥取県の強み
〇高い加工レベルが求められる宇宙産業は、特に「一点もの」に高い技術を持つ鳥取県の「ものづくり」に大きなチャンス
【鳥取県産業振興未来ビジョンについて】
新型コロナウイルス感染症の感染拡大は県内経済・産業にも大きな影響を及ぼしています。コロナ危機を克服し、持続的な発展を遂げた本県経済・産業のバトンを将来世代に引き継ぐため、令和3年4月に「鳥取県産業振興未来ビジョン」を策定しました。
⇒ https://www.pref.tottori.lg.jp/296934.htm
【本リリースに関するお問い合わせ先】
鳥取県 商工労働部 産業未来創造課:井田
TEL:0857-26-7244 / FAX:0857-26-7244
e-mail:hiroyuki.ida@pref.tottori.lg.jp