将来、医療従事者になる学生に向けて、感動の涙でストレス解消させる、「なみだ先生」こと感涙療法士の吉田英史が東海大学主催の「涙活(るいかつ)」セミナーを東海大学湘南キャンパスで11月14日に実施

「泣く」ことは「笑い」や「睡眠」よりもストレス解消に有効とされています。「涙活(るいかつ)」では意識的に涙を流すことで心身を整え、ストレス解消を図ります。そのような「涙活」のセミナーを東海大学湘南キャンパスで、健康学部等の将来、医療従事者になる学生に向けて、「なみだ先生」こと感涙療法士の吉田英史が2023年11月14日に実施します。

通称「なみだ先生」として、企業・自治体・教育機関・医療機関・福祉施設向けの「涙活」(るいかつ)セミナーなどを手がけている、感涙療法士の吉田英史は、2023年11月14日(火)17:15~18:30に、将来の医療従事者を目指す学生に向けて、東海大学主催で、「涙活」セミナーを実施します。

■医療従事者のストレス状況

医療従事者はストレスを感じる機会が多いイメージですが、他の職業と比べてどれほど精神的に疲弊するのでしょうか。厚生労働省が公表する「精神障害に関する事案の労災補償状況(令和3年度)」によれば、医療業は全業種のうち2番目に精神障害の労災支給件数が多いとされています。他の職業と比べてもストレスフルであることが分かります。具体的内容としては、仕事内容による緊張感(例. 人命に関る仕事など)、チーム医療に関すること(例. 看護師等に対する医師の理解不足など)、労働環境に関すること(例. 時間に追われる仕事、仕事量が多く時間外勤務が多い、交代制勤務で生活が不規則になるなど)、患者・患者家族との関係に関すること(例 無理な要求をされる、威圧的な態度を取られるなど)などさまざまなものが指摘されています。心身の健康に影響を及ぼす過重労働の原因としては、主に労働時間が問題視されていますが、医療職においては、労働時間以外にもこのようなさまざまな要因により過重な労働が生じる可能性が考えられます。近年では会社が従業員のためにストレスマネジメントと呼ばれるストレスへの適切な対処法や防止策を講じるようになってきています。その一つの方法として「涙活」は有効だと考えられます。

看護研究学会で涙活の講演会 「感涙療法とは何か」
日本赤十字看護大学で看護師や看護学生に向けて涙活講座
オンラインでも医療従事者に向けて涙活セミナーを実施

■泣く活動「涙活(るいかつ)」について

涙活とは意識的に泣くことでストレスを発散する方法です。涙を流すことによって自律神経が緊張や興奮を促す交感神経から、脳がリラックスした状態である副交感神経が優位な状態へとスイッチが切り替わります。交感神経とは身体を動かしたり、緊張したり、ストレスがかかっている時に働く神経です。一方、副交感神経は寝ている時やリラックスしている時、体力を回復する際に働きます。通常起きている時には交感神経が優位に働いていますが、泣くとリラックスしている時と同じ副交感神経が優位な状態になります。すると脳も癒され精神的なストレスまでもが解消されていきます。またストレス解消の効果だけでなく、心の混乱や怒り、敵意も軽減することが研究で明らかになっています。

共感して涙が出る仕組み
自律神経が副交感神経が優位な状態に。一週間ストレス解消効果が持続。
ストレスホルモン「コルチゾール」の数値が涙活で大幅に減少
涙活によって、ストレスが解消するだけでなく、心の混乱や怒り、 敵意も改善することがPOMSテストでわかっています。

■涙活セミナー概要

日時:
2023年11月14日(火)17:15~18:30

会場:
東海大学湘南キャンパス14号館208教室
(神奈川県平塚市北金目4-1-1)

主催:
東海大学

内容:

①涙の効能についての講義
なぜ泣くとストレス解消になるのかを医学的エビデンスに基づいて解説します。
【ポイント】講義で「泣いてはいけない」という思い込みを外し泣きやすくします。

②感涙動画上映、絵本の読み聞かせ、手紙文の朗読
さまざまなジャンルの2~3分の短い映像を複数鑑賞してもらったり、絵本の読み聞かせや手紙文の朗読で涙を流してもらいます。
【ポイント】ジャンルは、家族モノ、恋愛モノ、友情モノ、動物モノ、アスリートモノと多彩。どれかに人は泣きます。

③泣ける話創作ワークショップ
参加者にはこれまで仕事中にあった泣ける感動エピソードを書いて発表してもらいます。
【ポイント】多くの人が発表しながら泣き出し、それを聞いてる周りの人も号泣します。

④涙友タイム
涙活体験の気づきや感想、どこで泣いたのか、なぜ泣いたのかを参加者同士で共有します。
【ポイント】泣いた理由を述べるには、その人自身の体験に即して話が出てきます。それを聞いて泣き出す人が続出します。

⑤感涙療法士という資格についての解説
涙活という手段を使って心の健康をサポートする新しい医療職「感涙療法士」について話します。
【ポイント】対人援助職である医療従事者が新しい視点を得られます。

<吉田 英史(よしだ ひでふみ)プロフィール>

1975年生まれ。早稲田大学で心理学、教育学を学び、同大学院で人材マネジメントを研究。高齢者福祉施設、学校勤務を経て、現職に。高校教師時代に相談に来る生徒たちを見ていて相談中に泣き出す生徒ほど早く立ち直っていくことから「涙は人をスッキリさせて立ち直らせる効果がある」ことに注目していた。2013年から「涙活」をスタート。認定資格「感涙療法士」を医師、脳生理学者で、東邦大学医学部名誉教授の有田秀穂氏と創設。感涙療法士として、教育機関(生徒・先生・PTA向け)、医療機関(医師や看護師等の医療関係者向け)、福祉施設(利用者、職員向け)、企業、自治体において、涙活講演会やワークショップを実施。また『涙と旅カフェあかね』という泣けるカフェや『鎌倉涙活ツアー』という泣けるツアーもプロデュース。精力的に「涙活」を使ったサービスも展開中。他には二ヵ月に一回、感涙療法士認定講座を有田氏と実施。現在290人の感涙療法士が日本各地で活躍している。
通称「なみだ先生」。主な著書に『涙活力 るいかつりょく』(玄文社)。

なみだ先生こと感涙療法士吉田英史氏の著作『涙活力 るいかつりょく』

▼ なみだ先生HP:
https://www.tearsteacher.com/

▼ 涙活HP:
https://www.ruikatsu.net/

▼ 感涙療法士認定講座HP:
https://www.ruikatsu.net/kanruiryohoshi

【涙活 参考WEB記事】

・鎌倉で「涙活」ワークショップ 泣いてすっきり、ストレス解消 (2022年7月15日 鎌倉経済新聞)
https://kamakura.keizai.biz/headline/487/

・泣いてストレス解消 なみだ先生、吉田英史さんが講演 糸魚川市社協「涙活」講演会(2022年7月18日 上越タイムス)
https://digital.j-times.jp/Contents/20220717/fe982271-39a6-47b9-8b22-555868cd5e2a

・「40代以上の男性を泣かせたい」 都内開催の“涙活セミナー”に記者が参加、会場で見た意外な光景とは?(2021年7月21日『アーバンライフメトロ』)
https://urbanlife.tokyo/post/62034/

・自分の「泣きのツボ」を知り、1週間に1回、涙を流そう (2020年2月18日『THE21オンライン』 メンタルヘルス特集)
https://shuchi.php.co.jp/the21/detail/7329

・泣くほどストレスに強くなる?「涙活」の魅力(2019年7月15日『商業界ONLINE』 サッポロビール社で社員に向けて涙活セミナー)
https://news.line.me/issue/oa-shogyokaionline/13430eac00d8

・30年泣いていなくても3秒で泣く方法教えます(2021年6月4日 『PRESIDENT 【プレジデント】』)
https://bit.ly/3TiszIr

【涙活 参考YouTube映像】

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