ミュージカル「いのちてんでんこ」 東日本震災から8年半、102回目の月命日(2019年9月11日)に、 東北からいのちの伝言を届けます。

みんなのしるし合同会社は、東日本大震災以降、2013年より岩手県大船渡市を拠点として、三陸沿岸の被災者の方々の証言を基にしたミュージカル「いのちてんでんこ」を制作し、全国各地で上演を行ってきましたが、この度、単独での東京公演を行う運びになりましたことをお知らせいたします。

「いのちてんでんこ 」チラシ表

ミュージカル「いのちてんでんこ」は、今までに各自治体や文化庁との共催事業などのほか、高等学校の芸術鑑賞会などを重ね、6年間で47公演、のべ4万人の観客にいのちの大切さや「いのちてんでんこ」という言葉の持つ意味を伝えてきました。

東日本大震災から8年が経過し、災害の記憶の風化が叫ばれています。
特にここ数年は豪雨による被害が各地で発生し、日本においてどこに住んでいても、自然災害と向き合わずに生きていくことはできない状況です。
その中で、1人1人がいざ自然災害にあった時いかにして身を守るのか、そして、被災後の生活をいかにして立て直していくのかを考えることが必要になってきているのではないでしょうか。

「いのちてんでんこ」(別称:津波てんでんこ)とは、
地震がきたら津波が来る、てんでばらばらに他人にかまわず逃げろ、東日本大震災以降日本中の人々が知ることとなった三陸地方に伝わる言葉です。
作演出の前川十之朗は、2012年4月防災科学技術研究所の委託取材員、東大協力研究員として被災地に赴き、九死に一生を得た人たちの多くの証言を取材、それらのオーラルヒストリーをもとに舞台作品「いのちてんでんこ」は生まれました。
三陸沿岸の集落の取材を続けるうちに、コミュニティの繋がりを強固にしているのは祭の存在だと知りました。物語に三陸の郷土芸能のエッセンスを取り入れながら「いのちてんでんこ」は成長を続けています。

多くの関係者や出演者の「三陸の魅力としてこの作品を未来に繋げていきたい」という想いが結実し、今回東京で初の一般公演を迎えます。

作品概要

ミュージカル「いのちてんでんこ」(約75分)

公演日程

(1)9月10日(火)19:30*
(2)9月11日(水)14:00
(3)9月11日(水)19:00
開場は開演の30分前。(1)はアフタートークあり。
アフタートークゲスト:小岩秀太郎

料金

3,500円(前売)、3,800円(当日)

会場

座・高円寺2
東京都杉並区高円寺北2-1-2

チケット取扱い

チケットぴあ
電話予約:0570-02-9999 Pコード:496-137

WEB

http://inochi.xyz/pg55.html
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【文化庁委託事業「2019年度戦略的芸術文化創造推進事業」】アジア神々の系譜
主催:みんなのしるし合同会社、文化庁
協賛:ふるさと交流センター「三陸SUN」(高円寺南口徒歩5分)
   「三陸SUN」は三陸産の商品を中心に、こだわりの商品を陳列している
   アンテナショップ。「三陸SUN」にいくとチケット付属の引換券で
   三陸ふわとろめかぶスープを進呈!!
期間:2019年9月11日~10月11日

前川十之朗 プロフィール

福井県出身(1965年生まれ 53歳)
演出家、音楽プロデューサー、三陸国際芸術祭プログラムディレクター(2014~)、元東京大学協力研究員(2012~2014)、元防災科学技術研究所委託取材員(2012)
1987年から、音楽家として、フォーライフレコードなどに所属し、多くの楽曲を発表。2002年に、パフォーマンス団体「未國」を設立。演出・音楽・脚本を手がけ、身体と発声を組み合わせたユニークな演出は、作品と共に高く評価される。演出家として、2010年ベルリン市のアーティスト・イン・レジデンス助成を受け渡独。ドイツでの舞台活動中、東日本大震災の映像をみて、帰国を決意。
2012年4月に帰国し、そのまま三陸沿岸に入る。東京大学協力研究員および防災科学技術研究所専門員として、被災者を取材。それら証言をもとに創られたミュージカル“いのちてんでんこ”は、のべ4万人の高校生に観劇されている。現在は岩手県大船渡市に定住。三陸沿岸の地域文化を発信する会社“みんなのしるし”を設立し、沿岸を縦断しながら文化事業をおこなっている。

「いのちてんでんこ」チラシ裏
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