【北海道 東川町】第36回写真の町東川賞 授賞式を開催

東川町が授賞する「写真の町」東川賞

写真文化への貢献と育成、東川町民の文化意識の醸成と高揚を目的とし、これからの時代をつくる優れた写真作品(作家)に対し、昭和60年(1985年)を 初年度とし、毎年、東川町より、賞、並びに賞金を贈呈するものです。

東川賞の第一の特徴は、日本ではじめて自治体によって写真作家賞が制定されたこと。第二の特徴は、日本の写真作家賞が全て“年度”賞であるのに対し、国内、新人作家賞については、作品発表年から3年間までを審査の対象とし、作品の再評価への対応にも努めていること。第三の特徴は、海外の写真家を定期的に顕彰し、あまり知られていない海外の優れた写真家を日本に紹介してきたこと。また、顕彰を通じて海外の人々と出会い、交流し、平和への祈りと夢のひろがりを次の時代に託すことにあります。

各賞の対象については、国内作家賞及び新人作家賞は、前述の通り発表年度を過去3年間までさかのぼり、写真史上、あるいは写真表現上、未来に残すことのできる作品を発表した作家を対象とします。
特別作家賞は北海道在住または出身の作家、もしくは北海道をテーマ・被写体として作品を撮った作家、飛彈野数右衛門賞は長年にわたり地域の人・自然・文化などを撮り続け、地域に対する貢献が認められるものを対象とします。

東川町長が依頼するノミネーターにより推薦された作品を、東川町長が委嘱した委員で構成する[写真の町東川賞審査会]において審査します。

第36回写真の町東川賞

2020 年で 36 回目を迎えた写真の町東川賞の受賞作家は、ロシア・サンクト・ペテルブル ク在住のグレゴリ・マイオフィス氏が海外作家賞に、国内作家賞に東京都在住の長島有里枝 氏、新人作家賞に沖縄県在住の上原沙也加氏、特別作家賞に東京都在住の髙橋健太郎氏、飛彈野数右衛門賞に神奈川県在住の鬼海弘雄氏(2020 年 10 月 19 日ご逝去)にそれぞれ受賞 が決定いたしました。

本来であれば、2020 年夏に東川町の夏の一大イベントとして東川町 国際写真フェスティバルと共に授賞式を開催する予定でしたが、この度の新型コロナウイ ルス感染症感染拡大防止のため、2021 年 3 月に授賞式関連事業を延期し開催することとい たしました。

オープン初日には東川賞授賞式も開催し、受賞作家の皆様にもご来町いただき ます。5名の受賞作家作品展を存分にお楽しみください。

また東川町内各所にて、歴代東川賞受賞作家屋外写真展もスタート。
こちらは9月1日 までのロングランで開催予定です。

受賞作家紹介

〈海外作家賞〉 グレゴリ・マイオフィス

ロシア/サンクト・ペテルブルク在住
受賞理由:写真集『Proverbs』(Nazraeli Press, 2014)、「Mixed Reality」シリーズ(2018-)及び一連の作品に対して

〈国内作家賞〉長島有里枝

東京都在住
受賞理由:展覧会「長島有里枝 そしてひとつまみの皮肉と、愛を少々。」(東京都写真美術館、2017年)、「作家で、母で つくる育てる 長島有里枝」(ちひろ美術館、2018-19年)、「知らない言葉の花の名前 記憶にない風景 わたしの指には読めない本」(横浜市民ギャラリーあざみ野、2019年)ほか、一連の作品に対して

〈新人作家賞〉 上原沙也加

沖縄県在住
受賞理由:展覧会「The Others」(キヤノンオープンギャラリー1、INTERFACE - Shomei Tomatsu Lab.、2019年)に対して

〈特別作家賞〉 髙橋健太郎

東京都在住
受賞理由:写真展「赤い帽子」(ニコンサロン銀座、大阪、2019年)に対して

〈飛彈野数右衛門賞〉 鬼海弘雄

神奈川県在住
受賞理由:『PERSONA 最終章』(筑摩書房、2019年)、『PERSONA』(草思社、2003年)、『東京夢譚―labyrinthos』(草思社、2007年)、『東京迷路』(小学館、1999年)ほか、東京を撮り続けてきた作品に対して

会期

会期:2021 年 3 月 30 日(火)~5 日 5 日(水) 10 時~17 時
※3 月 30 日のみ 15 時 15 分~19 時
会場:東川町文化ギャラリー(北海道上川郡東川町東町1丁目19番8号)
入場料:100 円 ※中学生以下無料 / ※3 月 30 日・31 日は無料開放
主催:写真文化首都 北海道「写真の町」東川町

東川町国際写真フェスティバル公式ホームページ

主催

写真文化首都 北海道「写真の町」東川町
東川町写真の町実行委員会


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