IT製品情報サイト『キーマンズネット』がIT担当者300人にアンケート!「BIツールの導入状況」

 株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 兼 CEO:柏木 斉)が運営するIT製品情報サイト『キーマンズネット』(http://www.keyman.or.jp/)は、IT製品の導入状況や製品の選定ポイント、IT担当者の関心事がわかるコーナー「IT担当者300人に聞きました」を公開しています。

 今回は企業のIT担当者564人を対象に「BIツールの導入状況」を調査。「満足度」「重視ポイント」「導入時の課題」などから、BIツールの導入状況が明らかになりましたので、調査結果の一部をお知らせします。

◆調査概要
○調査期間:2011年2月22日~2011年3月1日
○有効回答数:564
○調査対象:『キーマンズネット』に会員登録しているユーザ企業のIT担当者

▼「BIツールの導入状況」記事はこちらから
http://www.keyman.or.jp/3w/prd/46/30004046/
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■全体で24.6%が導入済み。BIツールの利用者は現場スタッフから上位役職者へ
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 現在のBIツールの導入状況を尋ねた結果、「導入済み」が24.6%、「導入を検討している」が12.6%、「必要性を感じない」が20.0%、「分からない」が42.7%となり、まとめると「導入済み」「導入検討中」37.2%、「必要性を感じない」「分からない」が62.7%となった。これを従業員規模別にみると従業員規模が大きくなるに従って導入率が高くなる傾向にあった。一方、「導入を検討している」と回答した方をみると、大企業よりも中堅・中小企業のほうがその割合が高かった。

 次に、BIツールを「導入済み」「導入予定」と回答した人に「主な利用者」を尋ねたところ、「導入済み」の1位は「各部門の社員・スタッフ」で45.3%、2位は「企画部門などのビジネス分析を行う専門スタッフ」で30.2%、3位は「部長、課長などのビジネス現場のマネジメント」で18.7%、4位は「役員、執行役員、本部長などの経営層」で5.0%となった。また、「導入予定」の1位は「部長、課長などのビジネス現場のマネジメント」で30.1%、2位は「企画部門などのビジネス分析を行う専門スタッフ」で25.8%、3位は「各部門の社員・スタッフ」で23.7%、4位は「役員、執行役員、本部長などの経営層」で14.0%と続いた。ここで注目すべき点は、「導入予定」では、部長や課長などの上位の役職者やビジネス分析を行う専門スタッフの割合が高くなってきているという点だ。

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■66.9%が満足と回答も、「操作感やレスポンスの悪さ」を不満点に挙げる声多い
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 次に、BIツールを「導入済み」と回答した人にその「満足度」を尋ねたところ、「とても満足している」が8.6%、「まあ満足している」が58.3%、「やや不満がある」が25.9%、「とても不満がある」が7.2%という結果となった。まとめると「満足」と回答した割合は66.9%、「不満」は33.1%となり、BIツールを導入した企業の6割以上が満足していることが分かった。

 一方、「不満」と回答した人からは、中堅中小企業のユーザを中心に「データ抽出に専門知識が必要」「専門家向けであり、使い難い」など、BIツールの活用に専門知識が必要で、なかなか使いこなせないといった意見が寄せられていた。また、大企業のユーザからは「レスポンスが悪い、操作性が悪い」「検索機能の使い勝手が悪い」など操作感やレスポンスの悪さに対しての不満が寄せられていた。BIツールは非IT部門での利用ニーズが高いため、ITリテラシに配慮した操作性が求められるが、BIツールの中にはスキルが高くないと使いこなせない製品も少なくないようだ。ただし最近は、視覚的に情報を把握することができる製品や、気になるデータから明細へのドリルダウンが容易に行える製品も増えていることから、今後、こうした不満は次第に解消されていくと考えられる。

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■重視ポイントは使いやすさ・操作性、連携させたいシステムは会計システムが1位
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 BIツールを「導入済み」「導入予定」と回答した人に「重視ポイント」を尋ねたところ、「導入済み」の1位は「使いやすさ・操作性」で52.9%、2位は「速度・レスポンス」と「導入・運用コスト」が同率で41.3%、4位は「他システムとの連携」で32.6%、5位は「安定性」で29.7%、6位は「分析・レポーティング機能」で27.5%であった。また、「導入予定」の1位も「使いやすさ・操作性」で50.0%、2位は「導入・運用コスト」で42.4%、3位は「分析・レポーティング機能」で39.1%、4位は「速度・レスポンス」で35.9%、5位は「他システムとの連携」で30.4%、6位は「安定性」で28.3%と続いた。

 また、BIツールを「導入済み」「導入予定」と回答した人に「連携させたいシステム」について尋ねたところ、「導入済み」の1位は「会計システム」で41.6%、2位は「RDBMS・DWH用DBシステム」で36.5%、3位は「CRM・SFAシステム」で33.6%、4位は「SCMシステム」で27.0%、5位は「グループウェア・コラボレーション製品」で19.0%であった。また、「導入予定」も1位は「会計システム」で51.6%、2位は「RDBMS・DWH用DBシステム」で44.0%、3位は「CRM・SFAシステム」で41.8%、4位は「グループウェア・コラボレーション製品」で38.5%、5位は「SCMシステム」で26.4%と続いた。

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◆『キーマンズネット』とは?
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