長いマスク生活で感じた肌の変化、第1位は…?  コロナ禍&物価高騰でスキンケアへの意識も変化!?

~くらしのリアルを探る「ほぼ1000人にききました」~

 くらしにまつわる旬の話題やちょっとしたトピックをオレンジページが読者アンケートでリサーチする、「ほぼ1000人にききました」。今回は、国内在住の成人女性1070人のスキンケアに関する意識を調査。コロナ禍のマスク生活により肌の変化を感じている人は51.7%。その一方で、スキンケアにかける時間はコロナ前と変わらない人が多数。マスクで顔が隠れる油断もあり、お手入れがおざなりになっている傾向が見られました。また、脱マスクが再開しても、引き続きマスクを使用する人は60%。マスク生活に慣れてしまい、顔を見せるのが恥ずかしい、シワやたるみをマスクで隠したいなどの意見が寄せられました。

ダイジェスト

マスク生活で感じた肌の変化、トップは 「老け顔になった」84.6%
コロナ禍&物価高騰でスキンケアへの意識も変化!?
脱マスク生活が再開。駆け込みで「肌のお手入れをする」53.4%! 

自分の肌に変化を感じる?
肌の変化を感じること

マスク生活で感じた肌の変化、トップは 「老け顔になった」84.6%

 毎日マスクをすることで「肌の変化を感じたことがある」という人は、半数越えの51.7%に。年代別に分析すると、30 代が60.0% と全体平均より8ポイント高いのに対して、60 代以上では44.6%とかなりの差があり、若い世代ほど気にしていることがうかがえます。ちなみに、変化のTOP5は「老け顔になった」が84.6%で第1位、続いて「肌にハリがなくなった」79.6%、「肌が乾燥する」78.1%、「ほうれい線が気になる」75.4%、「肌の色がくすんだ」66.9%という結果に。いずれも6割を超えていて、複数の悩みを抱えている人や、マスク生活で肌の老化がより一層、気になっている人が多いことがわかります。

スキンケアにかける時間の増減
スキンケアにかける時間

コロナ禍&物価高騰でスキンケアへの意識も変化!?

 肌の変化が気になる一方で、スキンケアにかける時間がコロナ前と変わらないという人は7割近い69.6%。スキンケアの平均時間は5分未満が朝57.9%、夜49.2%で、いずれも一番多くなっています。さらに、「忙しくても、肌の手入れは欠かせないと思う」は71.9%でしたが、2018年の調査からは7ポイント減少。「そう思わない」も2.2ポイント増えていて、理由としては、マスクで隠れる油断から、「まあいいか、と思うようになったから」(40代・コタアキトラ)、「肌コンディションを必要以上に気にしなくなりました。簡単にオールインワンを使うことが増えた」(40代・りんりん)など、お手入れがおざなりになったとの声が多いよう。また、「物価高でスキンケアの種類を減らした」(40 代・むっとこちゃん)といった声も多く、昨今の値上がりが、スキンケア用品選びにも影響を及ぼしているようです。

 

脱マスクに向け肌の手入れをする?
マスクが自己判断になったら?

脱マスク生活が再開。駆け込みで「肌のお手入れをする」 53.4%!

 脱マスク生活が再開し、今まで隠れていた顔の部分があらわになるとあって、慌てて肌の手入れを始める人も多数。脱マスク生活に向け、これから肌の手入れに力を入れたいと答えた人は半数以上の53.4%にのぼりました。お手入れの内容は「保湿」を挙げる人が目立ち、少し時間をかけてでも美容液やパックなどのスペシャルケアをする、あるいはエステなどプロに頼る、という声も。ただし、今後のマスク着用については半数以上の60.0%が「これからもつける派」。おもな理由は、「密な場所や、飛沫のある場所では相手を思いやり、予防する観点から着用したいと思う」(30代・咲)といった自己防衛や周囲への配慮を挙げる人と、「恥ずかしい」(40 代・りんまめ)、「人目が気になるので、マスクで顔のたるみやシミを隠したい」(60代・ラムネ姫)のような「マスクに慣れすぎて、ないと落ち着かない」人に分かれ、マスク生活に対する意識の違いがかいま見られました。

マスク着用が自己判断になったら、みんなはどうするのかと思っていた人も多いと思いますが、実際はまだまだ様子見の人も多いよう。アンケートの調査期間が花粉症の時期と重なったため、花粉症対策としてマスク着用を続けている人も。これから夏場にかけて気温や湿度が上がってくると、また違った変化が見られるかもしれませんね。

アンケート概要
●調査対象:オレンジページメンバーズ・国内在住の20歳以上の女性(有効回答数1070人)
●調査方法:インターネット調査
●調査期間:2023年2月17日~2月24日
●「ほぼ1000人にききました」について
読者モニター「オレンジページメンバーズ」には、さまざまなくらし情報・くらし体験によってはぐくまれた生活感度の高い読者が数多く所属しています。そんなメンバーたちの声を集めて、「くらしのリアル」な数字、リアルな声を集めたのが「ほぼ1000人にききました」企画です。WEB上でのアンケート調査、座談会など、ご相談に応じて展開いたします。
●『オレンジページ』について
失敗なくおいしく作れるレシピ情報が支持され、今年創刊38周年を迎える生活情報誌。30~40代の主婦を中心に幅広い読者層を誇ります。発行部数=183,667部(2022年印刷証明付発行部数)。

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