解体寸前だった富山・城端の文化財「織館」再生プロジェクト、 4月30日までクラウドファンディングを実施中

開始10日で目標金額を達成、ネクストゴール500万円に挑戦中

2025-04-23 09:30

450年続く絹織物文化を唯一継承する株式会社松井機業(本社:富山県南砺市/代表取締役:松井 紀子)は、国登録有形文化財「織館(おりやかた)」を地域の新たな拠点として再生するプロジェクトを推進中。
クラウドファンディングでは、開始10日で目標金額を達成し、現在はネクストゴール500万円に挑戦中。募集は2025年4月30日(水)まで。文化と建物の“記憶”を未来へつなぐ取り組みとして、今、全国から注目を集めています。

プロジェクトページ: https://camp-fire.jp/projects/831044/view

「織館」の外観

解体一歩手前の文化財を、地域の拠点へと再生

「織館」は昭和3年築。城端の絹産業とともに歩んできた歴史的建造物で、現在は国の登録有形文化財に指定されています。
かつて織物体験施設として活用されていたものの、令和5年に閉館。以降、借り手が現れず、解体の危機に直面していました。

この危機を前に、「町の人たちの記憶にある場所を守りたい」と、地域の織物産業を支えてきた松井機業が建物を引き継ぎ、再生プロジェクトを始動。クラウドファンディングで共感の輪が広がり、すでに支援金は300万円を突破しています。

■再生の先に描く未来:「SHAREじょうはな織館」
建物の名称を新たに「SHAREじょうはな織館」とし、「幸せや喜びを分かち合える場」という意味を込め、再生を目指します。

「織館」未来のイメージ

展開予定スペース

・コミュニティカフェスペース
地元の人気ベーグル店「sino.a Bagel dining」が常設店舗をオープン。観光客も町の人も気軽に集える、日常の“にぎわい”の場に。

・シェア本棚スペース
本を通して自然な交流が生まれ、地域の方や観光客がゆったりと時間を過ごせる、心地よい憩いの場に。

・ワークショップスペース
織物体験、子ども向け教室、文化人との交流など、多世代・多地域をつなぐ創造と交流の空間として活用。

平面図

「なくなる前に守りたい」を行動に

今回の取り組みは、地方の文化財や地域資源が維持困難により失われつつある現状に対し、地域民間事業者が自ら資金調達・再生を試みる好例といえます。
現時点で支援者は全国に広がり、クラファンページには「子ども時代の思い出が詰まった場所。応援しています」「文化を次世代へつなぐ取り組み、素晴らしいです」といった声が多数寄せられています。

支援金の使い道

・建物修繕・設備整備
・広報・運営費
・クラファン関連諸経費

リターン情報(一例)

・5,000円 :純粋に応援(お礼のお手紙)
・5,000円 :応援ドリンクチケット500円×10枚
・7,000円 :お楽しみベーグルセット
・30,000円 :お名前プレート(法人向け)
・40,000円 :わんこ用ポール設置応援
・100,000円:お名前プレート特別版

コメント|株式会社松井機業・代表取締役 松井 紀子

「この場所は、誰か一人のものではなく、町の人の“記憶”そのもの。文化財としての保存だけでなく、誰もが集える“開かれた空間”として、もう一度息を吹き込みたい。共に未来をつくる仲間として、ぜひ応援いただけたら嬉しいです。」

プロジェクト概要

プロジェクト名:「なくなる前に守りたい」富山・城端の文化財
        「織館」を地域の交流拠点に!
実施期間   :2025年4月1日~4月30日(CAMPFIRE)
支援形式   :All-in方式(目標金額達成済/ネクストゴール挑戦中)

施設情報

SHAREじょうはな織館
所在地    :富山県南砺市城端648-1
営業時間   :11:00~18:00(水~日曜)
本オープン予定:2025年5月9日(金)

会社概要

社名  : 株式会社松井機業
代表者 : 代表取締役 松井 紀子
所在地 : 〒939-1815 富山県南砺市城端町3393
創業  : 明治10年3月
資本金 : 3,200万円
事業内容: 絹織物製造販売
URL   : https://www.matsuikigyo.com/

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