モンタビスタ、商用Linuxへの移行不要な Yoctoベースラインへの技術サポート提供開始
米国カリフォルニア州サンタクララ 2021年5月11日(現地時間発) - 商用Embedded Linux(R)製品およびサービスで市場をリードするMontaVista(R) Software LLC(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ/以下、モンタビスタ)は、Yocto Project(R)で作成されたオープンソースのLinuxブランチを利用しメンテナンスとロングタームの技術サポートを必要とするお客様向けのメニュー“MVShield for Yocto”(MVシールド - Yocto)の提供を開始したと発表しました。お客様に代わりモンタビスタがご指定のLinuxディストリビューションをメンテナンスしサポートを提供することで、お客様は商用Linuxへ移行せずに業界最先端のサポートとメンテナンスサービスを受けることができるようになります。
今回の発表は、モンタビスタが展開するディストリビューションの技術サポート拡張の一環であり「MVシールド」と呼ばれます。モンタビスタのMVシールドは、自社のLinux以外にもビルド/テスト/メンテナンス/サポートインフラを用意するもので、既にCentOS(R)向けのものが提供されています。
MVシールド - Yoctoのサービスには以下のものが含まれます。
- 10年超におよぶ拡張サポートとメンテナンス期間
- お客様指定のYoctoプロジェクト・ベースラインに対するセキュリティ/CVEおよび不具合修正
- お客様のご要望により、24時間対応やカスタム化が可能なSLA(Service Level Agreement)に基づく技術サポートオプション
- ボードサポートパッケージ、デバイスドライバー最適化、および組込ソフトウェア拡張といったプロフェッショナルサービスの追加
お客様は、モンタビスタが市場投入しているCGX製品に近い「OpenCGX」をベースラインとするオプションもご利用いただけます。OpenCGXの利用により将来的に商用Linuxとして提供されているCGXへの移行や、IoT/Edge、医療、5G、およびネットワークインフラストラクチャーに求められる製品として、選定済Yoctoの特定ブランチを長期に渡り使い続ける事も可能です。
モンタビスタで製品統括ディレクターのIisko Lappalainenは次のように述べています。
「今回拡張された新しいMVシールド・メニューにより、お客様から要求のあるベースラインへ継続したサポートが可能となるだけでなく、長期にわたるメンテナンスや市場出荷済の製品に搭載されているブランチサポートも容易となります。今回の発表により、フルタイムのエンジニアを確保しご自身でメンテナンスやサポートを行っているお客様には、低価格で非常に魅力的な選択肢を提供できると確信しています。」
米国MontaVista Software LLC社について
MontaVista Software LLC社は、20年以上にわたって商用品質のLinuxと卓越した技術サポートを提供し続ける組込Linuxのリーダーです。コンシューマ機器・通信インフラ・家庭やオフィスの機器に至るまで、幅広い分野で数多くの組込製品に採用されています。お客様はモンタビスタの開発プラットフォームを利用することにより、早期の開発着手、開発期間の短縮、高い品質の製品機能提供、トータル・コストの削減といったメリットを得られます。詳しくは https://mvista.com/jp/ をご覧ください。
Linux FoundationおよびYocto Projectは、Linux Foundationの登録商標です。
Linuxは、Linus Torvalds氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。
MontaVistaは、MontaVista Software LLC社の登録商標です。
その他のすべての名称は、各社の商標、登録商標、またはサービスマークです。