近畿大学経営学部生が敬老の日向け商品を和菓子店と共同開発 孫の写真がのし紙になる!3種の味のプリンどら焼きセット
近畿大学経営学部(大阪府東大阪市)キャリア・マネジメント学科准教授 松本 誠一ゼミは、京都府精華町の人気和菓子店「御生菓子司ふたば」と、「若者の和菓子離れを食い止める」をテーマに地域創生の取り組みを行っています。
令和4年(2022年)9月11日(日)から敬老の日である19日(月・祝)までの期間、敬老の日限定商品として共同開発した3種のプリンどら焼きセット「ぎゅっとどらやき」を、御生菓子司ふたば精華町店・城陽店にて100セット限定で販売します。
【本件のポイント】
●経営学部生が人気和菓子店と共に、昨年に続き敬老の日限定のどら焼きセットを共同開発
●「若者の和菓子離れを食い止める」をテーマに、地域に根付いた店舗と地域の特産品を使用した商品を開発し、地域創生をめざす
●学生は、商品企画から試作、パッケージ製作、販促まで手がけ、実学で商品開発を学ぶ
【これまでの取り組み】
経営学部の松本ゼミでは、「若者の〇〇離れを食い止める」を研究テーマとして、様々な企業や自治体とともに産官学連携の取り組みを行っています。その中で、学生から「和菓子は好きだが、店に一人で入るのはハードルが高い」という意見があり、令和3年(2021年)6月から、若者が親しみやすい和菓子及び店舗の開発・プロモーションに取り組んでいます。
若者が自ら和菓子店に足を運ぶきっかけとして、「『敬老の日』に孫と祖父母が時間や空間を共有するきっかっけになる商品」というコンセプトで人気和菓子店「御生菓子司ふたば」と商品企画を行い、昨年も敬老の日にあわせて限定商品「あのねどらやき」を販売し、たいへん好評を得ました。また、今年6月には、6月16日の「和菓子の日」の周知を目的に和菓子のPR動画を作成し、総再生回数が12,500回を超えています(令和4年(2022年)9月5日時点)。
Instagram:@matsumotozemi9
https://www.instagram.com/reel/Ce2gZUVDTXj/?igshid=MDJmNzVkMjY=
【本件の内容】
今年の敬老の日も、昨年に続き御生菓子司ふたばと共同で商品開発を行いました。
今年の限定商品は、プリンを挟んだどら焼き「ぎゅっとどらやき」です。"ぎゅっ"とプリンが詰まったどら焼きを、日頃なかなか会えない孫と祖父母が"ぎゅっ"とハグをするきっかけにしてほしい、という思いからこの商品名にしました。精華町の特産品である苺と、京都山城の特産品である抹茶を使用するなど、原材料選びから生地作り、パッケージデザインまで、すべてにこだわった商品です。学生は、のし紙などのパッケージデザイン、チラシ製作のほか、製造風景などを紹介するPR動画の製作など、販促活動にも携わりました。のし紙に思い出の写真やメッセージを添えて贈ることができるなど、学生視点のアイディアが満載です。
【商品概要】
商品名 :ぎゅっとどらやき
(プリンどら焼き3種セット、プレーン、いちご、抹茶)
販売日 :令和4年(2022年)9月11日(日)~19日(月・祝)
販売価格:1セット1,160円(税込) ※ 限定100セット
販売店舗:御生菓子司ふたば
精華町店(京都府相楽郡精華町祝園西1-40-4)
城陽店(京都府城陽市寺田樋尻69-72)
お問合せ:御生菓子司ふたば精華町店 担当:越田 耕平(店主)
TEL(0774)29-4529
【御生菓子司ふたば】
かつて四条堀川にあった銘店「京菓子司ふたば総本舗」から暖簾分けとして、昭和45年(1970年)に城陽市で創業しました。昔ながらの製法を守る和菓子から、斬新の創作和菓子まで、日々挑戦を続けています。
https://wagashi-futaba.jp/
【参加学生のコメント】
経営学部商学科3年 山本 三桜(ふたばプロジェクトリーダー)
「子供の頃から和菓子に触れる機会を作ることで、その魅力を若年層に届けられるのではないか」と考え、敬老の日の商品開発を提案しました。コロナ禍で祖父母と会う機会が少なくなった中で、この商品が家族団らんのきっかけとなり、記憶に残る素敵な時間を提供できれば嬉しいです。今後もプロジェクトを通じて若者に和菓子の魅力を発信し、すべての世代が和菓子の魅力を感じて共に楽しめるよう取り組んでいきます。
【関連リンク】
経営学部 キャリア・マネジメント学科 准教授 松本 誠一(マツモト セイイチ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1219-matsumoto-seiichi.html