700系リニューアル車両731号車「ノスタルジック731 改」の運行を2024年2月22日(木)から開始します

2024-01-19 14:00

 叡山電鉄株式会社(本社:京都市左京区、社長:豊田秀明)では、2018年より700系車両のリニューアルを進めており、この度、その6両目となる731号車の運行を2月22日(木)より開始します。
 主に1両編成で運用している700系車両は、当社で初めて冷房装置を搭載した車両で、1987年7月の運用開始から30年以上が経過したため、順次リニューアルを行っております。
 今回リニューアルした731号車は、リニューアル前の「ノスタルジック731(ななさんいち)」を継承し、1925(大正14)年の叡山本線開業当時に活躍していたデナ1型をイメージしたデザインとしながら、意匠を凝らした一灯式前照灯を車両前面に配置し、外観はマット塗色風の質感に仕上げ、重厚感や高級感を演出するなど、新たに生まれ変わります。
 開業100周年を2025年に控え、これまでの歴史に思いを馳せつつ、復刻版として新たに生まれ変わる「ノスタルジック731 改」に、どうぞご期待ください。

731号車リニューアルのイメージ

1.車両番号  
  731号車(700系 デオ730形)1両×1編成

2.運行開始日  
  2024年2月22日(木)
  修学院駅6時42分発八瀬比叡山口駅ゆき(出町柳駅からの初列車は
  7時18分発八瀬比叡山口駅ゆき)の列車から運行を開始します。
  なお、翌日以降のダイヤは未定です。

3.リニューアル内容
【外装デザイン】
叡山本線開業当時に活躍していたデナ1型をイメージしたデザインとしており、マット風の質感に仕上げ、重厚感や高級感を演出する緑一色の外観塗装としています。また、外板幕板部にはその当時の車両の特徴であった屋根色を模して鉛丹色塗装を施しています。また、意匠を凝らした一灯式前照灯を車両前面に配置しています。このほか、車番や社名の銘板には立体的な造作物を採用し、レトロ感を一層醸しだします。

【内装デザイン】
車内は大正時代の車両における標準的な仕様を再現。座席シートは赤色の布地を使用し、床は木目調のデザインを施しています。

【バリアフリーへの配慮】
八瀬比叡山口・鞍馬側のドア付近に車いす・ベビーカースペースを1か所設置し、スペース部の床敷物に明示するほか、優先座席を黄色とし、明確化を図ります。また、ドアの開閉表示灯、ドアチャイム、触知表示板を新設します。

【海外からのお客さまへの対応】
車外の行先表示器は日本語のほか、英語、韓国語(ハングル)、中国語(簡体字)の4か国語で表示します。

【SDGsの取り組み】
SDGsの取り組みとして、車内の照明、前照灯および尾灯、行先表示器にはLEDを採用することで省エネルギー化を図り、CO2削減を推進します。

(参考)
・「ノスタルジック731」について
「ノスタルジック731」は、1925年の叡山本線開業当時に運行していたデナ1型車両をイメージし、緑一色の外観塗装と木目を基調とした車内装飾を施した車両で、2015年9月27日の叡山電車開業90年を記念して運行を開始しました。
この「ノスタルジック731」という名前には、叡山電車が京都・洛北の地を走り始めてから90年の歴史に思いを馳せていただきたいという思いが込められています。

・700系車両について
700系車両は、1987年にデビューした両運転台車で、叡山電車初の冷房車です。ワンマン運転用として設計され、主に1両編成で運行しています。細かな仕様の違いにより、デオ710形(2両)、デオ720形(4両)、デオ730形(2両)の3種類に分かれています。
運用を開始した当時は「クリームとマルーン」の塗装でしたが、2005年より順次デザインを変更し、「新緑をイメージした黄緑」「山をイメージした緑」「川をイメージした青」「紅葉をイメージした赤」の4種類の帯色の車両が誕生しました。
運用開始から30年以上が経過したため、732号車は2018年に観光列車「ひえい」へ、722号車は2019年に沿線の神社仏閣をイメージした「朱色」、723号車は2020年に水が豊かな山紫水明の地をイメージした「青色」、712号車は2022年に人と森が調和する沿線の景色をテーマとした「緑」、711号車は2023年に比叡山の神秘的な森をイメージした「緑」のカラーリングへリニューアルを行いました。

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