近畿大学農学部 公開講座2024を開催 「セレンは微量でピリリとすごい」「植物もウイルス感染で病気になる」

2024-05-17 14:00
令和5年(2023年)に実施した農学部公開講座

令和5年(2023年)に実施した農学部公開講座

近畿大学農学部(奈良県奈良市)は、令和6年(2024年)5月25日(土)、奈良キャンパスにて、「近畿大学農学部 公開講座2024」を開催します。農学部では地域貢献活動として、毎年一般の方を対象に公開講座を実施しています。農学部の教員が農業、健康、食の安全などをテーマに分かりやすく解説し、一般の方に農学分野への興味・関心をより一層深めていただくことを目的としています。
今回は、生物機能科学科准教授 武田徹と、農業生産科学科准教授 小枝壮太による講演を行います。

【講演内容】
講演(1)「セレンは微量でピリリとすごい~二刀流?それともジキルとハイド?~」
講師:農学部生物機能科学科 准教授 武田徹
内容:私たち生き物のからだはさまざまな元素で作られていますが、中には体内存在量が0.1%に満たないにも関わらず、決して欠くことのできないものがあります。このような元素を"必須微量元素"と呼びますが、その必須性はヒトや動物と植物との間では微妙に異なっています。今回は、ヒトにとって"必須"である「セレン」という硫黄の仲間の元素の不思議について解説します。

講演(2)「植物もウイルス感染で病気になる」
講師:農学部農業生産科学科 准教授 小枝壮太
内容:私たちがコロナウイルスやインフルエンザウイルスの感染で病気になるように、植物もウイルスの感染により病気になります。野菜や穀物がウイルス病になると、私たちが普段食べている農作物を収穫できなくなります。本講演では、植物ウイルスや、ウイルス病への対応による安定した農産物の生産について、最新の研究成果も交えながら解説します。

【開催概要】
日時:令和6年(2024年)5月25日(土) 10:00~12:30(受付開始 9:30)
場所:近畿大学奈良キャンパス 209教室
   (奈良県奈良市中町3327-204、近鉄奈良線「富雄駅」からバス約10分)
対象:一般の方 100人(参加無料) ※ 定員に達したため受付終了
後援:奈良県

【プログラム】
10:00~10:10 開会・挨拶
10:10~11:10 講演(1)「セレンは微量でピリリとすごい~二刀流?それともジキルとハイド?~」
11:10~11:30 休憩
11:30~12:30 講演(2)「植物もウイルス感染で病気になる」

【講師プロフィール】
武田徹(たけだとおる)
所属  :近畿大学農学部生物機能科学科 准教授
学位  :博士(農学)
専門分野:植物栄養学

小枝壮太(こえだそうた)
所属  :近畿大学農学部農業生産科学科 准教授
学位  :博士(農学)
専門分野:野菜園芸学

【関連リンク】
農学部 生物機能科学科 准教授 武田徹(タケダトオル)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/812-takeda-tooru.html
農学部 農業生産科学科 准教授 小枝壮太(コエダソウタ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1360-koeda-sota.html

農学部
https://www.kindai.ac.jp/agriculture/

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