人生の応援誌「PHP」が75周年 創刊記念号の特集は「うまくいっている人の心の持ち方」
歴代最年少の編集長が受け継ぐ、松下幸之助の願い
株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)が発行する月刊「PHP」(編集人 丹所千佳、発行人 村上雅基)は、2022年5月号(4月10日発売、定価250円税込)で、創刊75周年を迎えます。昭和22年(1947)の誕生以来、松下幸之助の「繁栄によって平和と幸福を」という願いを込めて発行してまいりました。自然災害や世界的パンデミック、武力衝突などによる人道危機が深刻化するなかで節目を迎える今、創刊時の思いを新たに、人間のあり方・生き方を考え、読者の人生を応援する雑誌をお届けいたします。
1947年創刊、月刊「PHP」とは
月刊「PHP」は1947年に、パナソニックグループ創業者の松下幸之助によって創刊されました。PHPとは“Peace and Happiness through Prosperity”の頭文字で、「物心両面の調和ある豊かさによって平和と幸福をもたらそう」という意味です。敗戦直後の困窮をきわめた世相に心を痛めた松下幸之助は、「人間というものは、限りなき繁栄と平和と幸福というものを、原則として与えられている」と考えました。「誰もが幸せになるようにできている」と思える人が増えてほしいと願い、そんな社会の実現を目指して創設したのがPHP研究所であり、月刊「PHP」はその機関誌です。創刊号には、室生犀星(詩人、小説家)、菊池正士(物理学者)、秋田實(漫才作家)、高木卓(小説家、ドイツ文学者)、横井福次郎(漫画家)らが寄稿しています。
その後75年にわたり、毎号さまざまな角度で「生き方」を考え、読者の人生に寄り添ってまいりました。愛読者が結成したボランタリーなグループ「PHP友の会」では、国内はもとより海外も含め、2000名を超える会員が交流。また、企業から社員やその家族、取引先、地域の学校などへの贈呈活動も行われています。月刊「PHP」読者の輪は広がり続け、現在50万部を発行しております。
新編集長が受け継ぎ、読者に届けるもの
2021年10月、月刊「PHP」新編集長が就任しました。歴代最年少の30代で、16代目となる丹所千佳編集長は、松下幸之助が灯した「繁栄・平和・幸福」という火を絶やさないために衆知を集め、人と人とがともに考え合う場として、月刊「PHP」を届けていきたいと考えています。
さまざまな課題や問題を抱える現代で、「そもそも誰もが幸せになるようにできている」と思える人が増えてほしいですし、そういう社会になってほしい。そのために「提案し考えあう一つの場」として月刊「PHP」があり続けられるよう、また次の時代に手渡せるようにしたいと思います。
(弊社ウェブサイト掲載「その火を絶やさずに-創刊75周年によせて-」より)
75周年記念特集は「うまくいっている人の心の持ち方」
通巻888号となる創刊75周年記念号の特集は「うまくいっている人の心の持ち方」です。人生は順調なときばかりではありません。でも、そんなときこそ、心の持ちようで未来は変わっていくのだというメッセージを込めて、思いわずらっても引きずらないコツや、いい縁や運に恵まれる考え方を紹介します。
75周年特別企画には、内館牧子さん(脚本家)、松岡修造さん(スポーツキャスター)、尾崎世界観さん(クリープハイプ/ミュージシャン)、阿川佐和子さん(エッセイスト、小説家)から、月刊「PHP」へのメッセージが寄せられました。歌人の穂村弘さんによる、75年前の創刊号レビューも掲載します。なお、この創刊号は電子版で無料配布中です。
「PHP」2022年5月号(通巻888号)
発行人:村上雅基
編集人:丹所千佳
発行所:株式会社PHP研究所
発売日:2022年4月10日
定価:250円(10%税込)
判型:B6判