全国古民家再生協会・全国空き家アドバイザー協議会・西会津町にて三者協定を締結
〜空き家・古民家を通して西会津町の魅力を最大化〜
令和5年5月17日に一般社団法人全国古民家再生協会(東京都千代田区、理事長:杉本龍一/以下、古民家再生協会)、一般社団法人全国空き家アドバイザー協議会(東京都千代田区、理事長 大澤雄一郎/以下、空き家アドバイザー協議会)、福島県西会津町(市長:薄友喜)は、西会津町の空き家等の適正な管理、発生抑制、活用を通じ、地域の良好な生活環境の保全や活性化に寄与することを目的にこの度、三者協定を締結しました。三者間の情報・ノウハウの共有を行うことで、効率的な空き家課題解決を推進してまいります。
本協定により行う取り組みについて
これにより、古民家再生協会・空き家アドバイザー協議会・西会津町は以下の取り組みを行います。
(1) 空き家等に関する情報共有に関すること。
(2) 空き家等の相談に関すること。
(3) 空き家等の発生抑制、利活用に関すること。
(4) 空き家等の適正管理及び解体促進に関すること。
(5) 空き家等の保全・再生に係る助言等に関すること。
(6) 空き家等を活用した地域活性、移住定住の促進に関すること。
(7) 空き家等を後世につなぐための人材育成及び教育に関すること。
(8) その他、西会津町と古民家再生協会及び空き家アドバイザー協議会が協議の上、
必要と認められる事項に関すること。
協定に至る背景
現在全国には約846万戸の空き家があり、そのうち約1割程度が古民家と推定されています(古民家再生協会調べ)。観光施設としての古民家の役割や価値はもちろん重要ですが、さらに宿泊施設として利用できる空き家・古民家はまだまだ多く存在しており、それらの建物は貴重な観光資源となるかけがえのない有形資産です。また、古民家は短期滞在から長期滞在まで幅広い期間の利用も可能で、日本人はもちろん外国人観光客にとっても、思い通りの時間を過ごしながら日本の文化や日常生活に触れる機会を提供します。アフターコロナで徐々に勢いを取り戻しつつあるインバウンドを主なターゲットとし、地域にロングステイしてもらうことで大きな経済効果を生みだすばかりでなく、地域の人々との交流を育み、新しい交流文化・関係人口を創出するきっかけとなり、地域のファンを作り出すことにも寄与する取り組みとなります。
一般社団法人全国古民家再生協会とは
一般社団法人全国古民家再生協会は発足当時から「未来の子どもたちの為に持続可能な循環型建築社会の実現」を理念とし、「古材の利活用」「古民家の再生」「空き家の課題解決」「遊休施設の活用」を通して、国・都道府県・地方自治体と連携を行いながら国内72支部にて地域活性化を推し進めてきました。
また、地域の活性化事業だけでなく、日本の伝統である古民家や社会課題となっている空き家について多くの方に
関心を持っていただくよう【再築大賞】【古民家フォト甲子園】【住教育】など、一般消費者に向けての知識醸成を行うことにも力を注いで参りました。
一般社団法人全国空き家アドバイザー協議会とは
一般社団法人全国空き家アドバイザー協議会は深刻化・社会問題化する空き家の課題解決に向けて、地域に根づいた活動を行い、地域に眠る空き家や古民家などの資源を有効活用し、地域の活性化に向けて取り組みを実施しております。
構成員は「空き家課題トータルコンサルタント」「サスティナブルなまちづくりプランナー」資格を有し。空き家課題解決のプロとして、地域の課題である空き家への最適な提案を行い、空き家課題解決を促進しております。
2020年7月の設立より、全国各地に支部を設置し、現在国内32支部にて国内の空き家課題解決を行っている団体です。