誰かの痛みに気づける子どもを育てるには? 〜「おとなの学び場」第2回を終えて

5月22日(月)にオンラインダイアログ「おとなの学び場」第2回を開催しました。

「画一的な正解」がない時代に大人として何が必要なのか?

教育にも、キャリアにも、「画一的な正解」が無い時代。私たち大人も、自身の世代の経験や既成概念にとらわれず学び続けることで、「自分なりの答え」や「在りたい姿」が見えてくるように思います。「おとなの学び場」は、そんな大人(保護者)の学びと探求を応援するセミナーシリーズです。

5月22日開催の第2回は、BS「サンデーモーニング」でミレニアル世代を代表するコメンテーターとしてもお馴染みの、NPO法人WELgee 代表の渡部カンコロンゴ清花さんをお迎えし「誰かの痛みに気づける子どもを育てるには?」というテーマでお話しいただきました。

渡部さんからは、きっかけは一つではなく、親として強要せずに、子どもに色々なことに出会うチャンスを与えることが必要。また、入管法に関しても、本当に難しい事柄ではあるが、止まるのではなく、前に進むというお話がありました。


【渡辺カンコロンゴ清花さんの入管法改正に関するブログ】


また、想像力や共感力を育むためには、何か特別な経験が重要なのではなく、子どもの頃の「日常」が10年後、20年後につながる瞬間がある。親としての想いが、子どもにプログラム化されるわけではないので、どれが当たるかはわからない。だからこそ、子どもも大人も様々な体験と向き合うことが大切なことだろうとお話しされました。

当日の対談の様子。左:更科幸一校長先生、右:平田麻莉さん、下:渡辺カンコロンゴ清花さん

更科幸一校長からは、自分の頭で考え、動く大人でなくては子どもには伝わらない。「個」と「システム」どちらにも目を向ける必要がある。

生徒たちもコロナ禍で路上生活の方々へおにぎりを配る活動をしており、こういう体験の積み重ねから、「どうしてこういうことが起こるのか?」というシステムへの課題解決に向かっていく。おにぎりを配るという個の体験から、別の社会課題に目をむける力も合わせて付いてくのではないかといった対話が行われました。

アーカイブ動画を公開しておりますので、ご興味ある方はぜひご覧ください。


次回のゲストは長尾順平さん


第3回は、7月20日(木)20~21時に開催予定です。
「『楽しい』で世界を広げられる子どもを育てるには?」というテーマで、株式会社LU.TWIYO代表取締役社長の長尾純平さんをお迎えします。


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