オムニバス・ジャパンが制作した新宿東口の3D巨大猫の メイキングを解禁 ~何度もテストを重ねた制作秘話~

あらゆるジャンルの映像を手がける、株式会社オムニバス・ジャパン(本社:東京都港区・代表取締役社長:横内 伸明)は、東京・新宿で、今話題のスポット『クロス新宿ビジョン』のために制作した3D巨大猫のメイキングカットを、公開しました。

3D巨大猫のメイキングカット

今回の制作では、コンピューター上に『クロス新宿ビジョン』を設計し、事前にさまざまな検証を行っています。
公開したメイキングカットは、立体的に見える角度の検証や、猫の生態を踏まえた目(瞳孔)のサイズの検証、『クロス新宿ビジョン』の周囲の光源からの反射など細かくシミュレーションを行った中での一コマです。
特に目のサイズについては、制作チームで何度もテストを行い、現在放映中の『おはよう篇』『おしゃべり篇』『おやすみ篇』の3バージョンそれぞれで検証を行っています。

この巨大猫は、7月1日にプレ放送をはじめると、国内では類を見ない150m2超級の大型ビジョンの圧倒的なインパクトと愛くるしい猫のしぐさや表情が、クチコミで一気に広がりました。その人気は、日本国内だけでなく、海外メディアでも多数取り上げられています。
さらに、ミニチュア版『クロス新宿ビジョン』が制作されたり、漫画化されたりと「新宿東口の猫」をきっかけとした新たなトレンドが生まれています。

本作は、オムニバス・ジャパンのエグゼクティブクリエイティブディレクターの山本 信一が、『クロス新宿ビジョン』の湾曲したフォルムを活用したユニークな3Dコンテンツを、『クロス新宿ビジョン』を含んだ「クロス新宿ビル」を賃借するクロススペースからの依頼を受け、企画。

新宿クリエイターズ・フェスタ(2014)

山本は、メディアアーティストとしての顔ももち、クリエイティブレーベル「superSymmetry」の中心メンバーとしても活動。これまで国内外で作品を発表しています。
新宿の街を舞台に開催されるアートイベント「新宿クリエイターズ・フェスタ」では2013年から参加し、ネオンと街の喧騒、情報量のあふれる新宿の街頭ビジョンで、発光する色面のような作品を展開したり、伝統文化との映像コラボレーション作品を多数のビジョンで同時に発表したりしてビジョンと街の関わりをアートを通じて提案してきました。

また、リアルな猫の表現は、アジア全域版アカデミー賞である「第12回アジア・フィルム・アワード」で最優秀視覚効果賞を受賞した映画『空海−KU-KAI− 美しき王妃の謎』で、CGの主役である黒猫と虎のCGスーパーバイザーを担当した経験を持つ、青山 寛和を中心としたチームで手掛けました。音楽は、保護猫の活動も行う、音楽家のIntercity-Expressが担当しています。
新宿の街の特性と、猫の習性を知り尽くした猫好きのスタッフが集結して、新宿の街を見守り、街行く人が思わず足を止めて、いつまでも見ていられるような猫を目指しました。

『おやすみ篇』瞳のテスト

今後、新しいシーンの公開も予定されており、放映時間に合わせて変わる猫のしぐさや表情とともに、新宿の新たなシンボルとして愛される“地域猫”の姿に、今後もご注目ください。

スタッフリスト

企画制作 オムニバス・ジャパン
クリエイティブディレクター 山本 信一
プロデューサー 加賀美 正和
CGスーパーバイザー 青山 寛和
アニメーションスーパーバイザー 秋田 雄介
アニメーター 平松 達也
リギングアーティスト 山崎 崇
ルックデブアーティスト 西田 隆志
ライティング&コンポジットアーティスト 中江 昌彰
デジタルアーティスト 川島 優人
デザイナー 堅木 ゆり子
サウンドデザイン Intercity-Express
プロダクションマネージャー 岩田 亜衣理

クロス新宿ビジョン概要

所在地   : 新宿区新宿3-23-18 クロス新宿ビル屋上
放映時間  : 7:00~25:00(17時間放映保証)※24時以降無音放送
画質    : 4K相当
画角    : 16:7
サイズ   : 154.7m2(H 8.16m × W 18.96m)
画面仕様  : 6ミリピッチLED SMD仕様
放映開始  : 2021年7月12日(月)
ウェブサイト: https://vision.xspace.tokyo/
Twitter   : https://twitter.com/xspace_tokyo
ライブカメラ(YouTubeチャンネル): https://www.youtube.com/channel/UC8cnCaq-MquhsebMer9A9rQ

ビジョンに関するお問い合わせ

株式会社ユニカ
担当:藤沼
TEL :03-5292-3637

新宿東口の3D巨大猫
新宿クロスビル

オムニバス・ジャパンについて

1987年、日本初のデジタル編集室を備えたポストプロダクションとして設立。現在は総合デジタルプロダクションとして、映画、CM、番組、展示映像など多種多様な映像作品を世に送りだすとともに、既存メディアの枠を超え、球体映像、ドーム映像、AR/VRといった多方面の分野での技術開発、クリエイティブ制作を行っている。
昨年、アジア太平洋地域最大の広告祭「ADFEST 2020」において、日本のポストプロダクションとして初めて「PRODUCTION COMPANY OF THE YEAR」を受賞した。
オムニバス・ジャパン公式サイト: https://www.omnibusjp.com/

superSymmetryについて

企業モーションロゴを数多く手がけるクリエイティブディレクターで、メディアアーティストとして国内外で作品を発表している山本信一を中心に、映像ディレクター河上裕紀、クリエイティブテクノロジスト瀬賀誠一、音楽家/映像クリエイター大野哲二をパーマネントメンバーとして、プロジェクトによって、不特定のアーティストが流動的に交差するクリエイティブレーベル。
https://www.omnibusjp.com/supersymmetry/

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