『芸能と笑いによる免疫力アップ』 近畿大学アンチエイジングセンター第15回市民公開講座

近畿大学アンチエイジングセンター(大阪府東大阪市)は、平成28年(2016年)5月14日(土)近畿大学東大阪キャンパスにて、市民公開講座を開催します。

第15回目となる今回は、『芸能と笑いによる免疫力アップ』をテーマに、本学文芸学部教員による講演を行います。

【講演内容】
●「日本芸能にみるエイジング」 近畿大学 文芸学部 芸術学科 教授 林 公子
●「がんと酒、いくつになっても、もしもの時も、上手に付き合う方法、教えます」
                近畿大学 文芸学部 文化・歴史学科 准教授 前田 益尚

【近畿大学アンチエイジングセンター】
予防医学領域におけるアンチエイジング(抗老化)の基盤および実践的研究は、世界的にも特に著しい高齢化が進む我が国において、最も重要かつ早急に対策が必要とされています。

近畿大学アンチエイジングセンターは、国民の第一の財産である健康を守り、健康寿命を延ばし、生き生きとした社会を創るための活動を行っています。アンチエイジング関連の研究のみならず、市民公開講座、スポーツ教室の他、講演会や研究会を通じて市民の健康増進に貢献しています。

【公開講座概要】
■日  時:平成28年(2016年)5月14日(土) 14:00~16:20
■会  場:近畿大学東大阪キャンパス 39号館201教室
     (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬」駅から徒歩約10分)
■対  象:一般の方(定員先着200人) ■受講料:無料
■主  催:近畿大学アンチエイジングセンター
■後  援:東大阪市薬剤師会連合会
■申込方法:住所、氏名、人数を明記のうえ、FAXまたはメールで下記へお申込み下さい
■お問合せ:近畿大学アンチエイジングセンター
      TEL (06)4307-3097 FAX (06)6729-3577
      E-mail:antiaging@itp.kindai.ac.jp

【講演1】
■タイトル:日本芸能にみるエイジング
■講  師:近畿大学 文芸学部 芸術学科
      教授 林 公子
■時  間:14:00~15:00
■講演内容:
日本の芸能には、老齢のキャラクターが多く登場します。特に「翁」という芸能は、老齢の二人の神が登場して、世を寿ぎ、幸いと五穀豊穣を祈ります。老齢とはすなわち長寿のことであり、長寿であればあるほど、それはたぐいまれで目出度いこととして尊まれ、老人の形象は信仰の形となったのです。それが芸能化したものが「翁」ですが、能という芸能もまた、多く神や亡霊の仮の姿として老人が登場する芸能です。能と平行して演じられてきた狂言には、齢100歳を越えて乙女に恋をする老人が登場します。日本の芸能に表された老人の諸相から、年を重ねることがどのように受け取られていたかをみていきます。
■著  書:『歌舞伎をめぐる環境考』晃洋書房
      『岩波講座 歌舞伎・文楽』岩波書店(共著)

【講演2】
■タイトル:がんと酒、いくつになっても、もしもの時も、上手に付き合う方法、教えます。
■講 師:近畿大学 文芸学部 文化・歴史学科 准教授 前田 益尚
■時 間:15:20~16:20
■講演内容:
がんは不治の病ではありません。平成19年(2007年)、下咽頭がんの診断を受け、奇跡の手術を受け声帯を残したまま現場へ復帰した本人が、がんに対して、楽観的に向き合い、乗り越えたプラス思考、病気の忘れ方を、皆さまに伝えます。酒は百薬の長ではありません。がんの治療後、これまで目を背けていたアルコール依存症の症状が悪化し、平成25年(2013年)に緊急入院。断酒に向け、大学を休職し、本格的な治療を開始。そして平成28年(2016年)、断酒2年を迎え教育の現場に戻った本人が、病と、医療と上手に付き合い、厳しくも楽しく、乗り超える術を伝授します。
■著 書:『楽天的闘病論―がんとアルコール依存症、転んでもタダでは起きぬ社会学』晃洋書房

【関連リンク】
文芸学部 芸術学科(舞台芸術専攻) 教授 林 公子 
http://www.kindai.ac.jp/meikan/1083-hayashi-kimiko.html
文芸学部 文化・歴史学科 准教授 前田 益尚
http://www.kindai.ac.jp/meikan/252-maeda-masunao.html

林 公子教授(左) 前田 益尚准教授 (右)
林 公子教授(左) 前田 益尚准教授 (右)

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