有名人の日本人帰化、4割が「嬉しい」と回答。 最も嬉しかった有名人は「ラモス瑠偉」「ドナルド・キーン」 を抑えて「白鵬」がトップに! ラグビーW杯活躍中の「リーチマイケル」の名も!
~エアトリが「日本国籍取得」に関するアンケート調査を実施~
総合旅行プラットフォーム「エアトリ」(https://www.airtrip.jp/)を運営する株式会社エアトリ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:吉村 英毅)は、日本国籍を持つ20代~70代の男女1,304名を対象に「日本国籍取得」に関する調査を実施しました。
調査背景
先日、横綱の「白鵬」が日本国籍を取得したことがニュースとなりました。また、今大盛り上がりを見せているラグビーでも多くの帰化選手が活躍しています。そこで、有名人が日本国籍を取得することに対しての意見や日本国籍を取得してくれて嬉しかった有名人について調査しました。
調査結果概要
調査1:日本国内で活躍する有名人が日本国籍を取得することに対してどう思いますか?
約4割が「嬉しい」と回答!
―「非常に嬉しい」が19.7%、「やや嬉しい」は19.9%となりました。
調査2:有名人が日本国籍を取得したことでその人の出身地について興味が湧いた経験はありますか?
34%の人が出身地の興味が湧いた経験「あり」
調査3:最も日本人に帰化した選手が多いと感じるスポーツは何ですか?
半数が「相撲」と回答。今話題の「ラグビー」が2位に。
―3位以降は「サッカー」「野球」「格闘技」と続きました。
調査4:日本国籍を取得して嬉しかった有名人ランキングTOP10
1位は日本国籍を取得したばかりの「白鵬」。ラグビーW杯活躍中の「リーチマイケル」も4位に。
―TOP10には相撲から3人、サッカーから2人、ラグビーから1人、スポーツ以外からは4人が入りました。
調査結果
調査1:日本国内で活躍する有名人が日本国籍を取得することに対してどう思いますか?
「非常に嬉しい」の19.7%、「やや嬉しい」の19.9%と合わせると約4割の人が「嬉しい」と歓迎意向を示しました。一方、「やや嬉しくない」「全く嬉しくない」は8.2%と1割を切りました。なお、「どちらとも言えない」「嬉しくない」と回答した人の多くが、「日本を愛して帰化してくれるのであれば嬉しいが、試合に出るためなどの自己利益のためだけの帰化であれば嬉しくない」と考えているようです。
調査2:有名人が日本国籍を取得したことでその人の出身地について興味が湧いた経験はありますか?
「ある」と回答したのは34.0%となりました。有名人が日本国籍を取得することは、一定数の日本人の他国への関心の向上にも寄与しているようです。
調査3:最も日本人に帰化した選手が多いと感じるスポーツは何ですか?
日本国籍を取得した有名人の中にはスポーツ選手が多くいますが、特に帰化選手が多いと感じるスポーツを聞いたところ、日本国技でもある「相撲」が1位となりました。「相撲」は親方として日本相撲協会に残るためには、日本国籍でなければならないという規定があるため、多くの力士が日本国籍を取得するようです。
一方、2位にランクインした「ラグビー」はサッカーや野球とは違い、一定の条件さえ満たせば外国籍であっても日本チームとして世界大会に出場することができます。そう考えると日本人に帰化しているラグビー選手は実利的な理由よりも日本への思いが強い人が多いのかもしれません。
調査4:日本国籍を取得して嬉しかった有名人ランキングTOP10
1位はつい先日、日本国籍を取得した「白鵬」となりました。引退したらモンゴルに帰国すると思っていたのに、日本国籍を取得し「相撲の発展のために頑張る」と発言したことに感動を覚えた人が多かったようです。2位には1989年に帰化したサッカーの「ラモス瑠偉」が入りました。当時、サッカーの本場であるブラジルから来た選手が日本に帰化したことは多くの人々を驚かせました。また、現在ラグビーワールドカップで大活躍中の日本代表キャプテン「リーチマイケル」も4位にランクインしました。
TOP5の中で唯一、スポーツ選手でなかったのが3位の日本文学者である「ドナルド・キーン」でした。「ドナルド・キーン」は東日本大震災で多くの外国人が日本を離れる中、日本国籍を取得し、日本人に寄り添ってくれました。今年の2月に死去したことで、彼の功績に改めて感謝をした人が多かったことが窺えます。
●「白鵬」を選んだ人の理由
・朝青龍のようにモンゴルに帰るかと思っていたので。(60代・女性)
・一人っ子ということもありモンゴル国籍のままでいたかったと思うが、相撲の世界に残るために出身国の国籍を捨て、日本国籍になった。相撲界以外でも将来は約束されている人物だと思うが、それでも日本の相撲にこだわったということだと思う。(70代・男性)
・日本の伝統的な社会で活躍している中で、日本人が差別的なところもあってそれでも、日本国籍を取得してくれたから。(60代・男性)
●「ラモス瑠偉」を選んだ人の理由
・今日の日本サッカー発展を牽引した人物の一人。日本人以上に日本人らしい。尊敬しかない。(30代・男性)
・子供のころ初めて知った帰化した人なので。(40代・女性)
・日本人よりもサムライ魂を持つ選手で、特に代表戦では魂のこもったプレーで何度も感動させてもらったから。(30代・男性)
●「ドナルド・キーン」を選んだ理由
・知識人で経済的にも、日本に帰化しなくても十分満たされているにも関わらず、日本という国をあの年齢で選んだ事に感銘。(50代・女性)
・東日本大震災後の「今こそ私は日本人になりたい」と、90に近い歳で故郷のニューヨークより日本に骨を埋める覚悟に感動した。(50代・女性)
・日本の文学と文化を愛し、深く研究した方が、終の住処としてこの国を選んでくれたことが嬉しかった。(40代・女性)
「日本国籍取得」に関する意見
・ノーベル賞級の外国人は、まだ一人として日本国籍に移ってこない。反対に、日本人が外国の国籍をとってからノーベル賞を貰うなどの知性の流出は最近特に多いのが残念。(60代・男性)
・日本人以上に日本人らしい考え方や言葉使い、日本を愛する人ならば、どこの生まれでも日本人になってくれるなら日本人になってもらいたいと強く願う。(50代・男性)
・相撲について、部屋を持ち親方として過ごすためだけに自分の国籍を捨てさせるのは忍びない。日本国籍取得と同時に二重国籍を認める方向で政府は進めてほしい。我が娘も二重国籍なので非難されることがあるのだが、国籍を捨てられない国もある。生まれた国を捨てるという選択を迫る時代ではなくなっていると思う。(60代・女性)
・スポーツは大好きなので日本国籍を取得する事は良いことだと思いますが、日本の良さを変えて欲しくは無いです。その関わったスポーツのしきたり等をちゃんと分かった上で日本に貢献してくれると思いたい。(60代・女性)
・両親のどちらかが日本人で日本国籍を取得するのはいいと思うが、オリンピックなどの代表になりやすいからと日本国籍を取得するのは、日本人としてあまり気分がいいものではない。(50代・女性)
■調査概要
調査タイトル :「日本国籍取得」に関するアンケート調査
調査対象 :日本国籍を有する20代~70代の男女1,304名
調査期間 :2019年9月26日~9月29日
調査方法 :インターネット調査
調査主体 :株式会社エアトリ