最先端のリハビリ機器「curara」と「POPO」の連携で実現! 歩行困難な方が自らの足で歩き出した実際のエピソードを公開
介護用機器の製造・販売・レンタルを行っている株式会社モリトー(代表取締役:石田 和彦、本社:愛知県一宮市)は、歩くことを諦めていた一人の男性が、最先端のリハビリ機器「curara」と「POPO」との出会いにより、再び自らの足で歩き出すという奇跡が起こりましたことを紹介いたします。
脳卒中後まひの男性が再び歩ける喜び!curaraとPOPOの連携が実現した感動の物語
昨年、脳卒中を患い左半身麻痺となったAさんは、左足及び左手に力が入らず、歩行はおろか立位姿勢を自力で取る事もままなりません。リハビリに励むも、なかなか歩行の回復が見られず、大きな壁にぶつかっていました。そんなAさんの前に現れたのが、革新的なAssistMotion株式会社 ロボティックウェア「curara」と、株式会社モリトー 免荷式歩行リフト「POPO」でした。
最初は「curara」単体での歩行を試みましたが、Aさんの状態では難しく、大きな挫折感を味わいました。しかし、Aさんのことがどうしても気になっていた販売店(濱友株式会社)が、免荷式歩行リフト「POPO」との併用を提案。Aさんを説得し、歩行訓練を開始しました。
まず「POPO」にハーネスをよろけても転倒しないようにAさんに装着、Aさんの体重から20kg程度の免荷をして(上に引っ張り)足にかかる負担を軽くしました。そして「curara」を装着してトレーニングモードでAさんの足に歩行指示を出しました。
「curara」と「POPO」を組み合わせた独自のトレーニングにより、Aさんは自らの足で力強く一歩を踏み出すことに成功。「歩けるよ!おい、歩いているよ!!俺!!」その瞬間、Aさんの顔には言葉にできないほどの喜びがあふれ出ていました。その後は少しずつですが確実に歩行能力を回復し、介護施設の駐車場をぐるぐる歩くことができるまでになりました。
この奇跡的な回復は、Aさんの「もう一度歩きたい」という強い想い、そして、最先端のリハビリ機器と、それを支える専門家のたゆまぬ努力の結晶です。
歩行の回復は、単なる身体機能の回復だけではありません。それは自分自身を取り戻す、心からの「再出発」の瞬間です。日々のリハビリの過程で、「もう一度歩きたい」という思いを絶やさず、一歩一歩を積み重ねてきたAさん。その小さな一歩には、新たな人生の希望が詰まっています。
リハビリテーション機器の進化と専門的なリハビリが患者様一人ひとり新たな未来を切り開くことに貢献できることを誇りに感じております。
リハビリ機器TONPOPOシリーズ紹介
TAN-POPOは、単歩歩、一人で歩く、というところから名づけられたモリトーのリハビリ機器シリーズです。患者様の体重を免荷し、腰や膝への負担を軽減して早期から「自然な歩行」姿勢で訓練ができること、リフトが支えているためバランスを崩しても「転倒しない」ことが大きなポイントで、患者様に意欲的に、安心して歩行訓練に取り組んでいただけるものとなっております。また、患者様の体重免荷により、スタッフ様の介助における腰痛等リスクを軽減できること、介助に意識をとられることなく患者様の歩行を確認できるため指導に集中できる、といった相方にとって大変有意義な訓練をご提供できるリフトです。
リハビリ機器「TAN-POPOシリーズ一覧」: https://www.moritoh.co.jp/menu-tanpopo/
使用事例: http://www.moritoh.co.jp/category/casestudy/
リハビリトレーニングロボットcurara ご紹介
curara はAssistMotion株式会社が製造販売している、軽量で装着が容易なリハビリ用歩行トレーニングロボットです。歩容改善を目的に開発され、多くの病院、介護施設、個人の方々に使用していただいております。
リハビリトレーニングロボットcuraraの詳細情報は、こちらをご参照ください。 http://assistmotion.jp/products/
今後の展開
モリトーのリハビリ機器シリーズは、容態を見ながら免荷量を変えることでの早期からの歩行練習が可能です。また不意の転倒を支える(安全懸架)歩行練習という「失敗できる環境」を実現するため、経験に制限を設けることなく必要な課題、効果のある学習機会を提供できます。安全を確保した上で適切な難易度の課題を行い、失敗も経験できる重要な環境を作ることが可能です。今後も自立支援における製品の開発や普及をすすめていきます。
会社概要
名称 : 株式会社モリトー
所在地: 〒491-0074 愛知県一宮市東島町3-36
URL : http://www.moritoh.co.jp