地方特化型副業マッチングプラットフォーム 「Loino(ロイノ)」の事業化が決定
2020年秋にサービス開始予定、本日より副業を探す個人の事前登録を開始 パーソルグループの地域パートナーと連携し、2023年3月までに多様な副業案件2,000件の掲載を目指す
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルイノベーション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:高橋 広敏)は、地方特化型副業マッチングプラットフォーム「Loino(ロイノ)」を2020年秋にサービス開始することを決定し、本日9月14日(月)より副業を探す個人の事前登録を公式サイト( https://pre-register.loino.jp )にて開始いたしましたので、お知らせいたします。
なお、「Loino」は当社が運営するイノベーション体質強化プログラム「Drit(ドリット)」第1期(※1)にて採択された初の事業化案件となります。
※1:第1期「Drit」については下記のプレスリリースをご覧ください。
「イノベーション体質強化プログラム「Drit」第1期の最終審査を3件の事業アイデアが通過」
https://persol-innovation.co.jp/news/2020/0619/
起案の背景
昨今、地方の中小企業において、慢性的な人材不足は重要な課題の1つとなっており、地方創生に向けたさまざまな取り組みが国を挙げて進められています。特に、事業の継続や拡大のためには、従来のビジネスモデルの刷新や、商圏の拡大などが必要である中で、そのための新たな仕組み作りや販路拡大などのノウハウを持つ人材がいないといった問題を抱えている企業が多く存在しています。一方で、企業による副業解禁やテレワークの導入などの働き方改革といった動きによって生まれた時間で、新たなチャレンジを模索する個人が増えています。そこで、課題を抱える地方企業と、都市部の人材をマッチングするサービスとして「Loino」を起案するに至りました。
地方特化型副業マッチングプラットフォーム「Loino」について
地方でイノベーションを起こす=地方企業にとって、新しい切り口、事業成長を起こすサービスを目指すという想いから、“Local Innovation”という意味合いで名付けられた「Loino」は、経営課題を持つ地方企業と課題解決案を持ち実行段階に伴走できる都市部の人材を「副業」という形でマッチングする地方特化型の副業マッチングプラットフォームです。
「Loino」では、地方の中小企業の中でも、事業成長のために新たな取り組みを行いたいがノウハウがない、人材が不足しているといった悩みを抱える経営者を主なターゲットとしています。また、経営者へ行ったヒアリングでは、不足する人材の中でも特に組織力や生産性向上を目的とした新しい仕組みの構築やIT化を進める上で必要なノウハウを持つ人材へのニーズが高いことがわかっており、都市部に勤務する30~50代のマーケティング、経理、人事、ITをはじめとした企画系の専門人材を個人のメインターゲットに設定しています。
―パーソルグループの地域パートナーと連携し、多様な副業案件を掲載
地方における中小企業の副業案件獲得にあたっては、各地方とのリレーションがカギとなります。パーソルグループでは、2016年1月より開始された内閣府による「プロフェッショナル人材事業」の登録民間人材ビジネス事業者としてマッチング支援を行っており、全国43道府県にあるプロ人材拠点との連携実績を保有しています。
さらに、パーソルグループ内で転職サービス「doda」をはじめ、さまざまな人材サービスを手掛けるパーソルキャリアでは、2018年8月に地域金融機関向けの「地域人材活性基盤」サービス(※2)を開始、地域金融機関の人材紹介事業参入にあたり、パーソルキャリアが保有する『ヒト(出向者派遣や出向者受け入れ)』、『ノウハウ(トレーニングを通じた人材サービスのノウハウ習得)』、『モノ(提案資料やトークスクリプト)』の提供を通じて、地域金融機関の人材ビジネスに関する知識をサポートし、労力が不足している地域金融機関の取引先である中小企業に人材紹介を実施、これまでに50社の地域金融機関との業務提携を行ってまいりました。
※2:詳細はプレスリリースをご覧ください。
「地方銀行向け「地域人材活性基盤」サービス提供開始」
https://www.persol-career.co.jp/pressroom/news/service/2018/20180820_03/
「Loino」では、パーソルグループとしてこれまで培ってきた、これらの全国における地域パートナーと連携し、2023年3月までに累計2,000件の副業案件の獲得を目指してまいります。
そのほか、適切な人材とのマッチング率を上げるべく、「Loino」側で企業の案件掲載時の案件票作成のフォローを行うほか、応募があった人材の中から企業の課題解決に適した人材の絞り込みを行います。マッチング後は、契約時に社内で確認した方が良いことのガイダンス、副業人材と交わす契約書のテンプレート提供など、副業活用がスムーズに進むようカスタマーサクセスがサポートいたします。副業を探す個人は、副業に活かしたいスキル、簡単な経歴などを登録することでサービスへの登録が完了し、「Loino」に掲載されている副業案件情報から自身が希望する案件を検索、応募することが可能になります。
<本日より、個人の方の事前登録を開始>
「Loino」では、2020年秋のサービス開始に先駆けて、副業を探す個人の方の事前登録を本日より受付開始いたしました。事前登録いただいた方には、サービス開始時の事前のご案内のほか、一般公開より早いタイミングでの副業案件情報などを配信する予定です。
「Loino」事前登録サイト https://pre-register.loino.jp
「Loino」では、パーソルグループのビジネスアライアンス網と人材マッチングスキルを活かし、都市部人材の成長と自己実現、地方企業の発展、地方への人材還流に寄与してまいります。
(参考)
「Drit」について< https://www.drit-i.jp/ >
パーソルグループでは長年、社員の新規事業案を選考し事業化まで伴走する新規事業起案プログラムを実施し、新規事業立ち上げノウハウを蓄積してまいりました。2019年10月、このプログラムへの応募対象を社外に開放し、リニューアルしたのがイノベーション体質強化プログラム「Drit」です。「Drit」への参加資格は、“個人”であることのみ。採択されたアイデアは、賞金や立ち上げ資金の提供に加え、パーソルグループが持つ豊富なリソース・ノウハウを活かしたビジネス実装・マーケティング支援、プロダクト開発を加速させるスケールアップ支援、そしてHRに関するビックデータを活用できるなど、パーソルが事業立ち上げフェーズを全面バックアップいたします。
パーソルイノベーション株式会社について< https://persol-innovation.co.jp/ >
パーソルイノベーション株式会社は、パーソルグループの次世代の柱となる事業創造を目的として、2019年4月に事業を開始しました。テックコミュニティサイト「TECH PLAY(テック プレイ)」、日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA(アウバ)」、シフト管理サービス「Sync Up(シンク アップ)」をはじめとした新サービスを運営するとともに、新たな事業開発やオープンイノベーション、デジタルトランスフォーメーションを推進、パーソルグループのイノベーションを加速していきます。
「PERSOL(パーソル)」について< https://www.persol-group.co.jp/ >
パーソルグループは、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」をはじめ、ITアウトソーシングや設計開発など、人と組織にかかわる多様なサービスを展開しています。また、人材サービスとテクノロジーの融合による、次世代のイノベーション開発にも取り組んでおり、市場価値を見いだす転職サービス「ミイダス」、ITイベント情報サイトおよびイベント&コミュニティスペース「TECH PLAY」、オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA(アウバ)」、クラウド型モバイルPOSシステム「POS+ (ポスタス)」などのサービスも展開しています。