子どもによる、子どもの映画祭!2024年8月2日(金)-8月4日(日)に京都文化博物館で開催!「第30回京都国際子ども映画祭」
30回目の夏、ここから世界への旅が始まる
特定非営利活動法人キンダーフィルムフェスト・きょうと(理事長藤原杏奈)は、2024年8月2日(金)から8月4日(日)までの3日間、京都文化博物館にて「第30回京都国際子ども映画祭」を開催する。
子ども達を主役にした世界の作品を上映し、映画祭の運営から映画の審査まで小学4学生〜高校生までの子ども達が担当する「京都国際子ども映画祭」は今年で30回目を迎え、卒業生からは映画業界で活躍する者も出るなど「映画の街・京都」の文化形成に一役買ってきた。
30回目を迎える本年の映画祭は、LGBTQ、先住民迫害(ジェノサイド)や近年社会問題ともなっているヤングケアラーを取り上げた作品など上映する。いずれも難しいテーマだが、いずれの作品もシリアスになり過ぎず、苦しい時でも子どもたちの笑顔があり心にすんなり響く内容だ。こうした映画を通じてこれからの時代を担っていく子どもたちが「世界ではこんなことが起きているんだ」「こんな考えもあるんだ」と知る・考えるきっかけとなることを願っている。
【本年の映画祭の特徴】
① 全国でも珍しい!「子どもによる子どもの映画祭」
本映画祭は小学生から高校生までの子どもたちが毎月話し合いを重ね企画し、映画祭を運営し、審査員としてグランプリを選出する映画祭。リーダーを中心にどんな映画祭にしたいか時間をかけて話し合い、映画祭での企画やグッズなどを子どもたちの手で毎年プロデュースしている。もちろん当日のスタッフとしても大活躍!
② 生吹き替え
本映画祭で上映する作品の中にはまだ日本語字幕がついていないものもあり、短編プログラムは公募で集まったメンバー、長編プログラムはプロの劇団員が生吹き替えを行う。公募で集まったメンバーはおよそ3か月もの間、プロから発声やセリフ回しを学び、当日「生」吹き替えを披露する。
③ 30回記念企画 特別上映!
本年の特別上映は2作品を予定している。ひとつは、国内での上映は多くの場所で終了となっているが、世界最大級のアニメーション映画祭である「アヌシ―国際アニメーション映画祭」で特別賞(ポール・グリモー賞)を受賞するなど国内外で高い評価を得ている「窓ぎわのトットちゃん」。映画上映後に、監督と脚本を務めた八鍬新之介さんのトークショーを行う。トットちゃんの込められた想いやここだけで明かされるトットちゃんの裏話などに乞うご期待。
もうひとつは、映画を体感する「活弁上映*」。大森くみこ氏を活動写真弁士として迎え、天宮遥氏のピアノの生演奏とともにサイレント映画を上映し、映画の内容に合わせて会場のお客さんも声を出して主人公を応援するなど、会場一体となった映画体験に挑戦する。いずれも目の前で繰り広げられる映画の世界にこれまで以上に没入して、映画を楽しむことができる。
そのほか、子どもスタッフ制作の短編映画上映、子どもスタッフによる製作者インタビューや感想会の実施を計画している。今年は国内ゲスト2組、海外ゲストを1組招聘予定。
*サイレント映画上映中にスクリーン横で画面の人物のセリフをしゃべったり、話の筋を説明したりする「活動写真弁士」を用いた上映。
<第30回京都国際子ども映画祭プログラム>
1.短編アニメーション 5本
「夢のカレシ―タ」(2022年/Augusto Schillaci/アルゼンチン、カナダ、アメリカ/10分)
「コブおばさんの思い出レンタルショップ」(2023年/Jiaxin LI, Kyungin KIM, Surya KALYAN, Shruti LAL, Jaeyeon KIM/フランス/7分)
「親愛なるマリーへ」(2024年/Jan B. Piskac/チェコ/3分)
「私が生きる世界」(2024年/Ester Kasalová/チェコ/7分)
「忘れがたみ」(2020年/Cristina Vilches Estella, Paloma Canonica/スペイン/13分)
2.短編実写 3本
「イード・ムバラク」(2022年/Mahnoor Euceph/パキスタン、アメリカ/16分)
「ヘアースタイル」(2022年/Fitch Jean/カナダ/12分)
「ランチボックス」(2021年/OH Han-wool/韓国/19分)
3.長編映画 3本
「僕とアーシャの不思議な旅」(2023年/Sophie Farkas Bolla/カナダ/1時間29分)
「ミツバチと私」(2023年/Estibaliz Urresola Solaguren/スペイン/2時間8分)
「イルカはフラダンスを踊るらしい」(2023年/森田亜紀/日本/1時間3分)
4.特別上映 2本
「窓ぎわのトットちゃん」(2023年/八鍬新之介/日本/1時間54分)
「ロイドの要心無用」(1923年/Fred C. Newmeyer, Sam Taylor/アメリカ/74分)※活弁上映
そのほか、子どもスタッフ制作の短編映画上映、子どもスタッフによる製作者インタビューや感想会を実施予定
<「第30回京都国際子ども映画祭」開催概要>
期 間: 2024年8月2日(金)〜4日(日) 10:30-17:30予定
場 所: 京都文化博物館 3Fフィルムシアター(中京区三条高倉 烏丸御池)
公式サイト:https://www.kff-kyoto.com/30
料金:
1プログラム券 前売 子ども500円/大人1,000円 当日 子ども600円/大人1,200円
★特典付きチケット(※前売りのみ)
1プログラム券 子ども1,000円/大人1,500円
3日間パスポート 子ども1,500円/大人3,000円
※公式サイトオープン・チケット販売6月22日〜
<現在募集中!子ども審査員>
公募で集まった子どもたちが年齢や学校の垣根を超えて活動。映画祭期間中、すべての作品を鑑賞、審査会を開き、グランプリを選出。
【対象】小学4年生〜中学3年生
【定員】7名 現在募集中(締切 7/15)
【応募方法】フォームより応募
https://forms.gle/JJRxEm71ds3sUk5p6
<8/1(木)「京都文化博物館×京都国際子ども映画祭ワークショップイベント 開催予定>
日時:8/1(木) 13:00〜17:30
場所:京都文化博物館別館ホール
主催:京都文化博物館
共催:特定非営利活動法人キンダーフィルムフェスト・きょうと
内容:
「観るだけじゃない!からだ全体を使って映画を感じよう!」
映画・映像・音楽に関わる楽しいワークショップを各種開催します。
今までになかった映画体験の場をつくることにより、子どもたちの豊かな感性を伸ばし、
また映画の一端に触れるワークショップへの参加によって、子どもも大人も映画文化の楽しさを知ることができます。
【お問い合わせ先】
特定非営利活動法人 キンダーフィルムフェスト・きょうと
〒604-0931 京都府京都市中京区榎木町87河二ビル401
TEL)075-212-8612
リリース関係担当)仲井
Mail:pr.kinder.kyoto@gmail.com
HP:https://www.kff-kyoto.com/