福岡市鴻巣山ナラ枯れ対策・里山保全プロジェクトクラウドファンディング募集開始

都市部最大級の緑地保全目標金額300万円の支援募集

2025-06-26 16:30

福岡市立霊園（運営：指定管理者株式会社福岡植木、代表取締役：小栁隆輔、所在地：福岡県福岡市城南区）は2025年6月より福岡市の鴻巣山の自然保護に関するクラウドファンディングをCAMPFIREにて開始しました。

詳細URL：https://camp-fire.jp/projects/782505/view

福岡市で人気の登山場所である鴻巣山

鴻巣山（こうのすやま）は、福岡市南区長丘と福岡市中央区小笹の境に位置する、標高100.4mの山で1975年に緑地保全地区に指定されました。鴻巣山は福岡市内でも特に貴重な自然環境を持つ場所として知られ、遊歩道や登山ルート、展望台があり、住宅街の一角にある自然として、たくさんの市民の皆様に親しまれてきました。そんな「鴻巣山」の生態系が危機に瀕しています。

プロジェクト立ち上げの背景

近年、鴻巣山ではナラ枯れという病気が急速に広がり、この美しい里山の一部が失われる危機に直面しています。「ナラ枯れ」とは、森林病害虫であるカシノナガキクイムシが病原菌である「ナラ菌」を増殖させることで、水の吸い上げる機能を阻害して枯死させる樹木の病気です。ナラ枯れの木を放置すると、病害虫が伝染し周辺の木を新たに枯らしてしまい、枯渇した木は雨や風の影響を受けた場合に折れやすく、非常に危険です。今回、急速に進行する鴻巣山のナラ枯れに対処し、豊かな自然環境と森の生態系を守り、安心して鴻巣山を楽しんでもらうためにこのプロジェクトを立ち上げました。

資金の使い道

目標金額は300万です。ご支援いただいた資金は、ナラ枯れした樹木の伐採費用や薬剤による予防の費用、散策路の整備費用に充てさせていただきます。

今回のプロジェクトを通じて、さらに多くの方々にこの問題の重要性を知っていただき、鴻巣山を守るための本格的な対策を実施するための資金を集めたいと考えています。都会の住宅街に広がる里山にもこんなに豊かな自然の生態系が息づいていることを知ってもらい、百年、千年後のこども達にこの里山を残していきたと日々尽力いたします。