ベリングポイントと日本オラクル、内部統制強化に向けて戦略的に協業

 ビジネスコンサルティング大手のベリングポイント株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:内田士郎、以下 ベリングポイント)と日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新宅 正明、以下日本オラクル)は、企業の内部統制強化を実現するために戦略的に協業することを発表します。今回、ベリングポイントと日本オラクルは、内部統制に関する取り組みの現状を初期段階で把握し、リスク認識、必要なアクションプラン(ロードマップ)を短期間で作成、文書化の作業量を軽減できる「内部統制パイロットアプローチ(ICPA)」を共同で開発しました。

 今回共同開発した「内部統制パイロットアプローチ」は、ベリングポイントが日本版SOXを想定した対応事例を活かし、内部統制強化実現のノウハウをもとに独自で開発した「内部統制クイックスキャン(※1)」と日本オラクルの「Oracle E-Business Suite」の内部統制管理ツールである「Internal Controls Manager(Oracle ICM)」を短期間で確実に導入するサービス「Oracle ICM Quick Start(※2)」とを融合させたサービスです。これにより企業は初期段階で自社の内部統制に関する取り組みの現状やリスクを認識し、必要なアクションプランを短期間で作成することができます。また、文書化で必要となる、業務記述書、業務フロー、RCM(Risk Control Matrix )(※3)の雛型の作成、内部統制文書化の支援環境まで構築することができます。内部統制における文書化とは、各部署が統制するべき業務のリスクを定義し、その統制や業務手順・職務分掌を定義し、ドキュメント化することであり、極めて時間的・コスト的に負荷が大きいプロセスです。この「内部統制パイロットアプローチ」によって、文書化の負荷を軽減し、コスト削減を可能にします。

 ベリングポイントは、2005年7月14日に、業務統制・IT統制両面から企業を支援する『内部/IT統制改革サービス』を発表し、多くの企業の内部統制プロジェクトを支援してきた実績があります。今回の日本オラクルとの協業により、顧客は、ベリングポイントが持つ内部統制導入分析サービスである「内部統制クイックスキャン」を利用し、文書テンプレートを日本オラクルのOracle ICMに実装することで内部統制のパイロット環境構築を効果的かつ短期間に確実に実施することができます。また日本オラクルは、ベリングポイントの持つ事例を活かした業務フローや、RCMを日本オラクルが持つ Oracle ICMにテンプレートとして実装することにより実際の運用を簡単に体感できる実践的なツールとして提供することが可能となりました。

 現在、金融庁・企業会計審議会・内部統制部会において内部統制に対する経営者の責任の明確化と内部統制に関する監査を義務化する通称日本版SOX法が検討されており、年内には法案が発表される予定です。それを受けて、全上場企業は監査人による財務報告に係る内部統制の監査対応を実施することが求められる予定です。

 「内部統制パイロットアプローチ」の導入期間は1.5ヶ月からで、価格は1,000万円からです。全上場企業および今後上場を予定している企業を対象に、今後1年間で20社への導入を目指します。また、ベリングポイントと日本オラクルは、「内部統制パイロットアプローチ」導入だけでなく、方針決定から継続評価まで協同でサービスを提供します。

 ベリングポイントと日本オラクルは、11月25日(金)東京:日本オラクル東京本社、12月7日(水)名古屋:日本オラクル中部支社、12月14日(水)大阪:日本オラクル西日本支社でセミナーを共同開催し、内部統制強化のサービスのプロモーションを実施します。

※1 内部統制クイックスキャン
ベリングポイントの「内部/IT統制改革サービス」メニューのひとつ。COSOフレームワークに準拠した業務部門における診断項目に、COBITを基本としたベリングポイント独自のITに関する診断項目を加えた内部統制診断チェックリストを使用し、企業の内部統制状況「成熟度」を診断する。内部統制法制化にあたっての主要ポイント、作業ボリュームと行うべきアクションプランを提案する。(ソリューションリーフレットより転記)

※2 Oracle ICM Quick Start
Oracle ICM Quick Startは、Oracle Internal Contorols Manager(ICM)を短期・低コストかつ確実に導入するインプリメンテーションサービスです。米国での導入ノウハウを元に、アプリケーションコンサルティング部が日本向けに検証し、内部統制の業務フローやプロシジャのドキュメントを定義しました。この事前定義成果物を利用することで、導入時の作業工数を削減します。サンプルの業務プロセス、リスクライブラリ、監査手順を使ってプロトタイプ環境を構築し、検証を行なうことで、お客様には内部統制管理やシステムの早期稼動・活用が可能になります。プロトタイプ環境は、既存システムへ影響を与えないスタンドアロン構成とし、検証後にそのままお使いいただくことが可能です。サービスの主要な作業は以下になります。
-ICMインストール
-Tutor及びICMトレーニングの実施
-プロトタイプ環境のセットアップ
-リスクライブラリコンテンツのデータロード
-スクリプト検証

※3 RCM(Risk Control Matrix)
業務プロセスに内在する財務報告を歪めるリスクとそれに対するコントロール(統制)の状況を整理したもの。内部統制の整備状況の評価と、キーコントロール(統制)の運用状況のテスト結果を整理し、評価するために使用する。

■協業概要
下記URLよりご覧ください。
http://www.news2u.net/incidental_dsp.php?id=1&rid=NRR20059100

ベリングポイント株式会社
ベリングポイントは、世界最大手のビジネスコンサルティング会社のひとつであり、ビジネスとテクノロジーを融合させることにより、グローバル企業ならびに政府機関のビジネスをサポートしています。世界中で17,000名におよぶプロフェッショナル・スタッフが、顧客企業の事業戦略立案、財務再構築、ビジネスモデルの再構築から業務変革、ITソリューション導入、システム・インテグレーション、組織と人の変革、システムの保守、業務の運用に至るまで総合的に提供しています。日本においては、1,000人規模の組織として、企業を成功に導くサポートをしています。2002年、アンダーセンのビジネスコンサルティング部門との統合後、社名をKPMGコンサルティングからベリングポイントに変更しました。世界で100万部の発行部数を誇るビジネス誌『フォーチュン』の調査で「コンピュータ・データサービス分野において米国で最も賞賛される企業」のひとつに選ばれています。(http://www.bearingpoint.co.jp)

日本オラクル株式会社(http://www.oracle.co.jp
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェ ア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月 28日に東証一部上場。従業員数1,481 名(2005年5月末現在)。

本件に関するお問い合わせ先:
ベリングポイント株式会社
マーケティング 尾崎美惠子
電話:03-5293-2211 ext. 1858
E-mail:fmjpinfo@bearingpoint.com

広報代行/共同PR株式会社
第一業務局 中川生馬・井口了太
電話:03-3571-5171(代表)
E-mail:bearingpoint@kyodo-pr.co.jp

日本オラクル株式会社
コーポレート・コミュニケーション室 広報部 野見山、山崎
TEL:03-6238-8395 E-mail: Yuko.Nomiyama@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/

■協業概要
画像・ファイル一覧
ニュースのシェア:
日本オラクル株式会社
twg20WbmJ8
会社の詳しい情報を見る
NC動画生成サービス
Copyright 2006- SOCIALWIRE CO.,LTD. All rights reserved.