セラノスティック・ナノマテリアル世界市場が2017年までに約1880億米ドル規模に到達の見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社BCC Researchが発行した報告書「Nanomaterials in Theranostics: Global Markets (セラノスティックスにおけるナノマテリアル：世界市場)」の販売を開始しました。
セラノスティック・ナノマテリアルの世界市場は2011年には約1060億米ドル、また2012年には1120億米ドル規模であったと推定されています。この市場は今後5年間にわたって10.8%の年平均成長率 (CAGR) で拡大を続け、2017年までには総計約1880億米ドルに達する見込みです。
セラノスティックス市場では2017年に至るまで、プロテイン製剤分野が支配的な位置にあると見られています。この分野は2012年には総計で543億米ドル規模となっていました。今後は12.9%のCAGRで成長を続け、2017年には約1000億米ドルに達すると予測されています。
モノクローナル抗体分野は2012年には約530億米ドルの市場規模となっており、2012年から2017年の間に2.9%のCAGRで成長し、2017年には約610億米ドルに到達すると予測されています。
同レポートはセラノスティックスおよび個別化医療に用いられるナノマテリアルの市場について包括的な分析を行っています。セラノスティックス (theranostics) とは治療 (therapy) と診断 (diagnosis) との融合であって、個別化医療の基礎をなすものであり、高度にカスタマイズできる医療として新たに提唱されているモデルです。この調査レポートはこのモデルを詳細に解説し、またプロテインやモノクローナル抗体、ナノ粒子、ナノ結晶、リポソーム、ならびに量子ドットなど、さまざまな効能を持つものとして市場に現れている広範なナノマテリアルについて分析を加えています。
この市場は指数的に規模と収益とを増大させており、医療モデルの基準を変えつつあります。そしてその結果として新たな市場対策や戦略的な企業提携、革新的なビジネスモデル、また研究開発(R&D)のアウトソーシングといった新対応が課される状況となっています。
同レポートではこの新モデルの推進要因と制限要因について精査し、加えてセラノスティックスで使用されるナノマテリアルについて徹底した分析を行っています。
市場調査レポート: セラノスティックスにおけるナノマテリアル：世界市場
Nanomaterials in Theranostics: Global Markets
http://www.gii.co.jp/report/bc275348-nanomaterials-theranostics-global-markets.html
出版日: 2013年07月05日
発行: BCC Research
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