世界の無菌包装需要は、2015年に360億米ドルに近づく見通し
株式会社グローバル インフォメーションは、ザ・フリードニア・グループが発行した報告書「World Aseptic Packaging to 2015 (世界の無菌包装市場：2015年までの予測)」の販売を開始しました。
世界における無菌パッケージングの需要は、今後、年率平均9.1％で成長し、2015年には358億米ドルに達すると予測されています。
無菌包装を利用するアプリケーション数の増加と、コストおよび利便性が、この成長の要因となっています。
特に発展途上国において、無菌包装市場は堅調に成長する見通しです。
途上国ではコールドサプライチェーンのインフラが不足しているため、無菌包装された常温保存可能品への需要が、増加しつづけると見られます。
世界の無菌包装市場では、飲料部門が今後もひきつづき5割以上のシェアを占めると予想されています。
飲料における無菌包装の需要は、生産量の伸びと用途の拡大によって成長する見通しです。
無菌包装は、乳飲料等の腐敗しやすい飲料を、冷蔵機能のないトラックで輸送し、常温保存することを可能にします。こうした利点とコストによって、飲料における無菌包装の利用は拡大する見込みです。
食品部門では、金属缶やガラス瓶の代わりに、液体、低微粒子、ポンパブル食品に無菌包装が用いられ、食品市場における無菌包装の需要が拡大するでしょう。
医薬品部門では、バイオ医薬品の普及と消費量の拡大に伴い、一回量包装や他のドラッグデリバリーフォーマットが好まれ、無菌包装の需要が増加する見通しです。
バイオ医薬品は、薬剤の無菌状態を保つために、無菌包装が必要となっています。
市場調査レポート: 世界の無菌包装市場：2015年までの予測
World Aseptic Packaging to 2015
http://www.gii.co.jp/report/fd233486-world-aseptic-packaging-2015.html
出版日 2012年03月
発行: The Freedonia Group
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