不動産賃貸トラブルの現場にいる司法書士が1億「総おひとりさま時代」を生き抜くヒントを書籍化

新刊『あなたが独りで倒れて困ること30』11月8日にポプラ社より発売

不動産賃貸トラブルの専門家として、住まいを中心に生活が立ち行かなくなった高齢者のサポートを20年以上続ける司法書士、太田垣章子さんの新刊『あなたが独りで倒れて困ること30』がポプラ社より11月8日に刊行されます。
「人生100年時代における家族に頼らないおひとりさまの終活」を本人の尊厳を大切にしつつ困らないように備える、という考えをもとに、著者自身の現場での多くの経験から選び抜いた「30のリスク」とその対策がまとめられています。

(目次より)
第1章 おひとりさまリスク 「お金の問題」
case2 認知症になってしまうと誰がお金の管理をするの?  
case3 自分の老後にいくらかかるか分からないからお金が使えないです……。

第2章 おひとりさまリスク 「住まいの問題」
case8 高齢になると賃貸物件を借りられないというのは本当ですか? 
case10 退職金を見込んでの家のローン。完済できるか不安です……。

第3章 おひとりさまリスク 「健康の問題」
case16 一人暮らしで、自宅で倒れた時のことを考えると恐ろしくなります。
case17 自分の介護認定なんてまだまだ先のことのようで何も考えられません……。

第4章 おひとりさまリスク 「家族の問題」
case23 「身元保証人」って連帯保証人と同じようなものだと思っていました……。
case24 自分で棺に入れないのは知っています。「死後事務委任契約」とはどんなものですか?

1億「総おひとりさま時代」がやってくる-少子高齢化の日本社会待ったなしの課題とは

厚生労働省が2023年7月4日に発表した国民生活基礎調査によると、単独世帯(世帯主が一人の世帯)は 1785 万2千世帯、全世帯の 32.9%、中でも、高齢者世帯は 1693 万 1 千世帯 、全世帯の 31.2%と世帯数、割合とも過去最高となっています。https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/dl/13.pdf
未婚率の増加や、核家族化の影響もあり、2040年には単独世帯の割合は約40%に達すると予測されています。
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/html/nd141110.html
結婚している方も、いつかは単独世帯になる可能性があり、単身老後を迎える時代となっています。「おひとりさまリスク」はいまや日本社会共通にあり「1億総おひとりさま時代」を皆が生き抜かねばならないことが想定されます。

高齢者単独世帯で起きていること

著者の太田垣さんが20年以上続けている、住まいを中心に生活が立ち行かなくなった高齢者のサポート現場では、様々な問題が起きています。
-年齢を理由に新しい住居が借りれず、現役時代のままの高い家賃の住宅に住み続けて、家賃滞納している人
-自宅で過ごしたいと施設入所を拒んでいたら、ゴミ屋敷になってしまった人
-持ち家はあるけれど、現金がなくて生活が苦しい人
身寄りがない高齢者単独世帯の困窮者のサポートは、行政でも整備が不十分なところが多く、ボランティアに頼っているところが多いのが実情です。
「自分の仕事ではないと分かっています。でもだからといって放置はできない」
そう言って身寄りのない高齢者の部屋に行き、熱中症にならないようエアコンをつけ、勝手に消さないようリモコンを持ち帰るケアマネジャー。時間外だからと、社用ではなく個人の携帯から連絡してくるケースワーカー。事故物件になって家主に迷惑をかけてはいけないと、毎日のように賃借人の様子を見に行き、誰もいないからと救急車に一緒にのってサポートしている福祉の人たち。
少子高齢化が進めば、こうした「善意の人の手」も足りなくなるのは目に見えています。

あなたが独りで倒れて困ること30のリスクと対策を事例と共に解説

本書では、「おひとり様」老後に備えて今からできることを、「お金」「住まい」「健康」「家族」の4つのテーマに分け、事例別に30項目で紹介しています。
何が問題で、何を決断する必要があるのか、どう備えるのか、30のリスクとその対策をポイントを押さえて解説。急速に高齢化が進む日本で「尊厳信託」という見地から、頼るべき親族がいない高齢者のサポートを行っている司法書士の著者ならではの体験とメッセージが込められた内容になっています。

書誌情報

出版社 ‏: ‎ポプラ社
発売日 ‏:‎ 2023/11/8
単行本 : ‎ 279ページ
定価:1,760円
ISBN:‎978-4591179697

著者プロフィール

太田垣 章子(おおたがき・あやこ)
OAG司法書士法人 代表司法書士。
専業主婦であった30歳のときに、乳飲み子を抱えて離婚。シングルマザーとして6年にわたる極貧生活を経て、働きながら司法書士試験に合格。これまで延べ3000件近くの家賃滞納者の明け渡し訴訟手続きを受託してきた賃貸トラブル解決のパイオニア的存在。常に現場へ足を運び、滞納者の人生の仕切り直しをサポートするなど、家主の信頼を得るだけでなく滞納者からも慕われる異色の司法書士でもある。
住まいという観点から、「人生100年時代における家族に頼らないおひとりさまの終活」支援にも活動の場を広げている。
また、「現代ビジネス」をはじめ各種媒体に寄稿、「日経xwoman」のアンバサダーに就任するなど、情報発信にも力を入れている。さらに、家主および不動産管理会社向けに「賃貸トラブル対策」や、おひとりさま・高齢者に向けて「終活」に関する講演も行い、会場は立ち見が出るほどの人気講師でもある。
著書に『2000人の大家さんを救った司法書士が教える 賃貸トラブルを防ぐ・解決する安心ガイド』(日本実業出版社)、『家賃滞納という貧困』『老後に住める家がない!』、『不動産大異変』(すべてポプラ新書)、共著に『家族に頼らない おひとりさまの終活』(ビジネス教育出版社)がある。
アップルシード・エージェンシー契約作家。