「ReLabo Medical Spa & Stay」、WELL v2認証 最高レベルのプラチナを ホテル施設として世界で初めて取得
一般社団法人慈恵会(本社:青森県青森市、理事長:丹野 智宙、以下慈恵会)と株式会社マクニカ(本社:横浜市港北区、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、2024年7月11日に開業した「ReLabo Medical Spa & Stay」(運営:株式会社城ヶ倉観光、以下ReLabo)にて、「WELL v2」最高レベルのプラチナ*1を、ホテル施設として世界で初めて取得したことを本日お知らせいたします。
ReLabo*2は、「元に戻す概念」の「Re」と「研究所」など意味を持つ「Labo」を組み合わせた造語で、「世界中の旅人のウェルネスライフを支援する」をコンセプトに、約60年に渡り総合病院などを運営し地域に密着した医療と福祉を実践してきた一般社団法人慈恵会と、日本でも珍しい源泉湧き流しの温泉をもつ南八甲田の蔦温泉旅館を運営する株式会社城ヶ倉観光がタッグを組み、医療を内包した本格的ウェルネスホテルです。
慈恵会のDX共創パートナー*3であるマクニカは、このコンセプトに共感し、WELL認証コンサルティングサービスを提供する清水建設株式会社*4(本社:東京都中央区、代表取締役社長:井上和幸、以下清水建設)と連携し、認証取得コンサルティングサービスの提供、WELL認証 コンセプト「AIR」の加点要件である 空気質の常時モニタリングに必要なサービス「AiryQonnect*5」(空気質モニタリングソリューション) を提供しました。
■WELLコンサルタントからのプロジェクトの評価ポイント
ReLabo がWELL認定 プラチナランクの評価を獲得したプロジェクトの主な評価ポイントは次のとおりです。
<主な評価ポイント>
・空気:高性能空調フィルターの実装によって人体に有害な物質の建物内の侵入を防ぎ、建物内の空気質を高い水準で維持、ホテル共有部での空気質の可視化(マクニカ提供 AiryQonnect)
・水:定期的な水質検査と結果の開示、水が外に飛散しにくい手洗いの設置
・栄養:基準に合った大きさの食器の提供、アレルゲン表示、 特定アレルゲンを使わない特別食の提供
・光:照度基準に準拠した照明の提供
・運動:フィットネススペース、人間工学プログラムの導入
・温熱快適性:ホテル共有部での温熱環境の可視化(マクニカ提供 AiryQonnect)
・音:室内騒音レベル最高評価
・材料:健康に配慮した清掃用品の使用、パンデミックに備えた戦略(ソーシャルディスタンス、出入口の分離、表面接触の最小化等)の立案
・こころ:自然系やアートを取り入れたデザイン、メンタルヘルスを含むストレス管理
・コミュニティ:ユニバーサルデザイン、BCPの策定
<その他、ウェルネスに関する取り組み>
・水:オフィス共用部への浄水器の設置や中央広場への給水スポット設置による水の飲用促進
・栄養:ウェルネスガストロノミー、地産地消「青森食材」
・運動:スパや瞑想、医療サポートクリニック
・運動・コミュニティ:中央広場などを活用したウェルネス関連のイベントなどによる運動の促進
慈恵会とマクニカは、慈恵会が培ってきた医療介護・ウェルネスにおけるノウハウと、世界最先端デジタルテクノロジーを持つマクニカと、双方のインテリジェンスを掛け合わせたサービス・ソリューションを創出することで、本州最北端から、社会課題の解決、地域貢献、地方創生を目指したDXを推進してまいります。
*1:WELL認証「WELL v2」最高レベルのプラチナ
WELL認証は、健康とウェルビーイングの観点から施設及び組織を評価する世界初の認証システムで、2014年から運用が開始されました。今回取得した「WELL v2」は、「空気(空気のきれいさ)」、「水(水の安全性やおいしさ)」、「栄養(健康的な食事の提供)」など、10 のコンセプト・200 以上の評価項目からなり、各コンセプトの必須項目を達成した上で、加点項目の総合点により、ブロンズから最高レベルのプラチナまでの 4 段階にランク付けされます。
https://www.wellcertified.com/
*2:「ReLabo Medical Spa & Stay」
2024年7月にOpenした「世界中の旅人のウェルネスライフを支援する」をコンセプトにした客室130室の本格的ウェルネスホテル。松葉啓氏設計のウェルネスセンターでは、ヨガ、アーユルヴェーダ、温泉、カウンセリング、疲労回復注射や美容注射を受けることができるクリニックを併設し多彩なプログラムを提供。青森食材を活かしたイノベーティブフレンチや、管理栄養士監修の朝食ブッフェを提供するレストラン「Wellness Gastronomy」など、心身の癒しと健康的な滞在をサポートします。
https://relabo.com/
*3:マクニカは、慈恵会グループの医療介護・ウェルネス・スマートシティにおけるDX共創パートナーとして連携し、慈恵会グループにおけるサービスの価値向上とスタッフの負担軽減、労働力不足解消を実現し、さらには地域貢献、地方創生の支援を行っています。
https://www.macnica.co.jp/public-relations/news/2022/141364/
*4:清水建設 WELL認証取得コンサルティングについて
清水建設では、WELL認証取得コンサルティングだけでなく、お客様の人的資本経営をFM(ファシリティマネジメント)の観点から支援する活動を展開しています。
https://www.shimz.co.jp/lcv/well/
*5:空気質モニタリングソリューション「AiryQonnect」
マクニカが提案する空気質モニタリングソリューションです。温湿度、CO2、TVOCガス、PM2.5など空気環境を計測するために必要な高精度センサーと共に、LTE SIM・BLEルーターの無線通信機能、取得したデーターを可視化するダッシュボード、APIによる外部連携など空気質モニタリングに必要な要素をトータルで提供します。「AQ-E1」は、高精度環境センサー(温湿度、二酸化炭素、TVOCガス、PM粒子、大気圧)を搭載した端末です。
https://www.macnica.co.jp/go/airyqonnect.AQ-E1.html
※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカ及び各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。
一般社団法人慈恵会について
慈恵会グループは、青森市で昭和36年に設立以来「思いやりの心を持って地域に密着した医療と福祉を実践いたします」を理念に掲げ、60年以上医療・介護・福祉・観光を通じ地域に貢献してまいりました。青森慈恵会病院をはじめ3つの病院、19の介護保険事業を展開し、市内に総ベッド数1,110床、通所定員355名の規模を運営、地域社会の健全な発展の為尽力してまいりました。
慈恵会について: http://jikei-kai.org/
株式会社マクニカについて
マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアとして、最新のテクノロジーをトータルに取り扱う、サービス・ソリューションカンパニーです。世界26か国/地域92拠点で事業を展開、50年以上の歴史の中で培った技術力とグローバルネットワークを活かし、AIやIoT、自動運転など最先端技術の発掘・提案・実装を手掛けています。
マクニカについて:www.macnica.co.jp