週末はどっぷり世界の最新アニメーション三昧!第7回新千歳空港国際アニメーション映画祭は来週月曜日まで。
アニメーション映画監督・片渕須直、漫画家・大童澄瞳など、豪華ゲスト出演者によるアーカイブ動画も公開中
2020年11月20日(金)から30日(月)までの11日間にわたり開催中の「第7回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」も残すところあと3日となりました。この週末は世界の最新アニメーションにどっぷり浸かりませんか?
まだ間に合う!世界のアニメーションを観放題
新千歳空港シアター・オンラインとハイブリット開催となった本年の映画祭はいよいよ2020年11月30日(月)まで。オンデマンドで楽しめる「オンラインチケット」は好評発売中です。
このチケットでは、11月23日(月)に発表した本年のコンペティション受賞作品(観客賞:『ごん』を除く)他、150作品以上のアニメーション作品が1,500円(税込)で購入日から7日間見放題となります。
豪華ゲスト出演者らが出演する12本のアーカイブ動画を公開中
また、11月20日(金)からの4日間、ライブストリーミング番組「SUPER DOMMUNE」とコラボレーションした特別番組や、国際審査員やコンペティション作家によるトークなどの動画アーカイブ12本が、本映画祭WEBサイトから視聴できるようになりました。
アニメーションを取り巻くさまざまな視点でのトークをお楽しみください。
注目セッション①プロフェッショナルトーク: 10GAUGE 依田伸隆 with 浅野直之 「目立つ、攻める、引きつける! 日本アニメのOP/ED、PV、予告編の世界」
『ドラえもん』『君の名は。』『天気の子』『おそ松さん』『僕のヒーローアカデミア』……これら大ヒット作すべてでPV・予告編を手がけてきた映像制作スタジオ、10GAUGE。本編映像が完成する前の段階で、作品の持つ魅力をいち早くつかみ、見るものを引きつける映像に落とし込むことでヒットを後押ししてきた陰の立役者です。 このトークセッションでは、10GAUGE代表の依田伸隆氏のお仕事を振り返ることを通じて、知られざるPV・予告編の世界を紹介。また後半では、『おそ松さん』『映像研には手を出すな!』などのキャラクターデザイン・作画監督で知られるアニメーターの浅野直之氏をスペシャルゲストに迎え、依田氏をディレクターに二人がタッグを組んだ「僕らまだアンダーグラウンド」MV(Eve)を中心にトークを展開しました。
注目セッション②プロフェッショナルトーク 漫画家 大童澄瞳 「大童澄瞳のアニメ遍歴」
アニメ化、映画化と2020年最も話題となった漫画のひとつ『映像研には手を出すな!』。女子高生3名による熱きアニメ制作活動を描いた本作の漫画家、大童澄瞳氏自身も、独学でアニメーション制作を行う過去をもち、SNSで発信するアニメ作品への造詣の深さは大きな話題となっています。
このトークセッションでは今年度映画祭メインビジュアルも制作した大童氏をお迎えし、ご自身が愛してやまないアニメ作品のお話から、ご自身の作品にもたらした影響など、「アニメ遍歴」と題して深く迫りました。
注目セッション③トークセッション:没後10年、今 敏監督を偲ぶ
今 敏監督が46歳の若さで逝去されてから、今年で10年。毎年日本各地で作品が上映され、今年のアニー賞(アメリカ)では生涯功労賞を受賞するなど、没後もなおその影響の広がりはとどまることを知りません。映画祭では、北海道出身である今 敏監督の功績を称え、4つの長編映画『パーフェクト ブルー』、『千年女優』、『東京ゴッドファーザーズ』、『パプリカ』を期間中毎日1作品ずつ上映しました。
このトークセッションでは、ゲストにプロデューサーで今 敏監督作品すべてを制作したマッドハウスの創設者でもある丸山正雄氏、同じく今 敏監督作品のすべてで美術監督を務めた池信孝氏をお迎えして、今 敏監督の世界観や人物像を改めて捉え返すことで、時を超えて生き続ける「今 敏のアニメーション表現」を伝えます。
注目セッション④トークセッション「いま日本で人形アニメーションを作ること」
今年の日本コンペティションにノミネートした、注目度高い2つの人形アニメーション作品。その2作の監督である八代健志氏(『ごん』)と細川晋氏(『DINO!』)をゲストにお迎えし、おふたりの制作の様子から人形アニメーションにかける思い、そこに見出す可能性まで、いま日本で人形アニメーションを作る意味について語っていただきました。
『ごん』は第7回新千歳空港国際アニメーション映画祭 観客賞を受賞、『DINO!』は北洋銀行賞を受賞しました。
全アーカイブ動画は本映画祭WEBサイトからご覧いただけます。
なお、「AC部特別プログラム」は12月1日の公開を予定しています。