大塚明夫登壇「ゾロはカッコよさを煮詰めた結晶」 日本初放送ドラマ「ZORRO」試写トークイベントレポート BS12で10月6日(日)放送スタート

全国無料放送のBS12 トゥエルビ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:降籏邦義)は、10月6日(日)から始まるスペイン制作連続ドラマ「ZORRO」の日本初放送に先立ち、大塚明夫さんを迎えて試写トークイベントを開催いたしましたので、その模様をお伝えします。

日本初放送ドラマ「ZORRO」試写トークイベントに登壇した大塚明夫
(左から)ジャガモンド斉藤、大塚明夫

1.試写トークイベントレポート

大塚明夫がゾロの魅力を語る!BS12『怪傑ゾロ特集 Z』日本初放送ドラマ『ZORRO』

2024年10月6日(日)よりBS12にて独占日本初放送となる新作ドラマ『ZORRO』。その放送を記念し、BS12では『怪傑ゾロ特集 Z』と題して、『ZORRO』のほかに10月5日(土)から放送直前特番や、アントニオ・バンデラス主演の映画『マスク・オブ・ゾロ』と映画『レジェンド・オブ・ゾロ』も放送される。

その特集に先駆け、『ZORRO』試写トークイベントが9月26日(木)に東京・ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催され、『マスク・オブ・ゾロ』と『レジェンド・オブ・ゾロ』にてアントニオ・バンデラスが演じるゾロの吹替えを務めた声優・大塚明夫がゲストとして登壇した。

試写トークイベントがスタートすると、お笑いコンビ・ジャガモンドのジャガモンド斉藤によるMCの紹介で、快傑ゾロをほうふつとさせる黒のコーディネートで身を包んだ大塚がゾロのような高笑いを上げながら登場。

大塚は、会場の観客に向けて「どうもはじめまして。快傑ゾロ、ナガネギマンの大塚明夫です」と、アニメ『それいけ!アンパンマン』でも快傑ゾロをモデルとしたナガネギマンの声を演じていることにちなんで笑いを誘うと、続けて「40歳くらいの時に『マスク・オブ・ゾロ』を吹き替えたので、それからずいぶん経つのですが、その間ずっとナガネギマンをやっているものですから、いつもゾロをやっているような気がして、他人とは思えないという不思議な関係がゾロと僕にはあるんです」と笑顔で挨拶を行った。

「あのカッコよさが強烈」初めての“怪傑ゾロ”の印象

最初のトークテーマとして、初めて“怪傑ゾロ”に触れた思い出を尋ねられた大塚は、「幼稚園の頃に、まだテレビが白黒だったんですけど、ドラマシリーズで『快傑ゾロ』が放送されていたんですよ。マントに覆面と帽子、そしてサーベルで華麗な剣さばきを見せての戦い、馬に乗ってポーズを取る。あのカッコよさが強烈に印象に残っているんです。なので、『マスク・オブ・ゾロ』の吹替えをした時に『快傑ゾロだ!』と、なんだかワクワクした覚えがありますね」とガイ・ウィリアムズ主演のドラマ『快傑ゾロ』の思い出を披露。

そして、『マスク・オブ・ゾロ』と『レジェンド・オブ・ゾロ』の魅力を、「やっぱりアントニオ・バンデラスという人はうまい役者さんなんですよ。馬に乗ってどう見せるとカッコいいかとか、振り返り方をどう見せるとカッコいいかというのをすごく分かっているんです。もういちいち格好をつけてくるんですけど、それがちょっと腹立つぐらいにカッコいい(笑)」と解説した。

さらに、当時の吹替え収録について「先代のゾロをアンソニー・ホプキンスが演じていて、訓練のシーンでゾロをビシビシとしごいて教えてくれるんですけど。その声を青年座の津嘉山正種さんという先輩が演じておられましたよね」と思い返し、「先代のゾロはもう年を取っているんですけど、これもまためちゃくちゃカッコいいんですよ。アントニオ・バンデラスが食われちゃっているぐらい(笑)。お芝居もアンソニー・ホプキンスは名優中の名優だし、吹替えの津嘉山さんも、お手本に思っている先輩の1人なんですけれど、素晴らしいお芝居でした。それがすごく印象に残っていますね」と振り返った。

そんな津嘉山と自分を比べて、「当時の津嘉山さんは今の僕より若いので、自分はなんてダメなんだろうって思っちゃう(笑)。あの時の津嘉山さんに迫れているのかと思うと、ちょっとへこむんですよね」と苦笑いを見せた。

ゾロは「カッコよさを煮詰めた結晶」

『マスク・オブ・ゾロ』と『レジェンド・オブ・ゾロ』の印象について、大塚はコメディー感も楽しいと答えながら、「どれもこれも印象に残っているんですけど、やっぱり華麗に高いところから飛び降りて見せる剣さばき、決まった時のポーズ、これがいちいち連続で来るのがカッコいい。カッコよさを煮詰めた結晶みたいな感じじゃないですか。」と語った。

加えて、見どころとして、「痛快な物語で、時代劇のように強いお侍が悪い人をみんなやっつけるみたいな典型的なパターンではあるんですけど、それでもあまりのカッコよさに『参りました!』というくらい格好をつけてくるところですね」と改めて“カッコよさ”を強調した。

話題が声優としての仕事に対するこだわりとなると、大塚は「吹替えやアニメーションとか多岐にわたるんですけど、吹替えではその人が日本語でしゃべったらどうだろうなということを考えています。その人から出てきそうな音、しゃべり方、その辺をスポイルしないように、むしろカリカチュアのように際立たせるように心がけていますね」と明かし、アントニオ・バンデラスを吹き替える時の芝居については「目の使い方というか、伏せたまつげからパッとターゲットをロックオンした時の目みたいな。そういう芝居がとてもうまいので、そこが生きるように芝居をしたいなというのがあります」と説明した。

お悩み相談にゾロが回答!? 『なりきり!ゾロアンサー!』

トークイベントの後半では、大塚が事前に募集されたお悩み相談に『ゾロならこう答えるかも』というマインドを降臨させた上で、ゾロとして回答するという『なりきり!ゾロアンサー!』コーナーも行われた。

「ダイエットや貯金など、すぐに結果の出ない目標に対して、どうも頑張る気力が湧きません。どうしたらよいでしょうか?(30代・男性)」という相談に、大塚は「若い感じですよね。ということは、ダイエットできたら美しい女性が自分を待っているという風に考えれば、気力が湧くと思う」とプレイボーイ感のあるゾロらしく答え、「そして貯金ができない場合は、将来の自分に仕送りをしていると思えばいいんじゃないかな。将来に何かを始める時に、種銭がないと困るじゃない。30代、もうそろそろ将来の自分に投資として仕送りを始めてもいい年ですよね」と大人感を出しながら回答。

一方で、“大塚明夫”として相談に乗るならばと質問されると、「別に太ればいいじゃん(笑)。どっちみち選択しなきゃいけないわけだから、食べたいのを選択したなら、その選択をした自分を認めてあげればいいんじゃないですかね。お金もあるだけ使っちゃえばいいんじゃないですか(笑)」との回答に、MCの斉藤から「ゾロと真逆じゃないですか!」とツッコまれ、会場も笑いに包まれた。

続いて、「会社の上司に気に入られやすく、よく飲みに誘われるのですが、正直行きたくないときが8割ぐらいです。普段の態度や接し方を変えた方がいいのでしょうか?(30代・男性)」という相談には、大塚は「ゾロとして答えるなら、別にその会社で嫌われようが自分のやりたいようにやればいいんじゃないですか。自分が自分であることが1番大切だと思います」と信念を持って戦うゾロらしく回答。

しかし、“大塚明夫”としての回答としては、「そうやってツッパってると、お仕事がだんだんうまく回らなくなっていくと思うので、なるべく、自分のメンタルが大丈夫なところを探って、それでなるべく愛想よく皆さんとお酒を飲んで、楽しく生きた方がいいんじゃないですか(笑)」との現代社会の大人的な回答に、会場からも笑いが起こった。

そして、『ZORRO』の試写会がスタート。集まった観客は、トークイベントで大塚の語った“快傑ゾロ”の魅力と世界に浸りながら、2024年によみがえった新たな“快傑ゾロ”の物語を堪能していた。

2.<日本初放送>スペイン制作連続ドラマ「ZORRO」概要

映画「マスク・オブ・ゾロ」「レジェンド・オブ・ゾロ」のスタッフがおくる、新たな正義の象徴 “怪傑ゾロ”。

19世紀のカリフォルニアを舞台に、新世界を象徴するメスティーソ、ディエゴ・デ・ラ・ベガが、ビクトリア総督に虐げられた民衆を守る覆面剣士ゾロとして活躍する姿を描く。アントニオ・バンデラス主演の大ヒット作「マスク・オブ・ゾロ」「レジェンド・オブ・ゾロ」の制作陣が、スペインのスター、ミゲル・ベルナルデアウを主演に迎え製作された活劇譚。2024 年1月より北米・スペイン語圏の Amazon prime video で公開。BS12での日本独占初放送となる。[BS編集版]全4回(英語・日本語字幕)

【ストーリー】
19世紀、スペインのマドリード。軍の訓練を受けていたディエゴ・デラベガの元に、一通の手紙が届く。それは、父 アレハンドロの訃報を知らせるものだった。半年後、ディエゴは父を殺した犯人への復讐を胸に、カリフォルニアへ数年ぶりの帰郷を果たす。地元新聞は、アレハンドロは“ゾロ”に殺されたと報道しており、それが公式見解とされていた。しかし、弱き者を守るゾロが父を殺す理由がないと戸惑うディエゴに、使用人のベルナードは、“襲ってきたのはゾロではなく覆面を被った者たちだった”と話す。なぜゾロが犯人とされたのか、そこから探ろうとするディエゴだったが、ある夜、不思議なキツネに導かれた先で待っていたのは、思いもかけない者だった。

【スタッフ】
製作・脚本:カルロス・ポルテラ、製作総指揮:アンジェラ・アグド、デヴィッド・コタレロ、ジョン・ガーツ、アンディ・カプラン、デヴィッド・マルティネス、グレンダ・パカニンス、セルジオ・ピゾランテ、カルロス・ポルテラ、ヘスス・トーレス・ビエラ、監督:ハビエル・キンタス、ホルヘ・サーヴェドラ、ホセ・ルイス・アレグリア、撮影:ミゲル・レアル、撮影:ジョニー・イエブラ、音楽:イヴァン・M・ラカマラ、アルバロ・ペイレ

【キャスト】
ミゲル・ベルナルデアウ、レナタ・ノトニ、ロドルフォ・サンチョ、ダリア・シウコアトル、エミリアーノ・スリータ、パコ・トウス ほか
コピーライト:© 2023 SECUOYA FICCION S.L. / ZORRO LA SERIE S.L.

■番組HP:https://www.twellv.co.jp/program/drama/zorro-z/

3.放送スケジュール

《怪傑ゾロ特集Z》「ZORRO」の日本初放送を記念して、“怪傑ゾロ”作品を一挙に放送!

10/5(土)よる7時~ 放送直前特番 怪傑ゾロ特集Z!
10/5(土)よる7時20分~ 映画「マスク・オブ・ゾロ」
10/6(日)夕方6時30分~ 映画「レジェンド・オブ・ゾロ」
10/6(日)よる8時59分~ ドラマ「ZORRO」第1章[BS 編集版]
10/13(日)よる7時~ ドラマ「ZORRO」第2章[BS 編集版]
10/20(日)よる7時~ ドラマ「ZORRO」第3章[BS 編集版]
10/27(日)よる7時~ ドラマ「ZORRO」第4章[BS 編集版]

© 2023 SECUOYA FICCION S.L. / ZORRO LA SERIE S.L.
© 2023 SECUOYA FICCION S.L. / ZORRO LA SERIE S.L.
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