「黒部宇奈月キャニオンルート」の旅行商品販売開始日が 2024年1月29日に決定!
人跡未踏の黒部峡谷に挑んだ電源開発の軌跡 ~秘境の地底に広がる巨大な電源施設群を往く~
2024年6月30日に一般開放・旅行商品化が始まる新たな観光ルート「黒部宇奈月キャニオンルート」の旅行商品販売開始日が2024年1月29日に決定いたしました。また、2024年の催行日程は、6月30日から11月29日までと決まりました。
11月に開催される、北陸デスティネーションキャンペーン全国宣伝販売促進会議にて、全国から参加される旅行会社の皆様に、1泊2日の基本コースの詳細を提示し、ツアー商品の造成を働きかけます。
一般開放日まで8か月。引き続き、観光客の皆様をお迎えする準備を進めてまいります。
黒部宇奈月キャニオンルート 概要
60年以上前、黒部川第三発電所・第四発電所の建設に伴い、日本電力(株)や関西電力(株)が工事用ルートを整備しました。今までは一般に開放されていないルートでしたが、2018年に関西電力(株)と富山県が締結した協定により、安全対策工事完了後、2024年度に「黒部宇奈月キャニオンルート」として一般開放・旅行商品化され、黒部峡谷から黒部ダムに至る電源開発の歴史をたどる新たな観光ルートが形成されます。
旅行商品販売開始日
2024年1月29日
一般開放・旅行商品化の開始日
2024年6月30日
みどころ
1:60年以上前、黒部川第三発電所・第四発電所の建設に伴い整備された工事用ルート。現在も発電所の保守や工事に使われており、これまでは、工事関係者以外は立ち入ることができませんでした。
2:蓄電池機関車やインクラインなどの乗り物で進みながら、地底に作られた多様な電源施設や設備、掘削時岩盤温度が160℃に達した高熱隧道など、電源開発の軌跡を体験できます。
3:荒々しい稜線が織りなす裏剱や仙人谷など、長く険しい道を辿った登山者など限られた人しか目にすることのできない黒部奥山の絶景を満喫できます。
4:日本一のV字峡である「黒部峡谷」と世界的な山岳景観を誇る「立山黒部アルペンルート」を結ぶ新たな観光ルートが形成されます。
黒部宇奈月キャニオンルート 旅行商品概要
ポイント
(1) キャニオンルートを含む旅行商品として、キャニオンルート訪問の前泊または後泊がセットになった1泊2日の4種の基本コースを設定します。
(2) 専門知識を習得したガイドが同行します。
(3) キャニオンルートの理解を深めるため、専門ガイドによる事前レクチャーをキャニオンルート体験前に実施します。
各基本コースの概要
(コース/行程)
・宇奈月発第1便/
宇奈月温泉(前泊)-宇奈月駅-欅平-【キャニオンルート】-黒部ダム(解散、立山駅方面へ)
・宇奈月発第2便/
宇奈月駅-欅平-【キャニオンルート】-黒部ダム-室堂泊(解散、立山駅方面へ)
・黒部ダム発第1便/
大町温泉郷(前泊)-黒部ダム-【キャニオンルート】-欅平-宇奈月駅(解散)
・黒部ダム発第2便/
立山駅-黒部ダム-【キャニオンルート】-欅平-宇奈月駅-宇奈月温泉泊(解散)
11月8日~10日にかけて開催される、北陸デスティネーションキャンペーン全国宣伝販売促進会議において、全国から参加される旅行会社の皆様に、1泊2日の基本コースの詳細を提示し、ツアー商品の造成を働きかけます。
各旅行会社において、この基本コースに、富山県内までの往復の交通、周辺観光、前後の宿泊などを加えたツアー商品として企画・販売されることとなります。
令和6年度の催行計画
6月30日 宇奈月発第2便
7月1日~10月31日
・宇奈月発、黒部ダム発各第1便(各30名/日)は、毎週水・木曜日を中心に34日間
・宇奈月発、黒部ダム発各第2便(各20名/日)は、原則毎日123日間
11月1日~29日
・宇奈月発、黒部ダム発各第2便(各20名/日)は29日間
以上より、令和6年度の受入最大人数は、8,140人となります。
(受入最大人数には、専門ガイドや旅行会社の添乗員を含みます)
基本コースの想定販売金額は、宇奈月発第2便で13万円程度となる見込みです。
※旅行代金には、宿泊ホテル、立山黒部アルペンルート・黒部峡谷トロッコ電車運賃、専門ガイド・安全添乗員、食事などの費用を含みます。
※コースごとに行程や宿泊地が異なるため金額も異なります。また同じコースでも催行日やホテル1室あたり利用人数により金額は変動します。
今後のスケジュール
2023年11月
・北陸DCに向けた全国宣伝販売促進会議(8~10日)において、旅行会社にツアー商品造成の働きかけ
2024年1月29日
・旅行商品の販売開始
2024年6月30日
・一般開放・旅行商品化開始