気鋭の文筆家・僕のマリが挑む、 「食」と「記憶」を繋げる珠玉のエッセイ。『記憶を食む』が11月6日に発売
noteの人気連載に書き下ろしを加えて待望の書籍化
株式会社カンゼン(東京都千代田区)は、気鋭の文筆家・僕のマリの最新刊『記憶を食む』(僕のマリ 著)を11月6日に刊行いたします。
noteの人気連載に書き下ろしを加えて待望の書籍化です。全編書き下ろしの「自炊ときどき外食日記」も収録!
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文筆家・僕のマリが挑む、 「食」と「記憶」を繋げる珠玉のエッセイ。
思い出すことのかたわらにはいつも、食べものがあった。
大切な記憶も、ちょっとした記憶も、食むように紡いでいく。
noteの好評連載に書き下ろしを加えて待望の書籍化
全編書き下ろしの「自炊ときどき外食日記」も収録
長い間忘れていたことを突然思い出すと、狂おしい気持ちになる。
頭のなかで突風が吹いたような、満潮の海が荒れるような、
スノードームをひっくり返したような、
そんな風に全身の細胞が泡立つのを感じる。
頭で覚えていないようなことでも、
匂いや音で急に記憶の蓋がこじ開けられることもある。
忘れて、思い出して、また忘れて、そんなふうにあと何十年も
自分の内面と向き合っていくことになるのだ。
(本文より)
サンプルページ
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もくじ
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ⅰ
チーズケーキの端っこ
朝食のピザトースト
真夜中の炭水化物
りんごを剝いたら
直樹の焼きうどん
いつかマックで
退屈とコーラ
自炊ときどき外食日記 1
ⅱ
祖母と梅、メロンに焼肉、初夏の風
苺の効力
幻とコンソメスープ
先生となんこつ
社食の日替わり
キッチンで缶ビール
炙ったホタルイカ
自炊ときどき外食日記 2
ⅲ
サンタの砂糖菓子
考えるチョコチップクッキー
穏やかなフルーツサンド
不安と釜玉
酢シャンプーの女
食わず嫌い
明日のパン
あとがき
プロフィール
僕のマリ(ぼくのまり)
一九九二年生まれ、福岡県出身。文筆家。二〇一八年頃から執筆活動を開始し、二〇二一年『常識のない喫茶店』(柏書房)を刊行。 ほかの著書に『書きたい生活』(柏書房)『いかれた慕情』(百万年書房)など。自費出版の日記集も作り続けている。犬とビールと喫茶店が好きで、料理はいつも目分量。
書誌情報
書名:記憶を食む
著者:僕のマリ
定価:1,760円(本体1,600円+税)
判型:四六判 192ページ
ISBN:978-4-86255-740-7
発行:カンゼン
発売日:2024年11月6日
ブックデザイン:脇田あすか + 關根彩
装画:岡本果倫
商品URL:https://www.kanzen.jp/book/b10094569.html
【この件に関する問い合わせ先】
株式会社カンゼン
宣伝プロモーション部
担当:伊藤真
TEL:03-5295-7723
MAIL:ito@kanzen.jp