心理医療もアプリ化される令和時代

私たちの生活はテクノロジーの進化と共により便利な世界へとアップデートを繰り返している。2020年12月下旬、心理医療にもテクノロジーが導入される。

■年々増加にある精神疾患患者数と心理医療

心の病や悩みを抱えた人を対象とする精神科、心療内科。平成29年時点で400万人を超える精神疾患患者の内訳は多いものから、うつ病、不安障害、統合失調症、認知症などとなっている。それらの治療として定期的な診察と投薬、そして心理カウンセリングを受ける患者も多くいる。今回はその心理カウンセリングにテクノロジーが取り入れられた。

■心理カウンセリングサービスの実態

心理カウンセリングというと、従来は主に精神科や心療内科で治療の一環として用いられている。近年オンラインカウンセリングといった、WEBサイトからアクセスし通話やメール機能を使ったカウンセリングを受けるというサービスも増えてきている。しかしながら従来の医療機関とオンラインで行われるカウンセリングには、50分のセッションが平均7,000円など「受診価格が高額である」という大きな問題を抱えていた。加えて医療機関のカウンセリングは予約自体が取りづらく、初診では1~2ヶ月、町病院であれば半年程の予約待ちを強いられることも珍しくはない。

■心理カウンセリングをマッチングアプリに

個人事業として20歳の女性起業家が立ち上げた心理カウンセリングサービス[Bloste/ブロステ]は、【お客様とカウンセラー様をつなぐマッチングアプリ】である。精神疾患を持つ人や悩みを聞いてほしい人などの「お客様」と、心理資格を持った心理カウンセラー=「有資格カウンセラー」に加えて、心理カウンセラーを目指すカウンセラー養成スクール所属の学生や心理学部所属の大学生=「学生カウンセラー」、それらのマッチングをアプリ化したものである。[Bloste/ブロステ]代表の橋本なずなは、高校卒業後米国ニューヨークへ留学し、米国のメンタルケア文化 及び 心理カウンセリングサービスについて興味を持った。帰国後、心理学と経営やビジネスの勉強を積み【お客様とカウンセラー様をつなぐマッチングアプリ Bloste/ブロステ】が開発された。

■【お客様とカウンセラー様をつなぐマッチングアプリ Bloste/ブロステ】

POINT.1【チケット制のカウンセリング】
お客様はアプリインストール 及び 会員登録は無料で、カウンセリングを受診する為の [チケット] を都度課金制でご購入頂くことでカウンセリングを受けられる。

POINT.2【即日・安価なカウンセリングを提供】
フリーランスなどで働くカウンセラーが多いことを個人間のマッチングにすることで、医療機関の営業時間やオンラインカウンセリングの対応時間に縛られず、夜間や早朝のカウンセリング対応を取り入れ即日予約を可能なものにした。そしてカウンセリング価格に上限があることで、お客様は安心して予算に合ったカウンセラーを選ぶことができ従来では考えられない安価なサービス提供を叶えている。

POINT.3【選べるカウンセラー登録】
カウンセラー様もアプリインストール 及び 会員登録は無料で行うことができ、基本的にお客様から依頼されるカウンセリングにご対応して頂く。カウンセラー様の会員登録には有資格カウンセラー様のみが登録できる[Basicプラン] と [Proプラン] 、対象学生のみが登録できる [Studentプラン] の3つのプランがある。[Basic] と [Student] は無料で利用可能だが、[Pro] のみ月額2,980円の有料会員になる。
[Pro] は他2つと異なり、「①マッチング仲介手数料 ②サービス提供価格範囲 ③*カウンセラー様からお客様へアプローチが可能」などの優遇を受けることができる。(*[Basic] [Student] はお客様から依頼されるカウンセリングしか対応できない)

POINT.4【カウンセラーオーナー制度で副業・独立を応援】
カウンセラー様はサービス提供価格を自身で決められる。(登録プラン毎に設定可能な価格範囲が異なる)有資格カウンセラー様が副業で行うなら[Basicプラン]、 本業で行うなら[Proプラン] をオススメしている。([Basic] ¥1500~¥4,499 [Student]¥1~¥1,499 [Pro]¥1500~¥4,999)

POINT.5【選べるカウンセリング形態】
カウンセリング形態は医療機関のような対面型の「オフライン形態」と最新のリモート通話機能を使った「オンライン形態」の2つの形態に対応しており、お客様・カウンセラー様共にその都度自身の都合に合わせられる。

POINT.6【事前に相手を確認できる】
今もメジャーである医療機関でのカウンセリングはお客様は当日カウンセリングルームに入ってからでないとカウンセラーがどんな人なのか知ることができなかったが、マッチングアプリ化したことにより、お客様はカウンセラーの性別や年齢をはじめ、相談の得意分野や口コミを知ることができ、カウンセラー様はお客様の性別や年齢、相談分野などを事前に知ることができる。

■コロナ禍で増える精神疾患患者数と自殺者数

日本人は他国と比べてメンタルケアを疎かに考えている人が多く見受けられる。故に近年の精神疾患患者数は増加傾向にあり、自殺者数は新型コロナウイルスによる外出自粛要請などが出たことで会社や学校に行く機会が減り一時は減少傾向にあったが、10月には前年比の39.9%増化した。

いま一度メンタルケアに目を向け「自愛」してほしいと思う。