雑草芸人・小島よしおと植物学者・稲垣栄洋の共著 『雑草はすごいっ!』11/22発売

踏まれても抜かれても「そんなの関係ねぇ!」

株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2023年11月22日に『雑草はすごいっ!』(稲垣栄洋・小島よしお共著/税込1,540円)を発売します。しぶといイメージの雑草は、実は弱い植物です。ライバルのいない場所を見つけては生き残り、生物多様性を守り高めてきました。この生存戦略の体現者として、芸人の小島よしおさんに注目したのが、雑草生態学を専門とする植物学者の稲垣栄洋さんです。「一発屋」から「子どものカリスマ」へと独自のポジショニングで芸能界を生き抜く戦略が、「まさしく雑草芸人」だと絶賛しています。本書は、学者と芸人の草思草愛コンビによる、雑草的生き方エッセイです。

『雑草はすごいっ!』表紙と帯
『雑草はすごいっ!』表紙と帯

芸能界での居場所を作った雑草戦略

雑草は競争に弱い植物です。でも、踏まれたり、抜かれたり、刈られることには強く、公園の端っこやアスファルトの割れ目など、ライバルのいない場所を見つけて生き残っています。このことを稲垣栄洋さんの著書『弱者の戦略』(新潮新書)で知った小島よしおさんは、自分は雑草と同じだと気づきました。海パンスタイルもフレーズネタも子ども向けの単独ライブも、「誰もやってないことは、逆にチャンスなんだ」と確信したのです。今回の共著ではネタ切れの不安もあったという小島さんですが、稲垣栄洋さんにかかれば、自分の行動や考え方が、ことごとく雑草の習性や戦略に当てはまることに驚いています。芸能界で居場所を作ることができた理由も「腑に落ちた」と述べ、本書「おわりに」では、雑草芸人として胸を張ります。

自分だけじゃなくて、みんなに当てはまるんじゃないかな

植物や生物の生存戦略は、何億年という長い時間をかけてトライアンドエラーを繰り返して淘汰されてきました。つまり、明確な成功事例ばかりだということです。本書の制作過程で小島さんは、稲垣さんの解説が「自分だけじゃなくて、みんなに当てはまるんじゃないかな」という思いを強めました。

雑草の生き方というのは、きっと我々人類のお手本とすべき生き方になるのではないか。
居場所をそれぞれ探して、楽しく暮らせるんじゃないか。(中略)
多様性がテーマのこれからの世の中に、ジャストフィットするであろう雑草イズムが、この本を通して一人でも多くの皆さんに届くことを切に願います。
(本書「おわりに」より)

『雑草はすごいっ!』について

本書で紹介する雑草イズム

雑草イズムは、がんばり方がわからなくなったときや、生きづらさを感じたときの、生きるヒントです。
▶予測不可能な環境では、小さなタネをたくさんばらまくことが大切
▶植物は環境を受け入れて、自分を変えていく
▶「得意なところ」の周辺に「ナンバー1になれそうな場所」がある
▶競争しない努力もある
▶自分が伸びていく方向が間違いなく「前」なのである
▶大切なことは誰かより優れていることではなく、誰かとは違うこと

著者

●稲垣栄洋(いながき ひでひろ)
農学博士、植物学者。1968年、静岡県生まれ。静岡大学大学院教授。岡山大学大学院農学研究科修了後、農林水産省、静岡県農林技術研究所等を経て現職。主な著書に、『弱者の戦略』(新潮選書)、『生き物の死にざま』(草思社)などがある。

●小島よしお(こじま よしお)
芸人。1980年、沖縄県生まれ。早稲田大学在学中にコントグループ「WAGE」でデビュー。2006年より、ピン芸人として活動。2007年に「そんなの関係ねぇ!」で大ブレーク。年間100本以上の子ども向け単独ライブを行い、“日本一子どもに人気のお笑い芸人”として活躍している。主な著書に、『おっぱっぴー小学校算数ドリル』(KADOKAWA)、『小島よしおのボクといっしょに考えよう』(朝日新聞出版)などがある。

書誌情報

タイトル:雑草はすごいっ!
著者:稲垣栄洋/小島よしお共著
価格:1,540円(10%税込)
判型・製本・頁数:四六判並製192ページ
ISBN978-4-569-85599-8
発行:PHP研究所