「ビル再生100の物語」知られざるグリーンの費用対効果
ビル再生100の物語 第15話
テナワンでは、これまで多くのビルの空室対策や賃貸運営を行ってきました。
それぞれの問題を解決してきたビル再生の事例を「100の物語」としてこれから公開していきます。
内装工事はすぐ数十万という単位になり、うちには無理、というオーナーさんもいらっしゃいます。
今回は、数千円からできるさわやかなイメチェンを紹介。
知られざるグリーンの費用対効果
ビフォア
本物件は、桜並木のきれいな通りに面しており、街路樹の緑がちょうど目に飛び込んでくる高さに3Fのバルコニーがあります。
セットバック部分なので、ルーフバルコニーが20㎡弱もあり、居室以上に魅力があります。
ただ、その使い道をお客様に想像させるには、春の桜か、秋の紅葉を待たなければはっきりとしたアピールはできません。
せいぜい煙草スペースをアピールするので精一杯です。
アフター
バルコニーの使い道として、グリーンとテーブルで素敵なアウトドア会議スペースというのはどうでしょう。
桜や紅葉の季節以外もアピールできるようにグリーンも置いてみました。
これでもう、煙草くらいしか使い道がないなんて言わせません。
観葉植物、買わなくてもいいんです。
ただ一鉢2〜3万円で三鉢そろえると10万近い金額に。また誰が水をあげるか、メンテナンスが気になるところです。
でもリースなら月に3,000円(1鉢)弱で借りることができ、いつでも青々としたグリーンを楽しめます。
内見時に使い方をイメージさせる
この物件の事例だと内見用のディスプレイ用に空室期間だけリースしているので、成約時はテナントの希望がなければ撤去予定でリスクも短期間ですみます。
またエントランスやEVホールなど共用部のイメージアップにも有効で、ちょっとした高級感すら出ます。
数十万のリニューアルはとてもできない、なんて方には、まずグリーンを置いてみることはお勧めです。