[2024/2/5 ]  海上技術安全研究所が「船舶用CFDソフトウェアNMRI CFD 2023」をリリース

新機能として、船型最適化支援ソフトウェアAutoDesにおいてNURBSの処理を強化、収束判定機能ほか、複数の計算結果の集約機能も追加!

国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(東京都:三鷹市)では、船舶用CFDソフトウェア「NMRI CFD 2023」をリリースしました。  

主な新機能の概要は下記となります。

・船型最適化支援ソフトウェアAutoDesにおいてNURBSの処理を強化しました。

・重合格子生成システムUP_GRIDにおいて新たな格子生成機能を導入しました。

・重合格子対応ソルバーNAGISAにおいて収束判定機能を追加しました。

・計算レポート作成機能において複数の計算結果を定型レポートにまとめる機能を追加しました。

ご興味をお持ちの方はinfo2@m.mpat.go.jpまでご連絡ください。

 

CFDソフトウェアシリーズの一部を紹介します。

特徴:
構造格子による重合情報生成システム
格子生成プログラム UP_WING
格子変形/加工プログラム UP_MOD
重合情報生成プログラム UP_OVS plot3d
形式などによるデータ入力 CGNS形式の格子データを出力
重合関係の確認データ(Tecplot形式)を出力

特徴:
構造格子によるマルチブロック
非定常Reynolds Averaged Navier-Stokes (URANS)ソルバー
動的重合格子(UP_GRIDによる)を含む重合格子対応
有限体積法による空間離散化, 移流項はRoe法+MUSCLスキーム(3次精度)により離散化
速度場ー圧力場カップリングには疑似圧縮法を使用
陰解法によるtime advancement
自由表面モデルに界面適合法(1ブロック,トポロジー限定)と界面捕獲法(Single phase Level-set method)。
乱流モデルとして、1方程式モデル(Spalart-Allmaras)と2方程式モデル(k-omega BSL, SST)、代数型モデル(EASM)、壁関数モデル、粗度モデルを搭載。
抵抗・自航・斜航・旋回・姿勢変化(Sinkage&trim)・PMM・6自由度運動・自由航走の各ケースに対応
方向波を含む波浪モデルを搭載
格子変形+移動格子による運動計算
Multigrid法により高速化を実現
OpenMPでの並列処理による高速化を実現

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