自身の経験や思いを通じ内観と表現の融合を描く、画家「田代敏朗」がFAVORRICに参加
2023年8月23日(水)より公式サイトにて販売開始
史上最年少の16歳で佐賀県洋画部で主席受賞、六本木ヒルズや上野の森美術館、ニューヨークブルックリンなどで展示会を開催するなど、国内外で活躍する画家「田代敏朗」がFAVORRIC(フェイバリック)【運営:株式会社オーセント(本社:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-7-4 アカデミービル3F、代表:福原大佑)】に参加します。
「Talk to him」「DAWN」の2作品がデザインされた、FAVORRICオリジナルアイテム (フラットサブバッグ、クッションカバー、リネンポーチ)を2023年8月日23(水)より公式サイトにて販売開始します。
【田代敏朗アーティストページ】https://bit.ly/3siqHXL
田代 敏朗プロフィール
1980年3月1日佐賀県生まれ。現在長野にアトリエを構える。
佐賀県立佐賀北高校芸術コース美術学科卒業、私立大阪芸術大学芸術学部映像学科中退。
高校在学中に出品した佐賀県展洋画の部において史上最年少16歳で主席(県知事賞、山口亮一賞)受賞。
大学中退後、本格的に画家としての活動を開始。
2003年日比野克彦氏、村上隆氏らの選出により六本木ヒルズ森アーツセンター「Artist by Artists」出展。
2010年、上野の森美術館大賞展入選。 2011年トーキョーワンダーウォール入選(2012年トーキョーワンダーシード出展)。
2011年、東北大震災のボランティアをきっかけに開始した「5000円プロジェクト」により原画作品が3年の期間に700点以上の作品が購入される。
2014年、ひよこ本舗100周年記念として新しく誕生したブランド「DOUX’ D’AMOUR」の全パッケージのデザインの元となるアーティストに抜擢。
2015年、言葉とゲシュタルト崩壊をテーマにした「New Language, New Communication」を発表。
初の作品集「New Language, New Communication(Wooly Arts)」を出版。
2017年、初となるニューヨークブルックリンでの展示「wooly in blooklyn」にメイン作家として出展。
同年、福岡六本松蔦屋書店のグランドオープン記念としてのアーティストとして抜擢、個展「THE VERY END OF DAWN」を開催。
展示のたびにさまざまなコンセプトやステイトメントを展開させている。
2019年より、アートシンキング、カウンセリング、セラピーやヒーリングなど様々な方面から解釈し独自に構築したアートワークショップを開催。現在300名以上の受講者を超え、年間10回のオンラインワークショップも行っている。
2020年、最愛の家族を自殺により亡くしていること、それに伴う自身の様々な経験や想いが創作のコンセプトとなっていることを公表。
集大成となる作品集を作るために自身初のクラウドファンディングにて資金を募りプロジェクトが成功。
画家人生25年の集大成となる作品集「Toshiaki Tashiro Art Works 1995-2020」を2021年1月1日に発売。
2022 年、「内観」をテーマにしたシリーズ「introspection」を発表。
東京銀座 GINZA SIX FOAM COTEMPORARY にて大規模な展覧会を開催。長野cella MASUMI, 東京LONGY GALLERYなどで巡回展を開催、約2,000名を動員。
トータルディレクションを務めるコンテンポラリーアートギャラリー「nepews gallery」をオープンする。
作品紹介
Talk to him
私は彼の存在に気づく
私より遥か、もっと上の、もっと高い場所にいる彼は
私からは見えない
でも私は導かれたと気づいたと同時に彼の声を知る
目隠しをされたような状態で、私は彼の声を辿っては、
私は彼と話をするのだ
それらはいつの間にか始まっては
いつの間にか形を成していた
ある日
計り知れない色の洪水にはじめてきれいな膜が張った
風を追って答えを探しに
尋ねた彼は私に言った
「もう答えはずっと前から君の中にあったじゃないか」
8歳の少年が森の中で手を振る
「もうだいじょうぶだよ」
ふっと肩が軽くなる
大きな鳥が空へと連れてく
電話を切る
もう探さない
これ以上、足りないものを探すことなんてしない
DAWN
暗闇の部屋の中での目覚めは、視覚だけではすぐに判断はつかない。
ぱちぱちと目をしばかせて、閉じている瞼の暗闇なのか、
外のそれなのか、音で確かめて気づくことがある。
しんとした暗闇で、朝を感じる。
まるで、大きな箱から黙々とあふれ出す霧のようなものに、
体が包み込まれて消えてしまいそうな気になる。
小さな頃から、そんな不安に似たようなものを感じる時は、
なんだか決まって冬が近づくときだった。
毛布が暖かくて、ぐるぐる巻きついて、兄とじゃれあっていた、
そんな記憶が冬の輪郭を作る。
小さな部屋で凍えた体には足があって、
それで階段を下りれば、
あたたかい家族が待っている大きな部屋があり、
美味しい食事があった。
当たり前じゃなかったんだというのは、
その環境から、その同じ足でドアを開けたからだった。
霧なんて気のせい、大きな箱なんてあるわけない、
大きな得体の知れないそれは、
僕が生まれついた、家族という、
太陽のようなものが、
消してくれていたわけでもないのだった。
勿論作られたわけでもなかった。
僕がそう思っていただけだった。
ほんとうに霧のようなものだった。
黄色がないその信号に、劣等の烙印を落としていた。
勝手に何かと比較をしていた。
信号さえも、ほんとうは無かった。
めまぐるしい起伏の波、
巻き起こしているのは他でもない、
どこにもない、その己が作り出した、
精神の地層。
絶望の海に投げ出されて、勝手に救助を求めていた。
助けられたのは、そこが海ではなかったから。
望みも持たない人間は過去でも未来でも泳げない。
絶望なんて、無い。
何かを予兆して、予防線を張ることが当たり前だと思っていた。
違和感を感じても、躊躇をしていたふりをしていた。
舞台は、くるりと反転して、地平線の上を舞い踊る。
幾多の時間は、ここに到着するために存在していたんだ。
苦悩と書かれてたはずの名札を確認してみる。
そんなことなど書かれていない。
置いてかないで・放っておいて
ひとりにしないで・ひとりにして
支柱の高いシーソーは、
ぎっこんばったんと空に鋭角のラインを残して、
感情の抑揚でスピードが増す仕組みだ。
改めて見直すと、
その名札には、杞憂と書いてあった。
私がそのまま飛んでしまわないように、
シーソーには誰かがベルトを付けてくれていた。
装置(または私)
冬のベンチで一緒に座るあの小さな子。
この体の、頭の、少し上で、ドアを開ける、あの子。
屈託のない、完全な透明で無垢なその子が、装置に筆を握れとせがむ。
ただただ装置は、その子のために、綺麗でいたいと、日々掃除に励む。
その子は今にしか記憶がないから、
すぐ光になってしまって見えなくなってしまうのだよ。
体のなかで、ずっと鳴る音。
音を見たい。
フェイクなプレパラートや、
誰かが持ってる流行のオペラグラスでは見れない。
その夢を筆でまさぐる。
<展開アイテム>
クッションカバー、フラットサブバッグ、リネンポーチ
クッションカバー45×45
汎用性の高い45×45cmのクッションカバー。素材は手触りの良いオックスコットンを使用。リビングやベッドでくつろぐ時間に、心地よさを運んでくれます。国内で一貫生産されたこだわりのあるコットンが、アーティスト作品の魅力を引き立てます。
サイズ:(約)45×45cm
素材:コットン100%
洗濯:可、手洗い
仕様:ファスナー開き
原産国:日本
フラットサブバッグ
持つだけでコーディネートのアクセントになるサブバッグ。ハンドル長めの肩に掛けやすいデザインに仕上げました。A4サイズもラクラク入るサイズ感。通勤通学、お出かけ、エコバッグといろいろなシーンで使えます。
内側には、スマホや定期券などを分けておくのに便利なポケット付き。このポケットに本体を畳んで収納できるパッカブルデザインです。折り畳んでも、広げても、かわいいアート作品が楽しめるよう、ポケットの柄入れにもこだわっています。
素材は柔らかくて丈夫な国産のオックスコットンを使用。厚すぎず、薄すぎず、セカンドバッグとして絶妙な厚みです。
サイズ:(約)W37×H40cm
持ち手高さ:(約)28cm
持ち手長さ:(約)62cm
素材:コットン100%
洗濯:可、手洗い
原産国:日本
リネンポーチ
ブランドリネンの「近江麻」を使用した、ファスナー式のフラットポーチ。リネンならではの柔らかな質感で、使い込むほどに風合いが増していきます。
マチのない薄型のデザインは、ポーチの中身が少ない時はかさばらず、旅行のおともにしたり、バッグの中の整理整頓に使えます。
持ち歩きやすいサイズ感で、コスメポーチなど普段使いにオススメです。裏地にはカードが入る大きさのポケット付き。
サイズ:(約)W22×H16cm
素材:リネン100%
洗濯:可、手洗い
原産国:日本
田代敏朗アーティストページ:https://bit.ly/3siqHXL
FAVORRICとは?
「アートと暮らす。」をコンセプトに、気鋭のアーティストの作品を、上質な素材と日本の高い製品化の技術によってインテリア雑貨、テーブルウェア、ファッション雑貨などをラインナップするECサイトです。美しい生活の道具としてアートを気軽に生活に取り込むライフスタイルを提案しています。
FAVORRIC 公式サイト:https://favorric.com/
■参加アーティストは総勢55名!アイテム化対象のアート作品は217点、販売アイテム数は1,045点
<公式SNS>
Facebook :https://www.facebook.com/favorric.official
Instagram:https://www.instagram.com/favorric_official/
LINE公式アカウント: https://lin.ee/MQRW6tK
株式会社オーセントについて
オーセントは、1人1人が輝ける未来づくりに貢献するために二つの事業を展開しています。
コンサルティング事業では、特に中堅・中小企業のお客様に対して、企業が継続して成長していくことを目的とした業務改革や組織改革、DX などの取組み実行支援を行っています。
プラットフォーム事業では、2021年7月より、「アートと暮らす。」をコンセプトに、気鋭のアーティストのアート作品を、上質な素材と日本の高い製品化の技術によってインテリア雑貨、テーブルウェア、ファッション雑貨としてラインナップする EC サイト『FAVORRIC』(フェイバリック)を展開。消費者の楽しい買い物体験の実現と共に、大量生産を前提としないものづくりの仕組み構築に挑戦しています。
<会社概要>
名称 :株式会社オーセント
所在地 :東京都渋谷区千駄ヶ谷三丁目7番4号 アカデミービル3階
代表取締役:福原 大佑
創業日 :2017年1月
事業内容 :コンサルティング事業、プラットフォーム事業
URL : https://aucent-inc.com/
【本リリースに関するお問い合わせ】
https://aucent-inc.com/contact/