「近大ICTスイカ」を使用したオリジナルスイーツを開発 東大阪市の人気洋菓子店が期間・数量限定で販売

近畿大学農学部(奈良県奈良市)農業生産科学科は、人気洋菓子店シェ・アオタニ(大阪府東大阪市)と共同で、学生が「なら近大農法」(ICT農法)で栽培した「近大ICTスイカ」使用のオリジナルスイーツを開発しました。「幸せを運ぶスイカケーキ」シリーズの第1弾として、令和7年(2025年)8月2日(土)から、「近大ICTスイカのショートケーキ」を期間・数量限定で販売します。
【本件のポイント】
●ICTを活用して栽培した「近大ICTスイカ」使用のオリジナルスイーツを人気洋菓子店と共同開発
●農学部キャンパス内のICT設置温室で、農学部生が「近大ICTスイカ」を栽培して収穫
●学生は、生産から商品化・販売までを自ら手がけることで、「実学」として農業の6次産業化を学ぶ
【本件の内容】
「近大ICTスイカ」を使用した「幸せを運ぶスイカケーキ」シリーズの第1弾として、「近大ICTスイカのショートケーキ」を、株式会社心花(ときめき)が経営する東大阪市の人気洋菓子店「シェ・アオタニ」で期間・数量限定で販売します。スイカのショートケーキは、ピスタチオのスポンジと生クリームで「近大ICTスイカ」をサンドし、トップにもスイカを飾って、贅沢に仕上げました。人工着色料や香料を一切使用せず、スイカそのものの味を楽しめるスイーツです。
このケーキに使われている「近大ICTスイカ」は、令和7年(2025年)6月から、近畿大学農学部農業生産科学科 教授 野々村照雄が中心となり、奈良キャンパス内のICT設置温室で農学部生とともに「なら近大農法」(ICT農法)を用いて栽培したものです。農学部生の手で育てたスイカとプロのパティシエの技が出会い、暑い季節にぴったりの特別なショートケーキが誕生しました。
近畿大学では、平成29年(2017年)4月から「近大ICTメロン」と「近大ICTトマト」、令和3年(2021年)9月からは「近大ICTイチゴ」の栽培にも取り組んでいます。ICT農法の栽培マニュアルは毎年、後輩の農学部生へと引き継がれており、学生らは農作物の生産から商品化・販売までを自ら手がけることで、農業の6次産業化を「実学」として学んでいます。
【開催概要】
商品名 :近大ICTスイカのショートケーキ
販売開始:令和7年(2025年)8月2日(土)10:00開店
販売店舗:シェ・アオタニ
(大阪府東大阪市西石切町1-5-37 ベルデ石きり1F、
近鉄けいはんな線「新石切駅」から徒歩約5分)
価格 :702円(税込)
個数 :1日24個限定(予定)
※販売期間は約1週間を予定しており、スイカがなくなり次第終了となります。
※スイカの成熟具合により、1日あたりの販売個数が変更となる場合があります。
お問合せ:シェ・アオタニ TEL(072)982-7546
【株式会社心花】
所在地 :大阪府東大阪市西石切町1-11-1
代表者 :代表取締役 青谷展行
創業 :平成10年(1998年)8月26日 西洋浪漫菓子シェ・アオタニ
会社設立:平成21年(2009年)5月8日 株式会社心花
事業内容:洋菓子、和菓子製造販売
従業員数:40人
資本金 :300万円
ホームページ:https://www.chez-aotani.net/
【なら近大農法(ICT農法)】
なら近大農法は、農作物の栽培に必要な温度調整などの管理機能にICT(情報通信技術)を導入することで、農作業の自動化を実現し、農業初心者でも容易に栽培管理ができるようにしています。土壌センサーと日照センサーを連動させた装置により、作物に水分と液肥が自動的に供給されます。これらの情報は蓄積され、スマートフォンなどを通じて遠隔地からも確認することが可能です。また、ハウス側窓の自動巻き上げ機は温度センサーと連動しており、ハウス内の温度を一定に保つために自動で開閉が行われます。このような完全自動化された肥培管理システムの導入により、農作業の時間を大幅に削減できるだけでなく、水や液肥の使用量も抑えられ、収穫量の増加と品質の安定が期待されます。
【関連リンク】
農学部 農業生産科学科 教授 野々村照雄(ノノムラテルオ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/162-nonomura-teruo.html