「すもーく大豆 近豆版」限定販売 農学部の学生が大豆生産やパッケージシールのリニューアルを担当
近畿大学農学部(奈良県奈良市)は、奈良県平群町、豆腐工房 我流(奈良県平群町)と共同で開発した「すもーく大豆 近豆版(きんまめばん)」を、令和3年(2021年)1月30日(土)から数量限定で販売します。本商品は、昨年2月から3月に販売し好評を得たもので、2度目の販売となる今回は学生がパッケージシールのデザインをリニューアルしました。
【本件のポイント】
●農学部生がリニューアルしたパッケージシールを付けて「すもーく大豆 近豆版」を限定販売
●「アグリビジネス(農業関連産業)実習」の成果を産官学連携で商品化
●学生は農産物の生産から加工、流通、販売までを実学で学び、アグリビジネスのプロをめざす
【本件の内容】
近畿大学農学部農業生産科学科は、「アグリビジネス実習」(実習幹事:准教授 大石 卓史)の一環として、奈良県平群町、豆腐工房 我流と連携し、昨年「すもーく大豆 近豆版」という商品を企画・開発しました。「すもーく大豆 近豆版」は、フクユタカという品種の大豆を燻製にした商品で、燻製ならではの香ばしさと大豆の歯ごたえがやみつきになる一品です。おつまみにはもちろん、サラダとの相性も抜群です。好評につき再販が決定した今回は、アグリビジネス実習を受講している3年生が、原料となる大豆(品種:フクユタカ)を平群町で生産(植え付け・管理・収穫・調整)し、パッケージシールのデザインのリニューアルも担当しました。パッケージシールは、豆の文字を豆のイラストにして、全体的にシンプルにわかりやすく仕上げました。
【商品概要】
商品名 :「すもーく大豆 近豆版」(60g)
販売開始:令和3年(2021年)1月30日(土)※ 売切次第終了
価 格:250円(税込)
お問合せ:豆腐工房 我流(担当:河本)TEL(0745)45-3671
【販売店舗】
■道の駅大和路へぐり くまがしステーション
住 所:奈良県生駒郡平群町平等寺75-1
(近鉄生駒線「平群駅」から徒歩約10分)
営業時間:8:30~17:00 ※ 年末年始のみ休業
販売数量:100袋(予定)
■豆腐工房 我流
住 所:奈良県生駒郡平群町吉新1-3-10
(近鉄生駒線「平群駅」から徒歩約3分)
営業時間:10:00~17:00 ※ 月曜定休
販売数量:50袋(予定)
【平群町について】
平群町と近畿大学は、平成25年(2013年)に「アグリビジネス実習」に関する業務委託契約を締結し、農学部農業生産科学科の実習を平群町内に設置した実習圃場で行う等、農業・食品関連分野を中心とした連携を実施しています。平成29年(2017年)1月には包括連携協定を締結し、平群町の有する豊かな自然環境、歴史、文化と、14学部48学科を有する近畿大学の知見を生かして、まちづくりや文化学術振興等の様々な分野でのさらなる連携を進めています。
【豆腐工房 我流について】
平群町を拠点に、豆腐をはじめとした大豆加工品の製造・販売を行っています。平成22年(2010年)に豆腐の燻製に成功したのを皮切りに、地元の漬物屋とのコラボレーションによる豆腐の奈良漬や、奈良で生まれた醤糀(ひしおこうじ)を使った豆腐の発酵食品など、さまざまな創作商品を開発しており、揚げものや珍味を中心に、これまで世に送り出してきた加工品は10種類以上を数えます。
所在地 :奈良県生駒郡平群町吉新1-3-10
店 主:河本 学
創 業:平成25年(2013年)3月1日
事業内容:豆腐をはじめとした大豆加工品の製造・販売
URL :https://www.garyu102.com/
【アグリビジネスマイスター認定制度について】
時代の流れとともに農業やアグリビジネスの形態も大きく変わってきました。作物を作って終わりではなく、「いかに売れるものを作っていくか、付加価値を高めていくか」への発想の転換が求められてきています。そのような社会のニーズに応える人材の育成を目的に、近畿大学農学部農業生産科学科では、アグリビジネスマイスター認定制度を平成23年(2011年)4月に開設しました。生物現象の知識とともに、農産物の生産から加工、販売までをトータルに学修し、課程修了後に近畿大学農学部からマイスターの称号が与えられます。特徴的なカリキュラムとしては、アグリビジネス実習、アグリビジネス起業論、農業実習等が挙げられます。これまでに計221人を認定しており、卒業生は、自ら就農するほか、農協や農機具メーカー、食品会社などに就職し、農業やアグリビジネスに貢献しています。
【アグリビジネス実習について】
近畿大学農学部農業生産科学科では、アグリビジネスマイスター認定制度の一環で3年生を対象にアグリビジネス実習(通年)を行っています。本実習では、奈良県平群町の耕作放棄地を再生した圃場を中心に、農産物の作付け計画から栽培、管理、収穫、そして加工や販売までを一貫して学んでいます。令和2年(2020年)度は45人の3年生がアグリビジネス実習を受講しています。
【関連リンク】
農学部 農業生産科学科 准教授 大石 卓史(オオイシ タカフミ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1245-oishi-takafumi.html