ダンロップがeスポーツ市場に新規参入、専用アームサポーターを新発売

～低摩擦素材、掌底を覆う構造などeスポーツに特化した6つの機能でパフォーマンス向上へ～

2022-10-03 10:00

ダンロップの住友ゴム工業（株）（社長：山本悟）は、スポーツ事業の新規事業として、その成長が注目されるeスポーツ市場に参入します。その第一弾としてeスポーツに特化した、プレーパフォーマンスを向上させるアームサポーター「ダンロップゲーミングマッスルアームサポーター」を10月26日からオンラインストア「Amazon.co.jp」※1にて販売します。メーカー希望小売価格は、4,400円（税抜4,000円）です。
※1：Amazon.co.jpは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。

https://sports.dunlop.co.jp/esports/

＜eスポーツ市場と当社参入の理由＞
対戦型ゲームによる競技のことをeスポーツと呼び、さまざまなジャンルで大規模な国際大会が開催されるなど、世界的にもスポーツとして認知されてきています。高いレベルの反射神経や動体視力、優れたチームワークなどが要求されるeスポーツは、世界の競技人口が2020年時点で1億人超とも言われ、現在も拡大中です。
またダイバーシティ時代に注目されるエイジレス、ジェンダーレス、エリアレス、ハンディキャップレスという 4つの特徴に加えて、接触を避けられるコンタクトレスであることから、コロナ禍でも盛り上がりを見せています。
当社はスポーツ事業のさらなる飛躍のため新規事業創出の可能性を探ってきました。ｅスポーツの将来性に着目するだけではなくeスポーツ界の健全な成長を後押しすべく、長時間のプレーを通じた身体の痛みや怪我の不安といったプレーヤーの困りごとをサポートしたいと考えました。eスポーツを末永く安心して楽しむことにつながる専用アームサポーターを新開発することで、eスポーツ市場参入の第一歩とします。
当社は既存事業の長年の商品開発において、タイヤと路面の接地やゴルフボールとゴルフクラブのインパクトなど「物と物が接触する現象を分析・科学」してまいりました。今回のアームサポーターにおいても、プレー中の前腕部とマウスパッドとの接触や摩擦に着目した商品開発を行っています。

「ダンロップゲーミングマッスル　アームサポーター」の6つの特長

（1）腕とマウスパッドとの抵抗を軽減させる低摩擦素材を採用し驚きの滑りやすさを実現
本製品を着用することで、マウス操作を行う前腕部とマウスパッドとの滑りを滑らかにします。さらに、製品本体に低摩擦素材を採用することで、前腕部とマウスパッドの接触面の摩擦抵抗を軽減させ、マウスの操作性を高めました。
これにより、特にFPS、TPS※2などシューティング系ゲームのエイム（照準合わせ）動作のパフォーマンスが向上します。
※2ゲームジャンルの略称。どちらもシューティングゲームだが、操作する際の視点が異なる。
FPSはファーストパーソンシューティング(主人公視点)、TPSはサードパーソンシューティング(主人公の後方視点)。

（2）腕の保護に加え、着圧により筋肉の動きをサポート
本製品を着用することで、前腕部とマウスパッドとの摩擦による皮膚のこすれや
外傷を防ぎます。さらに、腕全体を適度に圧迫することで筋肉の無駄な動きや
振動を抑え、パフォーマンス向上をサポートします。

（3）ｅスポーツの動作に適した掌底（しょうてい）を覆う本体形状を採用
当社では、eスポーツプレーヤーの動作分析を行い、前腕だけではなく、手のひらの掌底（しょうてい）部分もマウスパッドに接触していることに着目。前腕から手首、掌底までを広く一体で覆うラッパ形状を採用しました（特許出願中）。このラッパ形状により、マウスパッドとのさらなる摩擦軽減でパフォーマンスが向上します。

（4）掌底部のズレ落ちを防ぐ小指フックを搭載
手首を絞り掌底まで広く一体で覆うラッパ形状の場合、長時間のプレーの最中に掌底部の布地が手首付近にズレ落ちやすくなります。そこで、ずれ落ち防止のため、マウス操作に干渉しない小指に引っ掛ける非常にソフトなフックを搭載しました（特許出願中）。

（5）上腕部裏面に搭載したナノ繊維素材により腕にフィットしズレ落ちを防止
ゴルフグローブの手のひら部に滑り止めとして使用しているナノ繊維素材を、上腕部裏面
に搭載し、ズレ落ちを防ぎます。

（6）長時間のプレーを快適にする吸汗速乾素材を採用
製品開発段階におけるeスポーツプレーヤーへのヒアリングで、「長時間のプレー
において湿気や発汗によりマウスの滑り度合いが変化し、エイムの感覚が狂うことが
ある」という声があり、吸汗速乾素材を採用しました。

日本を代表するストリーマー　SPYGEA（スパイギア）氏のコメント

長きにわたりさまざまなジャンルのプロスポーツ選手をサポートしてこられたダンロップさんが、今回新たにeスポーツプレーヤーの身体のケアに着目したサポーターを開発されたことは、長年ｅスポーツに携わり、怪我などで引退を余儀なくされた選手を多数知っている自分としても大変喜ばしく思います。
このサポーターを着用することで、右手のマウス操作のなめらかさが格段に向上し、FPSプレーヤーにとっての生命線であるエイム動作を高いレベルで安定させることにつながります。
現在、サポーターをつけてプレーをするという習慣はeスポーツの中でまだ十分に浸透していませんが、怪我の予防とパフォーマンスの向上、その二つを同時に実現できる本製品は、プレーヤーにとって今後欠かせないものになるのではないでしょうか。

＜SPYGEA（スパイギア）氏　プロフィール＞
・岩手県出身32歳　元プロゲーマーで日本を代表するストリーマー
・2011年からプロゲーマーとして活動し、数々の世界大会に日本代表として出場
・その後ライブ形式でゲーム実況映像配信を行うストリーマーに転身、2022年8月に英の名門チームFnaticのクリエイター部門へ日本人として初加入
・twitchなどSNSの合計フォロワー数は107万人（2021年12月現在）と、日本トップクラスを誇る
・1日の平均ライブ配信視聴者数　約18.1万人（2021年12月～2022年2月データ）